Shooting Stars - 美しい星空の元で

天体写真を中心としたブログです。

2011年12月

2011年を振り返って

今日で2011年も終わりですね。
振り返ってみると、去年以上に天文尽くしな1年だったように思います。

去年は1回しか天文誌に入選できませんでしたが、今年は(ちょっとインチキですが)10回もの入選を果たすことが出来ました。

以下にまとめてみました(クリックすると大きくなります)

e5198cb0.jpg


まあこうやって見ると、今年はいろいろな写真を撮りましたね~。
やはり改めて今年は「71FLの年」だったな、と思います。

レデューサー、フラットナー、テレコンを使うことによっていろいろな場面で活躍してくれました。
それも全て「軽いから」という一言に尽きると思います。

わざわざ60φシステムにしたのもそのためで。
せっかくあれだけ軽いレンズセルなのですから、鏡筒も軽くなければならないですし、
それ以上に「カメラも」軽くなければいけないと思います。

これでカメラが重いとせっかくの71FLの良さが台無しになってしまうのではないでしょうか。
重いカメラを使うのであれば、鏡筒ももちろん80φシステムにすべきですし、赤道儀もSXWでは
厳しくなりそうですし、もちろんスカイメモは論外です。

R200SSもべこべこ鏡筒で、接眼部もそこまで強力ではないですから
有る意味私のシステムは軽いカメラ専用、ってことになると思います。
そういった理由から、冷却CCDにはまったく魅力を感じないんですよね・・・
もっと軽くならないのでしょうか。電気馬鹿食いなのも私にとっては許容できない部分です。
PC必須、ファインダーなしというのも何だかなぁ・・・
ま、そもそも高すぎて買えないんですけれど(笑)

ちょっと脱線してしまいました。
というわけで、しばらくはD40と頑張っていこうかな、と思います
工夫は必要ですが、まだ何とか勝負になるみたいですし。

また、スカイメモには改めて感謝ですね。
購入してから10年近くたちますが、トラブルが一度も無く、絶対の信頼を置いています。
来年も活躍して欲しいですね~。

R200SSはダメダメでしたが
、ようやく目処が立ちましたので、
来年こそはもっと活躍させてあげたいです。


目標であったモザイク、直焦点の入選も果たすことが出来ました。
それどころか10回も入選させていただき、出来すぎな1年となりました。
来年は猛烈に失速しそうですが、また応募できるような作品を撮っていこうと思っています。



今年ベストの遠征はやはり12月皆既月食ですね~。
天候にも何とか恵まれ、トラブルも無かったですし、何より素晴らしい風景に出会うことができました。

今年ベストの作品は「はくちょう座」。
構図、処理とも納得の仕上がりです。
残念ながら落選でしたが、来年もめげずに撮影してみようと思います。

0f597437.jpg




さて、長くなりましたが、今年の記事はこれが最後です。
皆様、今年は大変お世話になりました。来年も宜しくお願いいたします。
これから私はゆっくりとそばと日本酒を味わおうと思います。

ラスト遠征

少し前のことになりますが、27日に浦河まで遠征してきました。


本当はもう遠征しないつもりだったのですが、皆様の遠征日誌を見るに我慢ができなくなりつつありました。
26日夜時点では27日夜は三石はともかく、十勝は完璧な予報。

とりあえずsakumaくんに電話してみましたが、明日帰省するとのこと。
Nくんはもう帰省したみたいですし、うーんどうするか・・・

27日朝のGPVだと、三石でもいけそうな感じですが、十勝はもっと良さそう。
くっしーさんからメールが入っており、娘さんの熱は下がったそうですが、今度はくっしーさん本人が
ぶり返してしまったとのことでした。くっしーさんが十勝に遠征なさるなら行こうと思ったのですが・・・
となると三石か。

Gくんに電話してみたところ、彼は小樽で観光中とのこと。
そもそもsakumaくん以外のメンバーは冬合宿で十分撮影しているので、わざわざ遠征する必要は
無いといえば無いわけです。

一人で遠征もアリですが、運転が少々心配。
サークル会館に行ってみると、なんと28日から年明けまで閉館とのことでした。
となると、荷物を運び出すことはできますが、元に戻せません。

