Shooting Stars - 美しい星空の元で

天体写真を中心としたブログです。

朧滝、南会津遠征

先週から今週にかけては天候に恵まれ、多くの方が遠征されたのではないでしょうか。
私も例外ではなく、木曜日(12日)に朧滝に、土曜日(14日)に南会津に遠征してきました。

木曜日(12日)
仕事を定時で切り上げ、急ぎ朧滝へ。
車に乗るときに空を見上げると曇っていましたが、まあ晴れるだろうとあまり気にせず。

19時過ぎ、先客が一人。
天気は予報に反して曇り…

嫌な予感はしましたが、メインはテストなのでまあいいかと。
とはいえやることもないのでご挨拶。

自己紹介するとお会いするのは初めて、どうも大宮から来られたそうで。
話しているうちに晴れてきたので、一応機材を展開。
_DSC0013_00001

テストはまあNGでしたが、それなりに収穫も。
またもや曇ってきたので機材をご紹介いただきつつ、私の機材も見ていただきました。
ちょうど銀平君を持ってきていたので彼からもご挨拶。



22時半過ぎ、翌日は仕事ですし天気もダメなので撤収。
他の場所で観測していた方々も曇られたようで…
ヤンマーに行って気を落ち着かせます。
_DSC0018_00001



土曜日(15日)
最近見たことがないような、素晴らしい予報
何処に行っても晴れそうですが、せっかくの新月の土曜夜、
かつまだ雪は降っていない季節ですので、気合を入れて南会津まで遠征することに。
トイレ完備ですので、妻同伴でも安心です。

出発は予定より遅れて15時45分、下道を130㎞ほど、3時間ひた走り目的地へ。
ここに来るのは5年くらいぶりですね。

以前より有名になったのか、駐車場にはかなりたくさんの車が。
時期的・場所的にもクマが怖かったのですが、にぎやかでしたしちょっと一安心。


天気は完璧と言っていい空
この晩は今年で一番多くの天文屋が遠征していたんじゃあないでしょうか。

夕暮れ直後は明るいなぁという印象でしたが、時間が経つにつれて
どんどん暗くなっていきました。やはり丘よりは一段暗いですね。


撮影のほうは銀平君をセットしてアイリス星雲を狙います。
ここは湿度が高いイメージで、ちゃんとしたフードを作っていない銀平君は
結露すると予想し、途中でVC200Lへの交換をもくろみます。

結果的には夜露は全くなく、筒は問題なく撮影できる状態でしたが
高度が低くなってきたのと、風がないのでVC200Lへチェンジ。

VC200Lではウルトラマンを。
自動導入が上手く働かず、手動での導入でしたが何とか撮影開始。

せっかくの空ですが全天魚眼を忘れたので、20㎜レンズでパノラマ撮影を。
_DSC0083_00002_stitch-2

銀色の車がわが愛車のスバル・エクシーガで、赤い車はお隣さん。
久々にパノラマ撮影してみましたが中々いいものです。地面まで
たくさん入れられるのが良いですね。
肉眼では見えませんでしたが、結構大気光出ています


撮影のほうはまずまず順調。
明るくなるまでずっと撮影できました。
_DSC0122_00001-復元



あまりに眠かったので5時半に睡眠、9時半に起きたら
かなり暖かくなっていました。

帰りは道の駅でそばをすすり、下道は面倒なので高速で帰宅。
_DSC0145

来月になったら南会津は無理だと思うので、雪が降る前に
久々に遠征出来たのは収穫でした。
画像処理は未着手ですが、ぼちぼち始めていかないと…







VC200Lことはじめ その1 鏡筒編

直焦点撮影をする際に、鏡筒はVC200Lの最大の問題といいでしょう。
純正では鏡筒と同じ長さのアリガタがついていますが、
筒がベコベコ過ぎます。

1800㎜直焦点で撮影するには全く剛性が足りません
観望や惑星撮影では問題ないと思いますが、まずはここから手を加えます。

1) 鏡筒バンド
鏡筒径はR200SSと全く同じΦ232㎜ですので、
鏡筒バンドはR200SSに付属のものと共通です。

2本一組ですので、くれぐれも2つ買わないように…


定価は12000円(税抜)でリーズナブルですが、
ヨドバシではポイント込みで10380ですので実質1万円弱とお買い得です。



2) プレート(赤道儀側)
最初はビクセン互換のアリガタでいいかなぁと思っていましたが、
磯じいさんからロスマンディ互換に交換したとの情報をいただきました。

で、買ったのがこちら。長さは30cmにしましたが、


40cmも売っています。

後述していますが、オフセットして取り付けるので意外と短いんですよねぇ。


ただ、確かにアリガタの幅が広いほうががっちりと固定できますが、
残念ながらビクセン純正の
鏡筒バンドは幅が足りません
図にすると下のようになります。

鏡筒バンド2

せっかくの幅広バンドですが、鏡筒バンドの接触面が小さすぎて意味がありません

理想的にはアリガタと鏡筒バンドが一体になっている形状か、
または鏡筒バンドがフラットになっていて、アリガタと幅が一緒のものです。

VC200L用でそういったものはない(←あります)と思っていますが、他鏡筒なら
例えばK-Astecさんのバンド。



こういったものがあればいいのですが…ないものは仕方がない。

以下、11/9追記--------------------------------
マルさんから教えていただいたのですが、ε180EDと鏡筒径が共通だそうです。
よって、タカハシ純正のバンドが使えます。


