Shooting Stars - 美しい星空の元で

天体写真を中心としたブログです。

2013年09月

銀平君涸沼へ行くその2

先週末から長野~北海道と出かけてきて、25日に帰ってきました。
25日は北大での学位記授与式でしたが、事務的に渡されるものかと思っていましたが
総長直々に渡していただき、ちょっと感動しました。

今までは学生なのか社会人なのか中途半端な状況でしたが、
これで問題なく社会人になりました。
無事に卒業できて嬉しく思うと同時に、時間が掛かってしまって
申し訳なく思う気持ちと、複雑な思いです。

式が終わった後には研究室にお邪魔していたのですが、
後輩たちに挨拶をして、研究室を出るとき、北大を出た時には
いろいろ思うところがありましたね。

来月の星見人以降は北海道に行く予定はないのですが、
ちょくちょく顔を出したいところです。


帰ってきたところ、郵便受けに1通の手紙が。
前回の記事でGENTAさんがM48延長筒(フィルター枠)を送ってくださるという話でしたが、
早速届いておりました。どうも有り難うございます!

で、すぐに取り付けてみたのですが、なんと
RCC1のM48オスネジの根元まで入りません。

原因はRCC1側のネジ山は約3㎜あり、フィルター枠は2㎜程で
フィルターの内側の出っ張りが干渉してしまいました。

よくよく考えてみれば、RCC1側のネジ山が3㎜ある時点で
気づくべきでしたね。また、フィルター枠は光路長が4.5㎜と
使えたとしても微妙でした。
GENTAさん本当に申し訳ありません、お手数をお掛けしました。

これで、手持ちのパーツでバックフォーカスを短縮するすべはありません。
テンションは下がりましたが、天候はよろしい。
オフアキでガイドは未だに出来ていませんので、そのテストでもするかと
涸沼へ出かけました。

今までのテストの感触から、オフアキでのピント位置は
現状のガイドカメラの31.7スリーブは長すぎるため、
24.5→31.7スリーブを念のため持っていき、WAT-100Nにマスキングテープで
貼り付ければ何とかなるだろうと考えました。