そうなると面倒ですので、どうしようか悩んでいましたが
とりあえずレンタカーが借りられないと話にならないので、生協へ。

聞いてみると空きがあるとのこと。
それなら行くっきゃないか、ということで借りてきました。

実験を済ませ、出発は16時。
機材はR200SS。今年全く活躍させて上げられなかったので、今回はこれでクリスマスツリーを狙う
つもりでした。

赤道儀はSXWでもいいのですが、前回のガイドを考えると不安が残ったので
90Sを持っていきました。一応SXWも予備で。
スカイメモも載せ、広角撮影もできるようにしました。

路面はそれほど悪くは無く、50km制限でしたが滑るような感じはありません。
日高道は前日の雪の影響か嫌な感じでしたが、ゆっくり走りました。

いつもの日高富ローソンに到着したのは18時半。
夕食を済ませ、positive51mさんにメールを。
すると20分遅れくらいでこっちに向かっているとのことでした。

とりあえずいつもの観測地で落ち合いましょう、ということで三石まで行ってみました。
ところが、南側は晴れているものの、北側は曇っています

程なくpositive51mさんが到着。お久しぶりです~。
流石にこれでは無理だろう、ということで移動することに。

色々走り回りましたが、5km程先の浦河町野深という場所にしました。
視界がだいぶ広いせいか三石より明るく感じますが、まずまずです。
時間は22時過ぎ、急いで展開。

R200SSはようやくそれなりにシャープな像を結んでくれているようです。
90Sの極軸もOK、ガイドカメラの電源を入れ、PHDを起動。

カメラは接続されたのですが、なんだか画像が変です。
どうしたんだろ、と思ってバッテリーボックスの蓋を開けようとすると、

ぎゃーーーーーーー!!!!!!!

煙とともに刺激臭が。
原因は不明ですが、どこかショートしているようです。

すぐにバッテリーからクリップを外しましたが、ガイドカメラの電源ケーブルや映像ケーブルは
解けてどろどろ。どう考えても故障。


90Sも電源を入れてみましたが、電源ランプは点灯していましたが
モーターは全く動作せず。


何だか知りませんが90Sとは相性良くないですね・・・
これ以降は使わないことにします。


で、この時点で一人なら帰っているところでしたが、SXWを持ってきてあるので
そちらに載せ換え。こちらは問題なく動作。

問題はガイドカメラで、一応QCamS7500を持ってはいるのですが
惑星専用として使っており、ガイドカメラとしての使用はほとんどありません。

とはいえ他に方法は無いので、QCamを接続し、PHDを起動しようとしましたが、
デスクトップのアイコンが変です。ダブルクリックしても起動しません。

インストールフォルダを見ると、何故かファイルの一部が吹っ飛んでいます
ウイルス対策ソフトが原因かと思いますが、もう何なんだよ・・・

こんなこともあろうかと、もちろんPHD1.12がマイドキュメントにあるのです。
アンインストール、再度インストール。無事に起動しました。

ところが、QCamの設定をいじっても何も見えませ
もうダメかと思いましたが、単に蓋が閉まっていただけのことでした
シリウスを導入、ちゃんとピントも出ました。

被写体はクリスマスツリーだとガイド星に不安が残るので、M42に。
流石になんとかなるようです。ISO800、5分で撮影しましたが、中心部が飽和気味でしたので
ISO400、5分に。ガイドもグラフはいまいちですが順調です。

途中何度か曇ったりしましたが、何とか予定の12枚を撮影。
続いてクリスマスツリーへ。ガイド星は見つかりましたが、撮影開始とともにドン曇
3時には撤収しました。

帰り道の途中にある新冠温泉のレ・コードの湯は5時から8時まで朝湯をやっています。
せっかくですから入りに行きましょう、という話になりましたので、その前に静内のマックで朝食(?)
うまい!

fc780d7e.jpg




温泉は観測で冷え切った体には最高でした。
ただ話し込んでしまい長湯でしたので、軽いしもやけ状態になったのか足が痒くて仕方なかったです。

b49024f1.jpg


私は眠かったのと、もう少し時間調整をして路面が完全に溶けてから出発したかったので
仮眠を取ることに。positive51mさんは先に帰られました。お疲れ様でした!

私は10時前に出発しましたが、目論見通り路面は何の問題もなく。
帰りはもちろん、ヤンマーです。

12dfbbd4.jpg


最後のプレミアム塩とんこつ。うまい!


