前に71FLとGENTAさんからお送りいただいたレデューサ0.66DGT【7866】+αの組み合わせでテストを行いましたが、手持ちのパーツではピントが出ませんでした。
そこでGENTAさんより延長筒SSをお送り頂き、昨日晴れてくれましたのでテストを行いました。
合焦情報
71FL対物レンズ【2571】→M57/60延長筒M【7603】→M57/60延長筒SS【7601】→M57ヘリコイドLⅡ【7860】→レデューサ0.66DGT【7866】→M57回転装置【7351】→カメラマウント
かなり短いですね。対物フード先端からマウントまで320mmほどです。
周辺像
完璧に円形とは言えませんが、かなり良好な周辺像です。スケアリングの影響もあまりなさそうです。
周辺光量
予想通りかなり周辺減光は大きいです。周辺光量は67%でした。
まあせっかくなので、レデューサー0.78xDGT【7878】とレデューサー0.85xDG【7885】のミニボーグ鏡筒無しでの合焦テストも行ってみました。
【7878】合焦情報
71FL対物レンズ【2571】→M57/60延長筒L【7604】→M57ヘリコイドLⅡ【7860】→M57回転装置【7351】→レデューサ0.78xDGT【7866】→2mmスペーサー→カメラマウントホルダーM【7000】→カメラマウント
※今日Borgのサイトで調べてみたところ、2mmではなく4mmのスペーサーを入れるのが正しいようです。
【7885】合焦情報
71FL対物レンズ【2571】→M57/60延長筒M【7603】→M57ヘリコイドLⅡ【7860】→M57/60延長筒L【7604】→M57ヘリコイド【7857】→M57回転装置【7351】→レデューサー0.85xDG【7885】→カメラマウント
※本来はM57ヘリコイド【7857】はM57/60延長筒M【7603】でいいはずです。手持ちの延長筒Mが1つしかなかったのでM57ヘリコイドを代用しました。ちなみに、M57ヘリコイドを延長筒Lにするとほんの少し長すぎてピントが合いません。
実写画像は省略しますが、前回のミニボーグ鏡筒を使ったテストと同じで周辺像はイマイチでした。7878はスペーサーを4mmに変更すれば改善されると思いますが、7885はどうなんでしょうか。スケアリングなのかバックフォーカスなのか分からなくなってきました。
そして、テストしている最中に気づいたのですが、M57ヘリコイドLⅡの可動範囲を勘違いしていました。そこで7866をもう一度取り出し、延長筒SSなしでピントが出るか確認し直した所、ピントが出ることが判明いたしました。
わざわざ延長筒SSをお送りいただいたGENTAさんには大変申し訳ないことをしました。この場を借りてお詫び申し上げます。
こちらの合焦情報がオーソドックスな方法です。
71FL対物レンズ【2571】→M57/60延長筒M【7603】→M57ヘリコイドLⅡ【7860】→レデューサ0.66DGT【7866】→M57回転装置【7351】→カメラマウント
これで問題なく合焦します。M57ヘリコイドLⅡの可動域にも結構余裕がありそうですね。
今回のテストより、71FLと7866の組み合わせで、
①周辺像は問題ない
②スケアリングの影響は受けにくい
③周辺光量は7878、7885よりも20%近く少ない
3つの点が分かりました。
なんとかフラットでの補正は出来そうですが、あまりうれしくありませんね。
次はモザイクのときに重要になる、歪曲収差についてのテストをやってみたいと思っています。
今週末晴れてくれれば、遠征してテストしてみます。