Shooting Stars - 美しい星空の元で

天体写真を中心としたブログです。

2011年05月

桜が咲きました

例年にも増して寒い5月ですが、ようやく満開となりました。

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北海道の例年のパターンは

一気に暖かくなる⇒そのせいで開花と思ったら1日で満開に⇒その日のうちに大雨&暴風⇒翌日は葉桜

という感じで、まともに桜が見られる年はあまりないのですが、今年は気温が低く、風が弱いので当たり年となりました。

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毎年桜と比較明での写真を撮影しようとしているのですが、去年はあまりに酷く惨敗・・・
今年は天気が悪かったのですが、昨日は良いお天気でしたので撮影してみました。
場所は北大獣医学部前の桜で、街灯によって桜が照らされており毎年撮影しているポイントです。
カメラはGH-1、レンズは20mmF1.7です。

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隣にも桜があるのですが、街灯の明かりが直接入ってしまうのでこの構図以外は残念ながら無理でした。


22時頃この作品を撮影し、24時にはいったん寝たのですが、なぜか寝付けず25時に外に出てみると、
また快晴で、かつ月が沈んでいました。

今日のことを考えると早く寝たかったのですが、今日しかチャンスはありませんし、俺が撮らないで誰が撮る!ってことで無理やり撮影してみました。

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カメラをD40改にチェンジ、レンズはシグマ15mmで、若干トリミングしています。
ちょっと明るすぎましたね・・・中央ローンの桜の方が良かったかな??

今年の桜はこれで終わりですかねぇ。できれば71FLで満月と桜の写真を撮ってみたかったのですが、
それまで持たなさそうですね。

M16

先日のM16の処理が終わりました。
結構淡い部分まで出てきたと思います。

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データ
撮影場所:アンガス牧場
撮影日時:2011.05.05 00h44m~ 20min×4コマ 
カメラ:ニコンD40(ISO1600、赤外カットフィルター除去改造、RAW)
フィルター:IDAS UIBAR-Ⅲ FF
望遠鏡:ビクセンR200SS+コマコレクター2
ガイド:タカハシ90S赤道儀(二軸モータードライブ改造)
ガイド鏡:ボーグ71FL+35mmマルチフラットナー
ガイドカメラ:1004XAボードカメラ(50フレーム蓄積)
ガイドソフト:PHD guiding 1.12
処理:RAP2,StellaImage6,Photoshop CS5

コマコレクターは輝星が無いので2を使いましたが正解だったようで、周辺までちゃんとシャープでした。
しかしガイドが良くなかったせいで輝星が肥大化してしまい、無理やり縮小してしまいました。
うーんやっぱり良くないですよねぇ・・・ガイドはちゃんと見直さないと!

色調はちょっと赤すぎるかもしれませんが、ほとんど赤ばっかりですのでこのくらいにしてみました。
これは星ナビに送って見ます。


追記

ちょっと手直ししてみました。

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アンガス牧場遠征

今週木曜(5/5)にアンガス牧場まで遠征してきました。

GPVを見ると大体大丈夫そうですが、薄雲が通過するかもしれない天気。
三石もそんなに悪くなさそうでしたが、せっかくですしアンガスの南の最高の空と出会いたかったので、
アンガスへの遠征を決意しました。

今回はTくんの家の車で遠征。
メンバーはTくん、Sくん、Nくん、Hくんと私のいつもの5人。

15時に集合、16時過ぎには出発しました。途中新機材用にダンベルを購入しつつ、道央道から
旭川方向へ北上しました。

ところが事故があったようで深川から旭川鷹栖間が通行止!!!
(後で知ったのですが、23台の玉突き事故だったみたいです)
しかも、深川I.C.で5kmほど渋滞しているみたいでした。

そこで一つ手前の滝川I.C.で高速を諦め、国道12号から深川まで行きました。
深川までは特に問題がなかったのですが、深川I.C.出口から国道12号に入る信号で大渋滞。
しばらく国道12号を走ると、12号も完全に渋滞していました。

ほとんどパスルートはないですし、信号も旭川までは無いに等しいです。
となると、下手したら旭川まで20km以上渋滞している可能性が・・・

そこで道道を使って大きく迂回し、旭川北I.C.から再度道央道へ入りなおしました。
普段なら30分くらいで走る区間ですが、2時間も掛かってしまいました。
そのせいで、アンガスへ到着したのは20時半過ぎ。すでにカムイミンダラさんともう一方がいらっしゃいました。