そして、そもそもVC200Lでも使えると書いてある鏡筒バンドが
三基光学館さんで売っていますね…

これにロスマンディアリガタを組み合わせるのが正しいやり方かと。
アリガタプレートとトッププレートも含めると、お値段は6万円くらいしますが…

追記終わり--------------------------------

で、ごり押しですが下記のようにしました。
鏡筒バンド_1

鏡筒バンド_2


実際には、アリガタに最初から空いている穴を活用して取り付けました。
P9300029

アリガタの中央には丸穴が空いているのですが、その両側には長穴が空いているので
そこに2本ねじを入れています。長穴はねじが切っていないので、アリガタの裏側から
ナットで止めています。
ねじ頭が鏡筒バンドを傷つけてしまいますが、気にせず力任せに締め付けます。

ただ、ねじの長さが非常にシビアです。
短すぎると鏡筒バンドとねじが接触せず無意味で、
長すぎるとプレートから頭が飛び出し、鏡筒を取り付けるときに邪魔になります。

25㎜では短すぎ、30㎜では長すぎました
仕方なく、割高ではありますがモノタロウから27㎜のねじを買いました。


↓下ページから1㎜刻みでねじが買えます。困ったときは助かりますね。




3) プレート(上側)
2本の鏡筒バンドの幅は下側のプレートに依存します。
下側のプレートに合わせて自由に変更できたほうがいいと思い、
厚さ10㎜、幅100㎜、長さ250㎜のアルミフラットバーを購入しました。

まずは下側のプレートと鏡筒バンドを組み立てて位置を決め、
手持ちのボール盤で穴をあけていきます。
P8100002

上側のプレートも下側のプレートと同じように、鏡筒バンドを2か所から締め付けます
そのためにねじを切っておきました(ブレブレですみません)。
P8100005

さらに、親子亀方式でガイド鏡を付けるためのロングアルカスイスバンドも。
バンドは裏からカメラねじ(W1/4)で固定しています。
P9300031


4) オフセット量
今までの改造の結果、以下のようになりました。
鏡筒の後端よりも5㎝くらいまで筒を下げることができます。
これならバランスが合わないということはないでしょう。
その分、鏡筒バンド間の距離は短くなっているので、ガイドには不利ですね。
_DSC1559
ただ、アリガタを長くしてバンド間距離を延ばすと、その分トッププレートの
長さも長くなって重くなるので、このくらいのほうが良いのかもしれません。

ちなみに、前後間違えるとこうなってしまいます。
_DSC1556


5) 断熱
以前こちらで話題になっていましたね。


効果のほどは検証しないといけませんが、今よりも悪くなることはないでしょうから
何かでもらった防災シートを貼り付けました。こんなのです↓


今までのところ、遠征しても鏡筒にべっとり夜露がつくことはありません
多少なりとも効果はあるのかもしれませんね。



とりあえず鏡筒編はここまで。次は赤道儀編です。

VC200Lことはじめ その0

最近はVC200Lでの撮影がメインとなっています。
まだまだ完璧なシステムとは言えませんが、それなりにまとまってきたので
「VC200Lことはじめ」という連載記事でまとめてみようかと思います。

ファーストインプレッション、セカンドインプレッションは記事にしました。





最初は惑星撮影から入りましたが、それだけではもったいないので
お盆に直焦点デビューしました。

VC200Lそのままの状態で直焦点は厳しいので、磯じいさんをはじめ先人たちの
アドバイスをもとに、下記の改造方針を立てました。

・デフォルトのアリガタ直付けではなく、鏡筒バンドを使う
・鏡筒バンド間の距離を稼ぐ、ロスマンディアリガタを使う
・接眼部側に重心をオフセットする
・赤道儀のレスポンスを改善する

具体的には下記の改造を施しました。

鏡筒
・アリガタを外し、ビクセン純正の232㎜鏡筒バンド取り付け
・ロスマンディ互換のアリガタ取り付け
・アルミプレートを購入、トッププレートとして取り付け
・レデューサーSD購入

赤道儀・ガイド
・SXW赤道儀のSS-one改造
・ASI120MM-Sを導入
・ビクセン、ロスマンディ両方載せられるアリガタを購入
・SXマルチクランプユニット購入

アクセサリ
・フードの自作
・透明バーティノフマスクの自作

これらの改造内容について記事にしていこうと思います。

ギャラリー
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