これで今年ラスト、というかしばらくは遠征しませんのでいろいろな意味でラストとなりました。
トラブルはありましたが、何とかR200SSで撮影できて良かったです。

また、positive51mさんとゆっくりお話ができたのも良かったですね。
大変楽しい遠征となりました、どうもありがとうございました!


これから実験ですが、帰ってきてから今年の総括をしたいと思います。

マウナケアツアー詳細

さてさて、大分前の事になってしまいましたが、マウナケアについて記事にしたいと思います。

私が参加させていただいたツアーはこちら。
マサシのネイチャースクール・夕陽と星のツアー
http://www.minshuku.us/tour/sunset.html

朝日のツアーもあったのですが、参加した12月15日は月が夜半前に出てくるので
こちらのツアーにしました。


出発は学会終了直後。
もう迎えの車が来ていました。

ガイドのYさんにご挨拶、私は助手席へ。
他のお客様を乗せて、2台で山頂へ向かうようです。

で、私が乗り込んだ車の参加者は13名。

ええ。








私以外全員カップルでしたorz





年齢層には多少幅がありましたが、新婚さんも大勢いらしたようで。
まあ良く考えれば、わざわざマウナケアまで男一人で夕陽と星を見に行くヤツはいるわけ無いですよねぇ・・・

申し込みをする時点で他の方には迷惑をかけないようにしようと
思っていたのですが、これでは居るだけで負のオーラを発生せざるを得ません。

Yさんが気を使ってくれて助手席に座らせていただけたのは本当に助かりましたね~。
道中は私がずっとYさんに話しかけ続けました。すみません・・・


さて、気を取り直して。
天気は下界は晴れていたものの、オニヅカセンターでは雨と言うか雲の中というか
といったところ。早めの夕食をとったのちにいざ山頂へ。

山頂付近はきちんと晴れていました。
まずはすばるをパチリ。

1489e6e8.jpg




続いてサンセットを見るポイントへ。
雲が掛かっており、いい感じに雰囲気が出ていました。

bcc22050.jpg


夕暮れはGH1でも良いのですが、D40改+15mmでも撮影してみました。

0de9f73b.jpg


これはいいですね!


で、サンセット自体は雲に阻まれて見えず。
星空観測ポイントへ移動。

何故なら山頂付近は日没後30分以降は立ち入り禁止だそうで。
ポイントはいくつかあるそうですが、今回は標高が高い場所しか晴れていないようで
一番上の3900m付近で撮影しました。

Yさんからまだ明るいので暗くなるまで待機していてください、との指示でしたが
外に出てもいいとの事でしたので、早速スカイメモを展開しました。

時間掛かるかな、と思いましたが2分でセッティング終了。
これは日ごろの鍛錬?の成果でしょうか。Samyang8mmのピントもすぐ出ました。

で、薄明中ですがパチリ。

4a20581f.jpg


15mm、F4、ISO1600、30秒
流石はマウナケア!薄明でこれだけ明るいのにちゃんと天の川は写っています。

ついでに固定撮影でも。
8caa6cd3.jpg


8mm、F4と5.6の中間、ISO200、5分
ちょっと撮影時間が短かったかと。右のもやもやは雲です。


そうこうしている間に薄明も終わったようですので撮影開始!
集合写真の合間を縫って撮影しました。

ところが、謎の水蒸気の塊が通過、レンズが曇っているではありませんか!
急遽拭きとりバックに仕舞いつつ、15mmをスクランブル発進。

efe55428.jpg


15mm、F4、ISO1600、5分
ピント合ってませんね・・・もったいない・・・

その隙にダークを撮影。
撮影後は8mmの曇りが取れましたので、再び8mmで。
これが本命です。

25955e98.jpg


8mm、F4と5.6の中間、ISO1600、5分×4枚
すばるレーザーが3枚目の露出中に点灯、横倒しのオリオンとともに
作品に華を添えてくれました。が、何だかイマイチ。
もうお気づきでしょう。



うん??何だか地平線付近が明るいぞ??

