前の記事でAstroSurfaceについて触れました。
今日は簡単に使い方について解説したいと思います。
公式サイトはこちら。
http://astrosurface.com/index.html
いきなりフランス語で面食らいますが、右上のイギリス国旗を押すと英語になります。
無事英語になりました。これならそれなりに内容がわかるかと。
早速ダウンロードしましょう。多くの方が64bitOSだと思うので、64bit版を選択してください。
Zipファイルがダウンロードされるはずですので、解凍します。
解凍されたフォルダにある"AstroSurface.exe"をダブルクリックすると開きます。
インストール不要ですね。スタートメニューやタスクバーに登録しておくとよいでしょう。
で、こんな画面が開くはずです。
ここに何ができるかが書いてありますね。
ファイルの読み込みは動画も静止画も、デジカメのRAWファイルも開けるみたいです。
画像の位置合わせや、今回紹介するシャープ処理ができるようです。
惑星だけでなく、直焦点画像の処理もできるようになっているようです。
ただ、今回はシャープ処理だけに絞ってご紹介します。
画面上のリボン?から"Wavelet"を開いてください。

開くとこんな画面になります。

"Open File"をクリックし、処理したい静止画ファイルを開きます。
どうも各モジュール単体でもファイルのオープン/保存までできるようになっているみたいですね。

ここから肝心のシャープ処理に入ります。
公式のマニュアル(英語)はこちら。
http://astrosurface.com/manuels/tutowavelets-english.pdf
まずは画面上でROIを選択します。
Registaxと同じく、画像の一部を選択し、プレビューを見ながら最適パラメータを探し、
最後にDoAllを押して画像全体に処理を加えるという手順です。
ROIが選択されていないと以降の処理が一切できないので、
小さい画像で画像全体になってしまっても必ずROIを設定してください。
ROIは青い四角で選択されます。
画像の拡大縮小をしたいときは、メインメニューの「+」、「-」をクリックするか、
Photoshopと同じく「Ctrl」 + 「+」キー と「Ctrl」 + 「-」キーで拡大縮小できます。
で、マニュアルをざっくり訳すと以下のように書いてあります。
ーーーーーーーーーーーーーーー
・シャープのパラメータは前回のものが保存されているので、リセットしたい場合はリセットすること。
A:Wavelets HFは細かい模様をシャープ化する機能である。HFのサイズを0-35の間で良いサイズに合わせる。
B:同時にHFの強度を99から0の中で良い値を探す。まずは99から始め、下げていくと良い。
C:ノイズを除くため、Noise Pre-Filterを0-3.0の間で掛ける。
AからCまでを繰り返し、ベストな値を探す。
もしベストな値が決まったら、
1.WaveletsLFを追加することで大きな模様のシャープ化が出来る。
たいていの場合、LFでのシャープ化は弱くて良く、不要な場合もある。
2.Deconvolutionを追加することもできるが、とてもシャープな画像の時だけにすべき。
使用する場合、HFの再調整と、Deconvolutionのパラメータの調整が必要になる。
DeconvotionはWavelets HFと同時に使う必要があり、単体では使わないこと。
ーーーーーーーーーーー
だそうです。
とりあえず、木星でのベストパラメータはこちらになりました。

結構思いっきりやっちゃってますね。結果は以下のような感じ。
前回ブログにアップした画像です。
Wavelets LFだけでは不足していたので、Wevelet HFとDeconvolutionも追加しています。