少ししてからnakajiさんと常連のNさんがいらっしゃいました。
今回は8人と北海道にしては珍しく大人数での観測となりました。

また、今回は新機材が多かったですね~。
私は先輩に改造してもらった90S二軸オートガイド改造機を初実戦投入しました。

写真では分かりにくいですが、余っていたビクセンのモーターを無理やり取り付けています。
微動ハンドル取り付け部分の軸がΦ9mm、モーターの軸がΦ5mmでしたので、軸を完璧に一致させた
金具を自作して取り付けています(機械工作が大変でした・・・)
また、トップヘビーなところがある90Sですので、上手くバランスが合わずダンベルを追加しました。



部分ウォームですので、自動導入は使えませんがこれでオートガイドできます。
赤経は本来のモーター&コントローラーを流用し、赤緯のコントローラーとともにタッパーに入れています。
接続はUSBで、RS232C-USBドライバを使用してASCOMにSS2000PCドライバで認識させます。

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他にもHくんが中古で購入したSP赤道儀、Nくんが根性で赤外カットフィルタを除去した(笑)20Dも
ファーストライトとなりました。

めちゃくちゃ期待していた90Sですが、極軸をあわせるのが恐ろしく面倒だった上に、どうも赤経がやたら暴れてしまいガイドはメタメタでした・・・

赤経のモータースピードが速すぎるのと、対象が低空過ぎたのが原因だったと思います。しばらくして対象が昇ってくるとまずまずガイドは安定しましたが、もう少しテストしてみる必要がありそうです。

天気は到着直後は何だか眠い空でしたが、時間が経つにつれて少しずつ透明度が良くなりました。
ちょうど大雪山とさそりがいい感じでしたね~。



GH-1、20mmF1.7(開放)、ISO800、60秒

撮影風景です。

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また、nakajiさんの38cmドブソニアンでいろいろ見させてもらいました。
感想を書いておきます。

網状星雲・・・ノーフィルターでもうっすらと見え、OⅢを使うともうため息が出るくらい美しい!
西・東の間にある淡い部分もちゃんと見えました。素晴らしい。
M8、M20・・・ヤバイ!見えすぎです!!!
M27・・・実は初めて見ました。OⅢで見ると見えるってもんじゃない!!周囲の淡い部分まではっきり見えました。
M51・・・これも初めて。ちゃんと子供も親?も見えました。
リング・・・OⅢだと飽和しているくらいの明るさ、中心星は残念ながらよく分からず。。。
M101・・・ちょっと淡いですが、回転花火に見えました。
M81&M82・・・M81は意外に淡く、M82は集光しているせいかはっきり見えました。
ふくろう&M108・・・ふくろうは模様まではっきりと、M108の細長い形も見えました。
h-x・・・つぶつぶってレベルじゃあないですね・・・大迫力です!

nakajiさん、どうもありがとうございました!
我らがサークルにも一つほしいですねぇ・・・アイピースがしょぼいのでそれも何とかしないとですが・・・


そして、なんと26時20分にはもう薄明が始まってしまい、もうちょっと撮影したかったところでしたが
撤収しました。

帰りは問題なく道央道も通行できました。
いつものように旭川永山のヤンマーで休憩を。うまい!!

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結局遠征のチャンスはたくさんありましたが、晴れたのはこの日だけとなりました。
今日はGW最終日ですが、特に予定が無いのでじっくり処理してみたいと思います。

いざアンガスへ!!

全然ダメダメだったGWの天気ですが、今日は何とかなりそうです。

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現在の札幌市内の天気は晴れ、多少透明度が悪いですが、大気汚染物質の予報を見るにだんだん良くなっていくみたいです。

なんとか坊主は避けられそうですね、行ってきます!!


画像処理講座⑤-ATSUJIRODESUさんへアドバイス

と、たいそうな名前をつけてしまいましたが、いくつかお伝えしたいことがありましたので、せっかくですし
記事にしてみました。

その前に、この画像をご覧ください。




まあ特に何の変哲もないバーナードループの写真です。結構シャープですし、バーナードループもまずまず良く写っています。
ところが、これは、同じD40改、しかも、ISO1600、8分の1枚画像です!

