Shooting Stars - 美しい星空の元で

天体写真を中心としたブログです。

2011年09月

71FL+7870テスト詳細 その3

昨日はもう中秋の名月は過ぎていましたが、お月見会をしました、というか私は間に合わず
20時くらいに行った時にはHさん一人を除いてみんな帰っていました。

21時頃に超絶曇り男のTKI氏が到着。しばらく「合宿晴れなかったね~。お前のせいだ
と話していましたが、あまり晴れる気配がないので21時半に帰ることに。

しかし、微妙に雲間から星が・・・。TKI氏は帰るとのことでしたが、Hさんと私は奴が居なくなったので
晴れると思いしばらく待っていました。

すると何と月が見えるではないですか!!
流石過ぎるぜTKI!!
すかさず71FLと45ED、7870とL41を取り出しテストをしてきました。


透明度は悪くなかったはずですが、町明かりと月明かりのせいで相当明るかったです。
ですのでよく分からないテスト結果となってしまいましたが、ご容赦ください。

カメラはノーマルKissX3、ISO800、露出1秒、中心部(ベガ)300px×300px切り出しです。

71FL+7870


f04ea86b.jpg


やはり青ハロは出ますね。ライブビュー画面でも思いっきり出ていました。

71FL+7870+L41

1faf9525.jpg


全く変わらず。効果なしです。ライブビューで見た画面もそのままでした。
まあ、ある程度予想はしていましたが・・・


というわけで、
71FL+7870の組み合わせで青ハロを回避するのは不可能
という結論に達しました。

私の固体が悪いのか、それとも仕様なのかは分かりません。
GENTAさんやATSUJIRODESUさんのテスト結果を見るに仕様な気がしますねぇ・・・。

さて、お次は45EDです。
これは350mmエコガラスの45EDⅡではなく、初期ロット300mm非エコガラスの旧45EDです。


6f3971e8.jpg


あちゃぁ、これもダメそうですね。まあ、当然といえば当然かもれません。

ちなみに周辺+中心300×300px切り出しはこちら。これはISO800で10秒露光しています。

8ab2f6a9.jpg


うーんダメですね。
300mmの目盛りがなかったので、手一杯引き伸ばした所で使用したのですが、350mmの下の目盛りが
正しかったのかも知れません。まあ、ちゃんと追い込めば周辺まで問題なく使えるとは思います。



77EDⅡでのテストはしていませんが、45EDでも60EDでも71FLでもダメなのですから
もう良いんじゃないかと思っています。まあ時間があり、ちょうど良く晴れてくれれば一応テストしますが、
あまり期待しないでください。

とにかく、もう7870を使うことはないでしょう。7866で頑張ります。
ただ、7870の名誉のために言っておきますが、青ハロ以外は完璧ですので、このハロを許せるか
どうかによって評価は変わると思います。
もちろんナローバンドでは周辺減光が少ないので最適でしょうし、冷却CCDでBチャンネルの
ピント位置をずらせば問題なく使えそうです。(間違いでした、よっちゃんさんご指摘ありがとうございます)

とはいえ、私のデジイチ+UIBAR-Ⅲ FFシステムには不要な品です。
近いうちに放出ですね。


追記

全ての画像はCR2ファイルをCamera Raw6のデフォルトパラメータで読み込んだものです。
カラーバランス調整・ノイズ低減等はしていません。色空間はsRGBです。
よく考えてみるとJPEG撮って出しのほうが良かったですね。
ややこしくなってしまっていますが、ほぼJPEG撮って出しと同じなはずです。


71FL+7870詳細その2 

青ハロでやる気は減退しましたが、何とか処理してみました。

まずはM42から。
7870も初物ですし、M42も今期初物ですので初物尽くしです。
これでハロが無ければ天文誌に投稿!ってことになったのですが…

データ
撮影場所:三石
撮影日時:2011.09.07 02h00m~ 8min×7(総露出時間56分)
カメラ:ニコンD40(ISO1600、赤外カットフィルター除去改造、RAW)
フィルター:IDAS UIBAR-Ⅲ FF
望遠鏡:ミニボーグ71FL+マルチレデューサーx0.7DGT(280mmF3.9)
ガイド:ビクセンSXW赤道儀
ガイド鏡:笠井トレーディングGuideFinder60
ガイドカメラ:1004XAボードカメラ(25フレーム蓄積)
ガイドソフト:PHD guiding 1.12

処理:RAP2,StellaImage6,Photoshop CS5


385a8872.jpg

ぎゃー!!!!!