月面の時はこちら。

Wavelet HFとLFだけですね。LFはおまけ的な感じで、なくてもいいくらいでした。
処理結果はこんな感じです。
Registaxほどパラメータは多くないですが、その分使いやすいですね。
また、DoAllを押してから非常に高速に処理されます。
月面の画像は7000 x 10000 pxくらいあるのですが、それでも5秒もかからずに
処理が終わるので素晴らしいです。
ただ、理由は不明ですが、月面のオリジナル画像(10000 x 14000pxくらい)を
開いたところ、DoAll処理をしても画面全体に処理がされず、ROIだけシャープになっていました。
あまり画像解像度が大きいとうまくいかないようです。
正直ほとんど使っていないので、パラメータの追い込みはよくわかっていませんが
少しでも参考になりましたら幸いです。
今日は簡単に使い方について解説したいと思います。
公式サイトはこちら。
http://astrosurface.com/index.html
いきなりフランス語で面食らいますが、右上のイギリス国旗を押すと英語になります。
無事英語になりました。これならそれなりに内容がわかるかと。
早速ダウンロードしましょう。多くの方が64bitOSだと思うので、64bit版を選択してください。
Zipファイルがダウンロードされるはずですので、解凍します。
解凍されたフォルダにある"AstroSurface.exe"をダブルクリックすると開きます。
インストール不要ですね。スタートメニューやタスクバーに登録しておくとよいでしょう。
で、こんな画面が開くはずです。
ここに何ができるかが書いてありますね。
ファイルの読み込みは動画も静止画も、デジカメのRAWファイルも開けるみたいです。
画像の位置合わせや、今回紹介するシャープ処理ができるようです。
惑星だけでなく、直焦点画像の処理もできるようになっているようです。
ただ、今回はシャープ処理だけに絞ってご紹介します。
画面上のリボン?から"Wavelet"を開いてください。

開くとこんな画面になります。

"Open File"をクリックし、処理したい静止画ファイルを開きます。
どうも各モジュール単体でもファイルのオープン/保存までできるようになっているみたいですね。

ここから肝心のシャープ処理に入ります。
公式のマニュアル(英語)はこちら。
http://astrosurface.com/manuels/tutowavelets-english.pdf
まずは画面上でROIを選択します。
Registaxと同じく、画像の一部を選択し、プレビューを見ながら最適パラメータを探し、
最後にDoAllを押して画像全体に処理を加えるという手順です。
ROIが選択されていないと以降の処理が一切できないので、
小さい画像で画像全体になってしまっても必ずROIを設定してください。
ROIは青い四角で選択されます。
画像の拡大縮小をしたいときは、メインメニューの「+」、「-」をクリックするか、
Photoshopと同じく「Ctrl」 + 「+」キー と「Ctrl」 + 「-」キーで拡大縮小できます。
で、マニュアルをざっくり訳すと以下のように書いてあります。
ーーーーーーーーーーーーーーー
・シャープのパラメータは前回のものが保存されているので、リセットしたい場合はリセットすること。
A:Wavelets HFは細かい模様をシャープ化する機能である。HFのサイズを0-35の間で良いサイズに合わせる。
B:同時にHFの強度を99から0の中で良い値を探す。まずは99から始め、下げていくと良い。
C:ノイズを除くため、Noise Pre-Filterを0-3.0の間で掛ける。
AからCまでを繰り返し、ベストな値を探す。
もしベストな値が決まったら、
1.WaveletsLFを追加することで大きな模様のシャープ化が出来る。
たいていの場合、LFでのシャープ化は弱くて良く、不要な場合もある。
2.Deconvolutionを追加することもできるが、とてもシャープな画像の時だけにすべき。
使用する場合、HFの再調整と、Deconvolutionのパラメータの調整が必要になる。
DeconvotionはWavelets HFと同時に使う必要があり、単体では使わないこと。
ーーーーーーーーーーー
だそうです。
とりあえず、木星でのベストパラメータはこちらになりました。

結構思いっきりやっちゃってますね。結果は以下のような感じ。
前回ブログにアップした画像です。
Wavelets LFだけでは不足していたので、Wevelet HFとDeconvolutionも追加しています。

月面の時はこちら。

Wavelet HFとLFだけですね。LFはおまけ的な感じで、なくてもいいくらいでした。
処理結果はこんな感じです。
Registaxほどパラメータは多くないですが、その分使いやすいですね。
また、DoAllを押してから非常に高速に処理されます。
月面の画像は7000 x 10000 pxくらいあるのですが、それでも5秒もかからずに
処理が終わるので素晴らしいです。
ただ、理由は不明ですが、月面のオリジナル画像(10000 x 14000pxくらい)を
開いたところ、DoAll処理をしても画面全体に処理がされず、ROIだけシャープになっていました。
あまり画像解像度が大きいとうまくいかないようです。
正直ほとんど使っていないので、パラメータの追い込みはよくわかっていませんが
少しでも参考になりましたら幸いです。