出発は18時45分、19時10分には現地到着。
薄明が終わったはずなのに空はぼんやりしていましたが、
とりあえずはテスト、ってことで機材を展開。

まずは出発前にばっちり合わせたので大丈夫だろうという光軸。
コリメーターで確認しましたが、バッチリずれているorz

できればコリメーターでは合わせたくなかったのですが、仕方ありません。
ちょちょいと合わせて、不安を抱えながらテスト開始。

予想に反して像はまともでしたので、オフアキにいしばしカメラ接続して
ピントが出るかどうか確認しました。

ところが、全然ピントが出ません。
画面も真っ暗で、明らかにおかしいです。

そういえば、OAG9のガイドカメラ側にはTネジが切ってあります。
昔対象確認アダプターを作ったことを思い出し、それを付けて見てみました。
でも何も見えず。

ためしにヘッドライトを照らしてみましたが、少しだけ赤くなるものの
ほぼわかりません。PCのバックライトを最も明るくしても、少し明るい程度。

D5100+Tリングを外すと、
プリズムが前後逆についていましたorz

前にもやったんですよねこれ・・・

とにかく、プリズムを回してあげないことには
どうにもなりません。

ところが、1㎜の六角レンチがまたもや見当たらない。
車じゅう引っ掻き回しましたが、小さい六角レンチを入れた袋が
どうしても見つかりません。

仕方なく、家に戻ろうとエンジンを掛けましたが、
もう一度見てみよう、と探したら出てきました。あぶないあぶない。

大分時間をロスりましたが、今度こそ映像が出ました。
しかし、予想通りいしばしカメラのピントは出ず。
WAT-100Nに変更、こちらは問題なくピントが出ました。

ただ、WAT-100Nは感度が低く、ガイド星が見つからない可能性が。
視野が狭く、焦点距離も長くなるオフアキならなおさらです。

とりあえずM31に向けてみると、なんとかガイド星は見つかるようです。
シグナルは検出限界ぎりぎりですが、キャリブレーションは何とか通ってくれました。

ガイドグラフはこちら。

1c469193.jpg


シンチエーションが悪く、焦点距離も長い割にはそこそこですかね。


で、撮影結果がこちら。
JPEG撮って出し、リサイズのみです。
ISO1600、3分、LPS-P2フィルタ使用

ae157144.jpg


おお、割といいんじゃない??
左側はスケアリングエラーですが、像自体はまずまずです。

まともに反射で直焦点の撮影に成功したのって2011年5月のアンガス以来なんですよね。
画像が出てきたときには興奮しました。

どうもネット上でのGINJIシリーズの評判は悪いようですが、
あの値段にしては十分まともな鏡筒だと思いますよ。ええ。

とはいえ、改造なしでの運用は厳しいのも事実ですが。


8枚で止める予定でしたが、16枚撮っておきました。
少し時間も余ったので、すばるも8枚撮影したところでタイムアップ。
月の出の時間です。
その後からだんだんと曇ってきましたが、ナイスタイミング。
気温は相当低く、秋本番といった感じですね。
後半は透明度も回復し、とてもよい夜でした。


同期から観測に役立つ素敵なプレゼント(借り物ですが)を受け取り、
ヤンマーへ。

スクラッチカードは残念ながらD賞でしたが…

d7ec053b.jpg


2b23d286.jpg


新作のねぎねぎXO醤麺、個人的にはヒットです。
ラーメンがおいしい季節になりましたね。

今日はダメなようですが、明日は期待できそうです。
明日は銀平君は一時お休み、85㎜で行こうかなと。
朧滝の予定です。綺麗に晴れてくれるといいのですが。


銀平君涸沼へ行く~RCC1テスト遠征

順序は逆転してしまいましたが、16日夜は涸沼へ行ってきました。
台風一過の空は中々千切れ雲は抜けてくれませんでしたが、24時ごろには快晴。
そのころに撤収してしまったのですが、実は1時間強月が沈んでから薄明開始まで
あったんですね。
勘違いしていて、もう撮影できないと思っていました。もったいないことをしましたねぇ…

それはさておき、RCC1のテストをしてきました。
とりあえずバックフォーカス93㎜から始めて、段々と伸ばす方向にテストしてみました。
一番まともだったのは93㎜のとき

全体画像はこちら。

df582140.jpg




中心+四隅600×600px切抜き

ccbbed06.jpg




まずまずってとこですかね。
左下はダメですが、他は使えなくもなさそうです。

で、RCC1はM48接続の場合バックフォーカス94.5㎜が適正値です。
そのために、5㎜延長筒+33㎜OAG27+55㎜Tリング&フランジバックで93㎜ですので、
1.5㎜の延長リングを買って、それを追加して94.5㎜ジャストなわけです。

しかし、実際はもう少し短い方が良さそうな雰囲気
伸ばそうと思えば簡単ですが、手持ちのパーツでは93㎜よりも短縮
できません。

問題はRCC1の後玉が出っ張っているからで、RCC1はM48オス、OAG27はM48メスで
理論上は繋がるのですが、出っ張りが邪魔で取付できません。

c74f35b2.jpg


5㎜の延長筒は光路長を伸ばすだけでなく、出っ張りを解消する役割も
あったみたいですね。

出っ張りは3㎜弱ですから、3㎜の延長筒があれば良さそうです。
Φ50.8㎜、M48オスメスのパーツなんて売ってるのかなぁ、と思ってTelescope-serviceを見てみたら
売っている…
しかも29ユーロ、送料込なら特注の方が安く上がってしまいそうですね。
困ったなぁ、どこか売っている店をご存知の方はぜひ教えてください。


