Shooting Stars - 美しい星空の元で

天体写真を中心としたブログです。

2011年01月

R200SS光軸調整

T-Fixさんのブログにフラットを用いた光軸調整法が載っていましたので、私もやってみました。

まずはいつものようにタカハシのセンタリングチューブ/センタリングアイピースとレーザーコリメーターを使って
調整。ちなみに、R200SSとにタカハシのセンタリングチューブの接続法は昔記事にしました。
http://blogs.yahoo.co.jp/shootingstar0234/archive/2010/04/01

e09c1e31.jpg


その後カメラを取り付けてフラットを撮って見ました。



結構いい感じではあるのですが、縦に等光度曲線が伸びています。
斜鏡の回転か、と思いいろいろやってみましたがどうやってもこれ以上良くなりません。

しかも、カメラを回転させても変化しないようです。
これは望遠鏡の問題ではなく、カメラ内部でのケラレの問題では?と思い
サークルの(というかNくんの)KissD初代を取り付けて撮影してみました。

すると・・・



ほぼ同心円になりました。若干斜鏡が回転しているようで左右対称ではありませんが、
このくらいなら許容範囲ではないでしょうか。

この後カメラを交換。D40で再度撮影してみました。



まあこんなもんなんでしょうかねぇ。悪くないとは思うんですが。
このくらいで妥協します。

でもこうやってみると、同じ光学系ながらマウントによっての違いがはっきり分かりますね。
Nikonはやっぱりダメだなぁ・・・開口部の広いEOSマウントと比較するとかなり周辺減光が多く、
2倍以上の違いがありそうです。はぁ・・・。

ニコンのデジカメは天文用にはやっぱり向かないようだ

前に「Nikonのカメラは、RAWを吐き出す前に処理が掛かっている」というお話をしました。

http://blogs.yahoo.co.jp/shootingstar0234/archive/2009/05/15
(遥か昔の話ですね)

ネットをふらふらしていて、その証拠となるHPを見つけました。
http://astrosurf.com/buil/d70v10d/eval

中身はD70とEOS10Dの話なんですが、そこにNikonのNRについての問題点が記述されています。
要約すると・・・


D70には3つのモードがある。モード1はNR OFF、モード2はNR ON、モード3はNR ONだが、ダークフレーム撮影中にOFFにする方法だ。モード3はUnofficialな方法だが、この方法によってのみ「本当の」RAWデータが得られる。

モード1では、メモリーカードにRAWデータを書き込む前に、ホットピクセルを除去するために中間値フィルターのような前処理を加える。

モード2ではNRが行われるが、この場合はダーク減算後に中間値フィルターが掛けられる。

モード3ではモード2のようにNRが開始され、NR中に電源をOFFにする。この場合、データはメモリーカードに書き込まれるが、モード2ではダーク減算後に中間値フィルターが掛けられるため、この処理がキャンセルされ本当のRAWデータを得ることができる。

モード1と2で適用される中間値フィルターは微光星をホットピクセルと判断してしまうため、これによって微光星が消失する。これを防ぐ方法はモード3による撮影をするしかない。

これはD70ではなく、D3やD300でも確認できたそうです。
http://www.astrosurf.com/buil/nikon_test/test.htm

確かD3に関しては星ナビ?の機材記事にも微光星が消えると書いてあったような気がします。
そうなると、全てのNikon製デジイチに影響するのではないでしょうか。

私はこの情報を大学1年生の時にD70使いの先輩に教えていただき、頑なにこれを守ってきました。
やっぱりこの情報が正しかったようです。

ちなみに、私の普段の撮影方法は

1、撮影時間をキッチンタイマーにセット

2、カメラのNRをONにし、撮影モードをリモコンにする

3、リモコンにより露出開始。同時にキッチンタイマースタート。

4、キッチンタイマーが鳴ったらリモコンにて露出終了。

5、電源をOFFに。

6、すぐに電源をONに。撮影画像を確認、撮影モードをリモコンに変更。

以下繰り返し

毎回こうしています。よって、

カメラ任せの撮影が絶対にできない

わけです。1枚の露出時間以上は休憩できませんので、仮眠することもできないのです。
D40はリモコンしかないので、インターバルタイマーを作るのも面倒なんですが、仮に作ったとしても
「電源OFF→電源ON→リモコンモードに変更」の3ステップを自動化できません。
そういったソフト?があるという話もあるみたいですが発見できていません。知っている方がいらっしゃいましたらぜひともお教えください。

いやー面倒ですね。新たに天文を始める人には正直Nikonのカメラはお勧めできないですね。
D7000でようやく偽色の問題が解決されたみたいですが、こっちの方はどうなんでしょうか。