処理はフラットの都合上PSでやっていますが、忘れていたのでCameraRawでのノイズ低減はしていません。もちろんPSオンリーですのデジタル現像もなしです。

やったことは、RAP2でのダーク・フラット補正、PSでのレベル補正とトーンカーブ、ハロ消しです。
一応星雲の色を赤くするために星雲マスクと、星像の肥大を防ぐ輝度保護マスクをしていますが、
ほとんど一発処理です。RAP2でのダークとフラットは前にやっていましたので、PSでの処理時間は10分
ほどでした。めちゃくちゃ単純です。



さて、何が違うのか。2点改善すれば劇的に改善するはずです。

①テレコンを外す
②S/Nを上げる


①は処理をしていく段階で、余りに酷い周辺減光と、中央と周辺部がピント位置が違い、そのせいで中央は青ハロ、周辺部は赤ハロが出ているのに気づきました。

うーんおかしいな、と思っていつものphotozoneでレンズを調べてみました。
http://www.photozone.de/nikon--nikkor-aps-c-lens-tests/325-sigma-af-70-200mm-f28-ex-hsm-apo-dg-macro-nikon-review--test-report

ATSUJIRODESUさんがお持ちのバージョンはこのレンズの後継機だと思いますが、これよりも光学性能が悪くはなっていないと思うのですが文句のない性能です。MTFも開放からパーフェクトに近い値で、ワイド端70mmでの周辺減光は開放でもほぼ無視できるレベルです。

想像以上に素晴らしいレンズで、不良品かと思いましたが、なんとテレコンを付けていたという記事を発見!
いやー、テレコンはぜーーーーーーーーーーーったいダメですよATSUJIRODESUさん!!!!!

望遠鏡と違い、カメラレンズは単体で周辺までシャープなように作ってあります。
特にこのレンズは文句なしの光学性能です。テレコンは焦点距離が足りないときに仕方なく使うもので、まず間違いなく像は悪化します。

相性もありますが、今回は非常に良くなかったようですね。
三ツ星のゴーストまで出てしまっています。

アンタレス付近の画像を拝見しましたが、周辺までビシッ!とシャープでしたから、つけなくて全然OKなはずです。


さて、②ですが、これはちと厄介です。
まずは空の状態の良いところに行く、というのが鉄則ですね。空の「状態」には絶対的な暗さだけでなく、透明度も含みます。今回の画像ですが、300秒露光の画像のヒストグラムが一定ではなく右によっている画像がありました。正確には分かりませんが、透明度が途中で悪化したのではないでしょうか

やはり透明度が悪くなったときは心を鬼にして、画像をばっさり切り捨てることも必要です。
今回はそのまま処理してしまいましたが、やっぱり良くないですよね~。

空の絶対的な暗さですが、ATSUJIRODESUさんがアンタレス付近を撮影なさった場所の広角での写真を見るに、このくらいなら条件が良ければもっとよく写ると思います。

とはいえ北海道の空では絶対的なアドバンテージがあります。
今回の処理をご覧になってお気づきかと思いますが、結局は画像の悪いところのゴマカシばかりで、大したことはしていません。逆に言えば、元画像さえよければ画像処理の技術なんてほとんど必要ないんですよ。本当に単純な処理でOKです。

私の画像がそれなりなのは、単に空が良いから、それだけです。
もし私が本州に行ったら、今と同じレベルの作品を完成させる自身はありませんし、
その技術もないんです。

というわけで、S/Nを上げるために、出来る限り暗い場所、かつ透明度の良いときに遠征することを強くお勧めします!!特に広角~中望遠は元画像のクオリティ=作品のクオリティと言っても過言ではありません
是非一度、最高の空の下、同じ領域を撮影してみてください。あまりの写りの違いにびっくりされるはずです。

目安としては、冬の天の川がくっきり見える位です。このくらいだと、撮影後のバックモニターでもうバーナードループがはっきり見えるはずです。


もう一つはタイムリーですが、フィルターワークでS/Nを上げるという方法です。
ご存知LPS-P2のような光害カットフィルターを使い、光害成分を押さえ込むと言う方法です。
私もLPS-P2 FFは持っていますが、北海道だとほとんど使う機会がありません。
冬は雪カブリがあるので有効だと思うのですが・・・

もしよろしければ、しばらくお貸ししますので、使ってみませんか??
現物を使ってみるのが一番効果が分かると思いますので、いかかでしょうか??
連絡お待ちしてますよ~。

ギャラリー
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