で、オフアキのテストは、写真の1㎜の六角レンチを持っていなかったせいで
ぐらぐらの状態で、しかもピント位置が全く分からず撃沈。

62cbb958.jpg




火曜に家でテストした時にどうにか分かりましたが、カメラの写野ぎりぎりか
外れているくらいの位置の映像ですので、中々感覚がつかみにくいですね。

ほぼ問題なさそうでしたが、もう少し31.7スリーブは短縮した方が良さそうです。
31.7スリーブは延長筒から切り出すしかないですかねぇ、スリーブだけって
売っていてもいい様な気もしますが、探すとないですね。

明日からは3連休+有休2日で5連休。
明日はサークルOBの合宿(とはいっても星は一切見ない)、明後日は実家へ。
23日に札幌入り、25に学位記授与式となります。
忙しい週末ですが、楽しんで来ようと思います。

正真正銘の中秋の名月

今日は中秋の名月。
いつもは邪魔になる月ですが、今日くらいはちゃんと撮影してあげないといけません。
満月の撮影をするのも久しぶりです。

mn3192さんのブログに20時13分が満月ですと書いてあったので、
せっかくですしちょうどその時間に撮影してみました。
ついでに、その直後に筒を交換し、71FL+7214で撮影してみました。
銀平+RCC1は600㎜、71FL+7214は560㎜とほぼ同焦点で、
カメラはどちらもGH1、違うのは口径だけ。

シンチは相当悪く、ピント位置がはっきりわからないくらいでした。

で、結果がこちら。

①銀平

50be7cc8.jpg




②71FL

b5211ee7.jpg


どちらも1000px×1000px(くらい)にリサイズ、スマートシャープ

自分でもどっちがどっちだかわからないレベルです(笑)
正直、口径の差は感じませんね。
シンチエーションがこれだけ悪いと、口径のアドバンテージはほとんど無いみたいです。
これなら71FL+7214の方が手軽でいいですねぇ。


それにしても良い月夜です。
最近飲み過ぎですので今日は飲まないのですが、ゆっくり月見酒でもしたくなりますね。

GINJI-150FN購入ー久々に反射望遠鏡の世界へ!

台風の影響で、前線の活動が活発になっているようで
ここ茨城でも猛烈な雨と風でした。今は小康状態ですが、
明日は雨はともかく、風は相当強そうです。
台風一過の空は期待できそうですが、月さえなければなぁ…

それはさておき、GINJI-150FN購入しました。


76756d38.jpg




実は、6月にはもう購入していたんですよね。
しかし、余りの天候不良で使う気が起こらず、そのままにしていました。
そろそろ使ってあげようと思い、引っ張り出してきました。

ちなみに名前は「銀平」と言います
元ネタは昔読んだ絵本、イワナの銀平という本から取っていますが、
ご存知の方いらっしゃいますか?
良い絵本で良く読んでいたので、GINJIの名前を聞いた時に思い出しました。

で、もちろんメインは撮影用ですから、コマコレが必要です。
いろいろ考慮した結果、3つに絞りました。

①MPCC
②パラコア2
③RCC1

最初はパラコア2に行く気満々だったのですが、5万5千はあまりに高すぎる…
ユニバーサルパラコアなら4万弱だったようですが、ちょっとねぇ。

で、MPCCにしようかと思っていましたが、前にR200SSで嵌った嫌なイメージが
払しょくできません。
調べてみると、中心部の解像度は球面収差のせいであまり良くない様子。

そこで、RCC1に着目してみました。
一応Wynneタイプのコレクターなようで、パラコア2よりはるかに安価ですが
まずまずな像を結んでくれそうです。

バックフォーカスが長すぎるのは気になりましたが、
OAG27を突っ込めば、フランジバックの長いNikonでも
問題なくオフアキガイドできそうです。

で、先週の日曜にTelescope-Serviceに注文しました。
13日に到着。

6d1c8a36.jpg



送料込みで372ユーロ+税金1200円で、5万円強。
多少は国内で買うより安い??