まあわざとハロを無視して処理しているのでこうなるわけです。
しっかし酷いなあこれは・・・


で、精一杯ごまかしました。
Bチャンネルスターシャープではぜんぜん誤魔化せなかったですね。
abチャンネルに猛烈にダスト&スクラッチ掛けています。

cd13af42.jpg


まあ見られなくはない、か・・・

ぎりぎり星の色も判別可能です。星の周りの嫌な縁取りは残っていますが。
流石にISO1600は厳しかったですが、F3.9の威力は絶大でした。
7866ではうまく合わないフラットも綺麗に合ってくれてしまっていましたねぇ。
これはRAP2が進化すれば何とかなるはずですが・・・。


ついでにM31も。
これはあまりに酷いのでお見せしたくないのですが、まあ一応・・・
こっちはがっつり星の色を抜いています。

データ
撮影場所:三石
撮影日時:2011.09.07 01h03m~ 8min×3(総露出時間24分)
カメラ:ニコンD40(ISO1600、赤外カットフィルター除去改造、RAW)
フィルター:IDAS UIBAR-Ⅲ FF
望遠鏡:ミニボーグ71FL+マルチレデューサーx0.7DGT(280mmF3.9)
ガイド:ビクセンSXW赤道儀
ガイド鏡:笠井トレーディングGuideFinder60
ガイドカメラ:1004XAボードカメラ(25フレーム蓄積)
ガイドソフト:PHD guiding 1.12

処理:RAP2,StellaImage6,Photoshop CS5


4335ada2.jpg


薄雲が常時通過しており、元画像はダメダメです。
とはいえ流石はM31、すぐに出てきますが、処理が難しすぎてお手上げです。
すぐ写ってしまうことと、処理の難しさからM31は私の中で全天一厄介な被写体です。
フラットナー400mmでもっと大きく撮ったほうが良さそうですね。


いかがでしたでしょうか??
これでOKとするか、NGとするか。人それぞれですよね。
私はもちろんNGです。早めにテストをして、きっちりクレームを入れる予定です。
早く晴れてくれ~!!



追記

M31、M42の色彩強調プロセスについて触れておきます。

・CameraRaw6パラメータ:
カラーバランスはホワイトバランスツールで一括設定、その後フレームごとに微調整
露光量~彩度までの9つのパラメータはすべて0
AdobeRGB、16ビットカラーTiffで読み込み、コンポジット等をして16bitTIffでSIに書き出し。

・SI処理
DPPのみ、DPP時の色彩強調は全てOFF(R-r、G-g、B-b)
16bitTiffで保存

・Photoshop処理
プロファイルが破棄されるので、AdobeRGBを再度指定。
色空間AdobeRGBで処理後、8bitカラーに変換、sRGBに変換。

よっちゃんさん、こんな感じでよろしいでしょうか。
AdobeRGBのせいかどうも彩度高めですね。SIに読み込むとプロファイルが破棄されます。
再度指定すれば問題ないように見えていましたが、ひょっとして間違っているかも・・・。

71FL+7870詳細

今回の遠征では、71FL+7870のテストともに、71FL+7866のテストも比較で行いました。

まずは、テスト環境についてお伝えしています。

追尾:SXW赤道儀
オートガイド:笠井トレーディングGuideFinder60+1004XA改+PHD Guiding 1.12
カメラ:Nikon D40(赤外カットフィルター除去)
フィルター:IDAS UIBAR-Ⅲ FF
設定:ISO1600、NR OFF、WBは白熱電球に固定


本来はこういったテストは非改造機でやるべきだったんですが、一応作品化を目指していたので改造機での撮影となっています。ご容赦ください。

まずは元画像から。JPEG撮って出し、リサイズもしていません。露出は両方とも5分です。

71FL+7870

96f2cdc8.jpg


71FL+7866

676e4944.jpg


続いて、中央部+四隅300px×300px切り出しです。

71FL+7870

d928823c.jpg



71FL+7866

4bdc8000.jpg



一応お断りしておきますが、7866はレデューサー上での焦点距離設定ネジが動いており、四隅が若干流れているのはそのせいです。

さらに、RAW画像(NEFファイル)をカラーバランスを合わせた上でCamera Raw6で現像し、Labモードに変換したものです。上が7870、下が7866です。

9a8df66a.jpg


おまけに、71FL+7870でISO1600、8分間撮影したオリオン大星雲上部(Running Man)の600px×600px切り出しも載せておきます。上がLab、下がRGBモードです。下のRGBモードの方が分かりやすいかな??