180mmレンズでのオリオン座-UIBAR-Ⅲ版

カムイミンダラさんお待たせしました。
まずは先月に三石でUIBAR-Ⅲで撮影した写真です。8枚使えそうでしたが、総露出時間を同じにするために
あえて6枚コンポジットとしました。

c75614be.jpg



データ
撮影場所:三石町
撮影日時:2010.12.09 02h04m~ 8min×6コマ
カメラ:ニコンD40(ISO1600、赤外カットフィルター除去改造、RAW)
フィルター:IDAS UIBAR-Ⅲ FF
レンズ:ニッコール180mmF2.8(絞りF4)
ガイド:ビクセンSXW赤道儀(ノータッチ)
処理:RAP2,StellaImage6,Photoshop CS5

うーん、星雲に関してはあまり変わってないですね~。
星像がこっちの方が小さく感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、これはSXWがごねてガイドがどうやってもうまく行かず、ノータッチにしたもののガイドエラーで星像が伸びていたのを縮小したせいです。
実際は青ハロ(特に周辺部)がLPS-P2の方が少し小さいくらいの違いしかないです。

2枚並べるとこんな感じです。

d741ec96.jpg


三ツ星周辺はかなり青い領域なようですが、ここはUIBAR-Ⅲの方が色が出ています。また、星雲の
コントラストはLPS-P2の方がついているように感じます。ただLPS-P2の15分×3枚よりUIBAR-Ⅲの
8分×6枚の方がノイズ的には有利です。

明るいレンズに関してはLPS-P2を選択できますね。冬の北海道、そしてF4ならISO1600、15分で適正と
なりますので、後処理と雪カブリを考えるといいのではないでしょうか。
分子雲など淡いものをあぶりだす時にも積極的に使っていいと思います。

冬以外は短時間の方がいいですので、そうなると必然的にUIBAR-Ⅲを使うことになります。
また、完全に青の成分しかないすばる、アンタレス付近(上部)などではもちろんUIBAR-Ⅲです。
F4より暗い光学系だと北海道では露出が長すぎてこれもUIBAR-Ⅲを使わないと・・・

というわけで、結論です。

「北海道では、UIBAR-Ⅲの方がいい!!」

ケースバイケースですが、圧倒的にUIBAR-Ⅲの方が活躍機会が多そうです。

180mmレンズでのオリオン座-LPS-P2版

今年のしぶんぎ座流星群の時に撮影した180mmレンズ、LPS-P2を使ってオリオン座下部の
作品です。本当は9コマ撮影したのですが、透明度が悪かった分を除くと3枚しか使えませんでした。

e00c8e07.jpg


データ

撮影場所:大樹町晩成
撮影日時:2010.01.03 21h27m~ 15min×3コマ
カメラ:ニコンD40(ISO1600、赤外カットフィルター除去改造、RAW)
フィルター:IDAS LPS-P2
レンズ:ニッコール180mmF2.8(絞りF4)
ガイド:ビクセンSXW赤道儀
ガイド鏡:笠井トレーディング Guidefinder60
ガイドカメラ:1004XAボードカメラ(25フレーム蓄積)
ガイドソフト:PHD guiding 1.12
処理:RAP2,StellaImage6,Photoshop CS5

やっぱりこの領域はカラフルですね~!!
LPS-P2を入れたことにより、簡単に強調できました。3枚でも十分ですね。
ただ、露出時間は2倍になっていますので、UIBAR-ⅢでISO1600、8分×6との差が気になるところではあります。
12月に三石でUIBAR-Ⅲでも撮影していますので、今度はそれを処理してみようと思います。

冬合宿の成果その2-オリオン大星雲

冬合宿2日目に撮影したオリオン大星雲です。

90e676a1.jpg


データ
撮影場所:さらべつカントリーパーク
撮影日時:2011.0.06 22h36m~ (10min×4+1min×4)×3枚モザイク
カメラ:ニコンD40(ISO1600、赤外カットフィルター除去改造、RAW)
フィルター:IDAS UIBAR-Ⅲ FF
望遠鏡:ビクセンR200SS+コマコレクター2
ガイド:ビクセンSXW赤道儀
ガイド鏡:ミニボーグ71FL+1.4×テレコン
ガイドカメラ:1004XAボードカメラ(25フレーム蓄積)
ガイドソフト:PHD guiding 1.12
処理:RAP2,StellaImage6,Photoshop CS5


一番下のカットを最後に撮影したのですが、相当透明度が低下していたようで、輝星が猛烈に肥大してしまいました、また3カット目が右に寄ってしまって左側をかなりロスしてしまいました。そんなわけでやる気がなかったのでほとんどデジタル現像一発強調です。でもさすがにM42は明るいですね~。

というかそもそも構図的にもう少し左下に振った方がいいですよね。完全に構図ミスです。さらに、カメラで確認した際には分からなかったのですが、ゴーストが4ヶ所に出てしまいました。コマコレクター2を使ってみたのですが、周辺像はコマコレクター1よりもいいのですがやっぱりゴーストに関してはダメダメです。

来月はコマコレクター1できっちりリベンジしたいと思います。

追記

ちょっと明るすぎたので手直ししました。それでもうす雲の影響はかなり大きいですね・・・

573f46c2.jpg




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