買ったものは以下の通り。

689e7615.jpg


あ、それと、OAG27には31.7延長筒も追加しています。
これ以外にも50㎜延長筒も買ったのですが、実は不用でしたorz
この組み合わせ、実はかわうさんと全く同じです。
購入に際し、色々と参考にさせていただきました。有難うございました。

13日(金)はとりあえず月が見えており、マイクロフォーサーズ用のTリングを持っていたので
GH1で撮影してみました。

af9309b2.jpg


うん、結構いいんでない??

シーイングはかなり良かったように思いますが、他のブログを見るに
実はイマイチだったみたいで。
札幌が余りに悪かったので、これでも良く感じてしまいます。

次に、D5100に切り替えてテスト。
全部組み立てるとこうなります。

0bc1faf1.jpg


1.5㎜のφ48㎜リングは本来は矢印の位置に突っ込むべきものなんですが、
出っ張りをなくすともう少し奥まで2インチスリーブに入ってくれるので
あえてTリングの手前に入れています。
また、この組み合わせでメーカー推奨バックフォーカス、94.5㎜になっています。

ピントはこの位置で合いました。

062cf4f3.jpg


ヘリコイドの繰り出し量は25㎜程。
可動域は30㎜強までですので、問題なく使えます。

もっとバックフォーカスが長く、延長筒併用でないと使えないとばかり思っていたので
これは意外でした。

まあ、とりあえず使えないことは無さそうですが、問題はちゃんとガイドしてくれるかどうか。
テスト撮影の時にどうやっても流れるので、極軸は適当でもここまで酷いとは、と思っていましたが
実はシャッターショックでした。
ここまで外側に出てしまうと、接眼部の補強は必須ですね。

現状やるべきことをまとめてみました。
上が現状、下が改造後です。

d8b07aca.jpg



1.アリガタ切断(①)
→接眼部位置を回転させるため、図参照。
2.トッププレート追加(②)
→ガイド鏡は不要だが、強化のために追加。
3.接眼部補強(③)
→裏側からRのついた補強板を入れつつ、鏡筒バンドと鏡筒ごと一気に固定。
Rを付ける加工は出来ないので、業者に依頼予定。
4.フード
→作成完了。
5.おむつ
→作成完了。
6.Bahtinov mask
→今夜作成予定。
7.斜鏡結露対策
→ヒーターの予定、面状ヒーターが良さそう?
ダメそうなら乾燥空気で。
8.斜鏡オフセット
→斜鏡ごと交換予定、径は再計算。
9.斜鏡スパイダー隠し
→よっちゃんさんの動画を参考にしつつ、後程作成。
10.主鏡爪隠し
→これも後程作成。
11.主鏡セル回り
→現状はこのままで、使用してみて改造するか判断。

書いているだけで頭痛くなってきました。
予定よりは多少マシですが、何か月かかることやら。

接眼部位置についてですが、外側に向けてもいいのですが
SXWだとガイド精度が非常に不安です。
一応明日晴れたらテスト遠征する予定ですが、図に示したように
アリガタ側に回した方がいいでしょう。

筒先側の強度は裏打ちで保ちつつ、ダメそうならもう一本
鏡筒バンドを追加するつもりです。
また、鏡筒バンドと鏡筒を固定するのがミソで、
これによって鏡筒バンドと鏡筒間のずれを追放し、
強度を確保しようと思っています。

ここまでやらなければいけない理由ですが、R200SSを使っていて思ったのですが、
反射望遠鏡はまさに自分を写す「鏡」なんですよね。

ちょっとでも妥協すると、すぐに星像に現れます
時間はいくらかかってもいいので、徹底的に不安要因を除去しつつ、
80%でなく100%の星像を目指そうと思っています。

この先に見える冷却CCDへ向けて、機材も冷却CCDに耐えらえるよう
少しずつカスタムしていく予定です。

えっ…

何だコレ。

7be5c410.jpg




・・・


明日はこのままだと中止ですね…

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