0d4ad27f.jpg


bc7c0c1f.jpg


思いっきりBチャンネルで星像が肥大していますね・・・


以上の画像より、以下のことが分かります。

1.7870の方がLチャンネルはシャープ。
2.7870では四隅まで星像の崩れがない。
3.7870の方が周辺減光は少ない。
4.7866では四隅で若干の像の崩れがあるが、バックフォーカス量の調整等で補正できると思われる。
5.7870の方が圧倒的に青ハロが多い。


Lに関しては猛烈にシャープなんですよね。7866のピンボケを疑ってみましたが、Lを見るにそんなことはなさそうです。普段もこの程度でした。

周辺像に関してはちゃんと補正すれば大差ないと思います。周辺減光は明らかに7870の方が少ないです。これはFFフィルターが入っているためケラレがあるとはいえ、フルサイズ対応を謳う以上当然ですね。

青ハロが酷いことは一目瞭然だと思います。
非改造機でのテストをしていないとはいえ、これ以上改善する気はしません。むしろ悪化しそうです。


青ハロに関してですが、71FL+7866の画像を見ていただけると分かる通り、7870が原因なのは明らかです。
71FL直焦点、1.4xテレコンバーターDG【7214】、35mmマルチフラットナー1.04x【7784】、レデューサーDGx0.85【7885】、35mmマルチレデューサー0.78x【7783】、レデューサーx0.78DGT【7878】、レデューサーDGTx0.66【7866】、マルチレデューサーx0.7DGT【7870】となんと8種類もの組み合わせを試しましたが、7870以外では青ハロは全くといっていいほど出ませんでした。

そもそもなぜ高価なフローライトを使うのか、といったら色収差が少ないからのはず。
それをレデューサーで台無しにするのは本末転倒ですよね。理解に苦しみます。
しかもピンポイントで7870だけ・・・


さて、この青ハロ、消せるのでしょうか。
もちろん処理で目立たなくすることは簡単です。でも、それは青ハロが白ハロになるだけです。
Bチャンネルにのみ明るさの最小値orスターシャープと言う方法で削り落とすこともできますが、
画像処理ではなく、そもそも発生しないようにするには

レデューサー前面にL41を入れる

位しか思いつきません。

実は今日電灯でテストしたのですが、よく分かりませんでした。
やはりちゃんと実際の星でテストしたいです。


もしそれでも変化しなかった場合は、うーん・・・
元々7866は放出予定でしたので、両方維持するつもりはありません。
そうなると、やはり買ったばかりではありますが、7870を放出、ってことになります。

人によって感じ方は違いますが、私には許容できないレベルなんですよね・・・。
アクロマートならともかく、全く色収差の出ないフローライト71FLで青ハロの処理をするのは
我慢がなりません。どんなにLがシャープでも意味の無いことです。


それと、手元に7866があるのも大きいですね。7866の周辺減光はRAP2の進化したベイヤーマージが
何とかしてくれそうです。それ以外は特に欠点がありません。F値も少し明るくなりますし。
まあBORGから71FL用の補正レンズがこれ以上出る可能性はなさそうですから、7866とやっていくことになりそうですね。もちろん、仮に新型レンズが出たとしても天体の作例が出るまでは絶対に買いませんが。


一応、M31とM42は7870で撮影してきましたので、この後処理してみます。

7870+71FLテスト遠征

火曜に三石まで遠征してきました。
今期3回目と言うことで、そこまでがつがつせず7870のテストをメインとしました。

19時前にサークル会館を出発、メンバーは私とsakumaくん、Nくん、Gくんの4人。
まずアストロショップAuに行き、7870を受け取りました。
小笠原さんに今からテストして来ます、とお伝えして出発。

札幌市内は予報通り雨で、道央道から日高道に乗っても天候はあまり変わりません。
いつもの日高富川のローソンで夕食、現地に着いたのは22時半頃でした。

現地は多少雨がぱらつく感じで、ドン曇です。
月没は23時半頃ですから、時間もあることですし車の中でのんびりしていました。

23時過ぎくらいからだんだんと晴れ間が見えてきましたので展開し、
月が沈んだ23時半にはほぼ快晴になりました。予想通り素晴らしい透明度!!

まずは71FLに7866をセット、比較用にすばるを撮影。
次に真打、7870をセットしました。対物レンズ→M57ヘリコイドLⅡ→延長筒S→0.7×DGT【7870】→7923→カメラマウントだとかなりぎりぎりですがピントが出ます。

で、同じくすばるを撮影してみました。
縮小のみのものがこちらです。

6b2b0576.jpg


・・・。
あ、青ハロが・・・。


これだと分かりにくいかもしれませんが、Labにするとbチャンネルが酷いことになっています。
これに関しては別に記事にしますので、少々お待ちを。


Lは猛烈にシャープで、赤ハロはありません。
R,Gチャンネルは600万画素のD40ではカメラが完全にボトルネックになってしまっています。
しかし、Bチャンネルは輝星が猛烈に肥大しています。