これは何なんでしょうねぇ??
こちらの方角には20km先にヒロの町がありますので、やはり光害でしょうか。
対日照ってことでもないでしょうし。よく分かりません。

また、マウナケアの辺りが何だか緑色です。
これは光害ではないはずですから、大気光か何かでしょうか。
よく分からず。

もちろん肉眼で見るには最高の空でした。

黄道光はまぶしいくらい。でもデジタルで撮ると余計なものまで写ってしまう。

はぁ・・・目で見るだけにしておけば良かったのかもしれません。
それか高感度短時間ですが、D40じゃあちょっと厳しいものがあります。
双眼鏡を持っていかなかったのも失敗。赤道儀よりは双眼鏡を優先すべきでした。


一応マウナケアの名誉のために弁明しておきますが、
12月はハワイでは一番雨が多いそうで。今回も前日まであまり天気は良くなかったです。
そのため、どうも水蒸気が多いのか何となくヌケが悪いような。
標高補正が思い切りかかっているので良く見えますが、本来はもっとよいと思います。

実際望遠鏡で木星を見せていただいたのですが、ビタッと止まっているという訳では
無かったです。札幌とは比べ物になりませんが、条件は悪かったのでしょう。

まあいろいろ考えると、行くなら天の川中心部が日没直後に見られる8月くらいがベストでしょうか。
Yさん曰く、今回は時間が掛かったものの雲がだんだん降りていくそうなので、明け方よりは
夕暮れの方が雲海で蓋がされる可能性が高いと思います。

何はともあれ、マウナケアには余計な機材を持ち込まず、眼視で楽しむのが正解なようですね。
撮影は高感度短時間のお気軽撮影、双眼鏡があるとなお良し。
いい勉強になりました。



話は変わりますが、他のツアー客も大勢でしたが、
何と薄明が完全に終わらないうちに帰ってしまうではないですか!!

何ともったいない!!せっかくの空なのに・・・
結局我々は1時間近く滞在しましたが、他は20分も居たかどうか分からないくらい。
このツアーに参加して本当に良かったです。

前日まで天候が悪く心配でしたが、何とか満天の星空に出会えました。
ガイドのYさんにはご迷惑をお掛けしました。本当にどうも有り難うございました。
また、こんな私にも優しく接していただいたツアーの参加者の方々には大変お世話になりました。
有り難うございました。

本来は星空の予定でしたが、せっかくですし一番綺麗に撮れた夕暮れの写真(壁紙サイズ)を用意しました。
もし宜しければお使いくださいね。

1920×1200
57685a8a.jpg


1920×1080
6b734920.jpg


マウナケア行って来ました

先ほどホテルに到着しました~。

手短に、結論から言いましょう。










晴れました!!

で、

ちゃんと撮影できました!!!




星の写真を上げたいのは山々ですが、後ほど処理してからアップします。
写真が無いのも寂しいので、とりあえず2枚貼っておきます。





d0bd02ce.jpg


残りは明日帰ってからということで。
今晩はビール飲んで寝ます(笑)

皆既月食遠征詳細

皆様こんばんは~。hana@ハワイです。
今は12日の25時(13日01時)ですので、皆様からすると過去からの記事になりますね~。
学会2日目が終了、今はビールを飲みながら記事を書いています(笑)



さてさて、時間をさらに巻き戻して、皆既月食の遠征記を書いてみようと思います。


当日は13時より我々のいつもの頼れる相棒、ハイエースを予約していました。
ところが12時前にレンタカー屋から連絡があり、

「前に使っていた方が事故を起こしてしまい、間に合いません」とのこと。
去年の嫌~な出来事が頭を過ぎります。

今回も「12月の皆既月食」と丸かぶりですので、否が応にも意識せざるを得ません。
店員さん曰く、「ステップワゴンでどうですか?」とのこと。

まあ荷物が乗り切らないことは無いと思いますが、車内はかなり狭くなりそうです。
そうすると、「10人乗りハイエースワゴンならどうですか?」と。
うん??10人乗り??運転したことが無いので良く分かりませんが、ステップワゴンよりは
いいだろうと思い、そちらにしてみました。

レンタカー屋についてビックリ。

デカっ!!!!