後で処理して見ますが、7866に戻した方が良さそうな気がしています。
周辺減光はフラットで消せますし、いまはFFを入れているせいで周辺光量のロスがあるはずですので、
レデューサーの前に入れるなり何なりすれば少しは改善するでしょう。

しかし青ハロはどうしようもないです。
レデューサーの前にフィルターを入れるのはテストしてみますが、L41相当の波長特性を持つ
UIBAR-ⅢがFFで入っているのにこれですから

非改造機ではもっと酷いことになりそうです。


大分やる気はなくなりましたが、せっかくですのでM31を撮影。
しかし霧が常時発生し、まともに撮影できません。

しばらくするとオリオンが昇ってきて、オリオンの方向は綺麗に晴れていますので
かなり気が早いですが狙ってみました。

03時になると一気に雲が襲来。すぐさま撤収、一路ヤンマーへ。
今回は季節限定の肉つけ麺を頼んでみました。

d4203d68.jpg


しょうがの香りが素敵です。うまーい!!


翌日はsakumaくんがアストロショップAuに行くと言うことでしたので、
D40ごと託して小笠原さんに見ていただきました。
すると「何じゃこりゃあ!!」ということになり、早速Borgにクレームを入れていただきました。
組み立て不良の可能性もあるとの事でしたが、私はこんなもんだと思っています。
ま、オークションに放出ですかね。はぁ・・・。

それはさておき、夜は我が家でsakumaくん及び私の勝利の宴でした。
こんなものもありましたしねぇ。



やっぱり而今は別格ですね・・・。うまい!!

明日にはちゃんと処理して、7866の比較画像とともにアップします。

ダブル入選&初1ページ掲載

今月発売の天文誌2誌に私の写真が入選していました。

天文ガイドには銀泉台でフィルムで撮影した写真が入選していました。
しかも初の1ページでどーん!と掲載していただきました。

92a897c9.jpg


スキャンだと全然ダメダメですね・・・。
紙面のプリントもかなり良いのですが、やっぱりダイレクトプリントには敵いませんねぇ。

まあ何はともあれ、1ページは迫力が違いますね。
微妙に写っている雲海も何とか見えますし、大きく掲載していただき光栄です。
また、この写真は100mmレンズを使用していますが、100mmレンズでの入選は初めてとなります。
そういった意味でも記念の一枚ですね。

それと、どうでもいいことではありますが、このカメラはリサイクルショップで2万円強で買ったものです。
三脚を入れても今月の作品の中では最もお安い機材の入選と言う自信があります。
機材勝負な面もあるフォトコンですが、是非若い世代の方たちにもお金が無いなんて言わないで
果敢にチャレンジしていて欲しいと強く思います。




お次は星ナビ。
これも銀泉台での写真ですが、15mm対角魚眼での写真です。
ちょうど上はカムイミンダラさんの銀泉台での写真でしたので、一緒に載せてしまいました。

5a9fa8b3.jpg



ガイドあり・ガイドなしの違いはありますが、空の良さは十分に伝わるのではないでしょうか。
こうして並べてみると違いが良く分かって面白いですね~。
そして星ナビのプリントは本当に素晴らしいです。びっくりしました。


繰り返しになってしまいますが、これも安物D40・15mm対角魚眼・スカイメモのお手軽モードです。
処理に関しては結構苦労しましたが、12分あれば一応作品になってしまうわけですね。

もちろんフォトコンが全てではないのですが、「これだ!」と思った星空に出会ったときに
シャッターを切り、フォトコンに応募する勇気を持って欲しいなぁ、と思います。

デジイチを持っている後輩たちはへっぽこD40よりずっと高性能なカメラのはずですから、機材のせいにしないで
どんどんいろいろなことにチャレンジして欲しいです。って前も同じこと言ってましたね(笑)


そして忘れちゃいけませんね。もちろん入選すると思っていましたが、sakumaくんのバンビも
入選していました!
彼にとっては直焦初入選となります。お祝いは後ほど彼のブログで、ということで。
欲を言えばもっと大きく掲載して欲しかったですね~。本当に美しい作品だったので・・・

さらに、「ネットよ今夜もありがとう」のコーナーでは私がバトンを渡したpositive51mさんと
くっしーサンのブログが紹介されていました。

カムイミンダラさんはダブルでしたし、今月号は北海道祭りでしたね。
それだけ本州の天気が悪かった、ということもあるとは思います。
そんな中でダブルのよっちゃんさん、GENTAさん、UTOさんはさすがですね!



遠征


連日の雨も止んだ、ような止んでないような、ですが、
台風一過の晴れ間を信じて遠征してきます。

途中レデューサーを小笠原さんから受け取っていきますので、7870ファーストライトをしてきます。
あんまり晴れる気がしないのですが、とにかく行ってきます!

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