縦はあまり変わらないように思いますが、横幅がとんでもないです。
ご丁寧に個別のシートが2,2,3,3の4列付いています。しかも倒せないそうで。

さらに、何と本家ハイエースよりもでかいのに、

「軽油ではなくガソリン車ですので間違えないようにしてください」

だそうで。
絶対燃費悪いだろー!!リッター10は切りそうです。

まあ荷物的には何とかなるでしょうから、戸惑いつつサークル会館まで運転。
後輩たちに見せると皆興奮していました(笑)


荷物を積んでみると流石のスペース、超余裕です。
こんなことも出来ました。
「R200SSさん、席はこちらです」



シートベルトがぴったりでした(笑)


私がハンドルを握り15時前に出発。
市内は多少雪がありましたが、ほぼ乾燥路面です。

輪厚P.A.で一時停車、更新したGPVをチェック。
GPVでは晴れるのは苫小牧周辺と、陸別を含む道東付近でした

私としては陸別へ行きたかったのですが、夕張~トマム間が凍結50km制限。
去年のような路面だと最悪です。
というわけで、「夕張まで行ってみて路面が危なそうなら苫小牧方向へ引き返す
ことにしました。

幸いにも、多少怪しい感じはありましたが、路面は塗れていたものの凍結はしておらず。
無事に日高山脈を越え、十勝平原P.A.に差し掛かったところで助手席のsakumaくんから
陸別の天気がやばい」ということでしたので緊急停車。

GPVを見てみると、確かに十勝平野に雲が流れ込んでくるようです。
陸別周辺は何とかなりそうでしたがギャンブルです。
苫小牧周辺は問題なく晴れそう。

となると、進むか戻るかの2択。
私としては苫小牧周辺は空が明るいので、何としても陸別に行きたい所でしたが、
sakumaくんから「欲張るとろくなことが無い」という意見も。確かに去年は欲張って
空の暗いところまで行こうとして大失敗しました。

ですが、帰るにも厚真までの距離を調べると160kmほど。一方陸別は110km。
時間は18時、食の始まりに間に合うか微妙なところです。

かなり迷いましたが、多数決の結果、陸別まで遠征することに。
路面は完全乾燥路でしたのでそれほど気を使うことは無かったですが、去年のことが
頭から離れなかったのでいつも以上に気を使って運転しました。

陸別の手前、足寄に到着したのは19時ごろ。
セイコーマートで夕食を食べつつ、AstroGPVを見ると多少予報がマシになったみたいです。

陸別では去年の冬合宿のときに行った場所に行ってみました
空の暗さは折り紙つきですが、20時過ぎに到着してみると雪がぱらついていました。
東側、銀河の森天文台方向は晴れているようです。

そこで急遽陸別の町まで引き返し、天文台方向へ。
天文台駐車場という方法もあったのですが、当然観望会があるそうで、車の出入りが激しそうです。

それならということで天文台へは行かず、カネラン峠方向へ向かいました
ここはうちのサークルメンバーがかなり昔のペルセウス座流星群観測でnakajiさんと
お会いした場所です。

どこか場所があるだろ、と思っていましたが、残念ながら峠へは雪があって行けないみたいです。
仕方なく引き返しましたが、車を止める場所がありません。

本来ならもうちょっとポイントを探すところですが、何とか車を止められ、
傾斜地ではありますが望遠鏡をセッティングできる場所を発見しました。

参加メンバー(私、Tくん、sakumaくん、Nくん、Hくん)はちょっと嫌そうな感じもありましたが、
20時半過ぎともう時間が無かったので私の一存で「ここを観測地とする!」ということに。

程なくGくんを含む後輩たち8人も到着、一緒に展開しました。
空には雲があり不安が過ぎりますが、何とか晴れてくれそうです。

今回はR200SS-71FL親子亀+SXWシステムを中心に、スカイメモによる広角ガイド
固定撮影の3システムを展開。

メインシステムが組みあがり、極軸とピントがあった段階でちょうど食も始まりました。
きちんと光軸を合わせたのですが、シンチエーションが悪いせいかR200SSの画像は甘々です。
本当はR200SSに活躍させてあげたかったのですが、撮影は71FL+GH1に絞り、R200SSは
観望用にしました。

最初は満月だったこともあって星の数も少なく札幌の星空レベルなのですが、
欠けて来るにつれてどんどん空が暗くなってくるではないですか!

急いでスカイメモをセッティング。
50%も欠けると段々カシオペア方向の天の川が見えてきます。
次第に淡い冬の天の川も見えてきました。

直焦点撮影は順調でしたので、試しにR200SSで見てみると、

こ、これは凄い!!
ちゃんと明るい部分も掛けた部分も見え、色の変化も手に取るように分かります。
外側に行くほど暗く赤っぽく、内側(掛けていない側)は緑がかった感じです。

後輩たちにも見せましたが、いたく感動してくれたようです。
しかし写真に撮ると、明るいほうに合わせると掛けた部分が全く写らず、暗いほうに合わせると
今度は欠けていない部分はトビ放題。

うーん人間の眼って優秀ですね!!
特に皆既中よりも30%くらい欠けた状態での月は素晴らしい眺めでした。
後輩たちが持ってきたCAPRI-102EDは光量こそ劣るものの、シャープでコントラストが高く
最高でした。月食は眼視、特に大口径屈折に限りますね~。


となると写真の方は適当に撮影しておき、皆既になる瞬間はアイピースを除いていました(笑)
GH1のバリアン+ケーブルレリーズシステムは本当に楽でしたね、ライブビューもあって
ピントも一瞬で出ました。


皆既が始まったのはいいのですが、雲が出てきてしまいました。
薄雲ですし何とかなりそうですが…。

抜けるのには30分近く掛かってしまいましたが、23時半になると完全に取れました。
そこには冬の天の川の中にぽっかりと浮かぶ紅い月が!!!

360°ほぼ無光害の空の下で見るこの風景は、札幌に居たら絶対味わうことが出来ない風景でした。苦労して遠征した甲斐があったというものです。

正直これほど凄いものだとは思っていなかったんですよ。
後輩たちも同じ考えだったようで、皆大騒ぎでしたね~。
次も絶対遠征します。これを見てしまうと、街中で見る気には絶対なりませんね~。

そうなると記録したいのが天文屋の性というもの。
15mm対角魚眼+D40改をセット、撮ってみました。




これこそ、私が去年から追い求めてきた風景そのものです。
実はピンボケだったり(泣)、絞り開放なので周辺像が残念だったりしますが、まあ良しとします。
この風景に出会えて本当に良かったです!

この写真では月が飛んでしまっていますが、肉眼で見ると天の川も月もちゃんと見れるんですよね~。
改めて人間の眼のポテンシャルの高さを存分に思い知らされました。
進歩してきたとはいえ、デジタルデバイスもこういった場合にはまだまだ肉眼には遠く及ばないようです。


固定撮影だとこんな感じです。




これもまずまずってところですね。レンズはsamyang8mmですが、これだけ広角だと
良い空まで遠征した意味がよりいっそう出てきますね~。

興奮しすぎていて絞りをなんと8にしてしまいましたが(!)何とかなったみたいです。
道理でISO800、10分露光してもヒストグラムが寄らない訳だ…



そうこうしている間に皆既も終了、段々と月明かりが戻ってきます。
皆既終了で燃え尽きてしまい、ダークを撮りつつGH1で適当にパシャパシャ撮影。
ハッキリ言ってもはやどうでも良くなっていました(笑)

それほど皆既中の空はインパクトがありましたね~。皆既日食だと時間が短く
ピークもシャープなのですが、皆既月食のゆったりとした感じもいいと思います。
もっと注目されてもいいのにな~。あまり皆既月食病って聞かないですよねぇ。


せっかくですし撮影風景を。
後輩たちも結構飽きてしまったようです。

0ede128b.jpg



ちょうど本影食が終わったころ、雲が一気に広がってきました。
結局皆既食前半以外は快晴、お天気に恵まれましたね~。

ささっと撤収、02時には出発。
帰りはもちろん、ヤンマーです(笑)

eb0d7ba9.jpg


寒いときに、しかも観測が成功した後のヤンマーは最高ですね!!



帰りはNくんとTくんに運転を任せ爆睡…。
最後だけちょっと運転しましたが、幸いにしてどこも凍結はしていなかったようです。

今回は無事に事故を起こすことなくレンタカーを返却できました。
ちなみに気になる燃費は8.6km/L(!)予想通りの燃費で…ガソリン代が…
まあ晴れたので良しとしますかね~。



トラブルも無く、今年最高の遠征となりました。
後輩たちの胸にも今回の風景は深く刻まれたことでしょう。
気が早いですが、今から次の月食が楽しみですね~。

ギャラリー
  • 火星大接近
  • 中秋の名月
  • 中秋の名月
  • VC200Lでの初直焦点
  • VC200Lでの初直焦点
  • VC200Lでの初直焦点
  • 木星、土星、火星
  • 木星、土星、火星
  • 木星、土星、火星
アーカイブ