Shooting Stars - 美しい星空の元で

天体写真を中心としたブログです。

2014年05月

ニュージーランドの運転事情

ニュージーランドでの運転では、左側通行ということもあって
そこまで苦労しないかと思います。

遠征を考えていらっしゃる方はすでに調査済みと思いますが
念のため概要を。
http://www.newzealand.com/jp/feature/driving-in-new-zealand/

この記事では、現地に行ってみて感じた注意点を書いてみたいと思います。

①信号がない!

人が少ないこともありますが、信号は極めて少ないです。
また、ラウンドアバウトが多いので、町中でも信号は少なめ。
(ラウンドアバウトについては下記参照)
http://www.buc.jp/NZ/mame/6_douro.htm
ラウンドアバウトは慣れるまでは大変ですが、停車を減らす
合理的なシステムです。

②居眠り注意!
制限時速が100㎞ということもあり、どうしてもスピードを
出しがちです。
しかも、100㎞で中央分離帯がないので、
対面通行の高速道路がずっと続くイメージ。
交通事故は少ないみたいですが、死亡事故率は高いみたいです。

風景はきれいですが、平地は単調な風景が続きます。
クライストチャーチ~テカポ間は、クライストチャーチ側は
本当に単調で、しかも交通量が多いので注意が必要です。

③ウサギなど野生動物に注意!

多いのは夏時期ですが、冬もある程度いるみたいです。
2月に行ったときには、数百メートルおきに死体が転がっていました。
今年のGWはほとんど見かけませんでしたが。

注意すべきは、ウサギは一番活動が活発なのは明け方ということです。
メインの道路では数は少なくなりますが、少し脇道に入るとぐっと遭遇確率が上がります。
特に、遠征地から帰るときが最も危険ですので注意してください。

④凍結に注意!
ニュージーランドで一番寒いのは6月末だそうですが、山でなくても場合によっては雪が降ります。
道路でも黄色のスリップ注意”WHEN FROSTY”の看板を結構見ます。

レンタカー屋にもよりけりかもしれませんが、スタッドレスタイヤのレンタカーなんて
ある気がしません。
冬時期の運転は気を付けるしかないでしょうね。

ちなみに、クライストチャーチ~テカポ~クイーンズタウンのルートでの最大の難所は
Lindis Pass”という場所です。
-44.587533,169.642611
0b2133e9.jpg

景色は綺麗な場所で、展望台がありますが、雪が降りやすいようです。
古狸さんによると、6月末は降雪により通行止めになることがあるとのこと。
道路状況はここから確認できます。AAは日本でいうJAFのことです。
http://maps.aa.co.nz/

実際、本日(5/25)もLindis Passでは降雪のためチェーンが必要とのことです。
Lindis Passを通らないでテカポ方向へ行くこともできなくはないですが、大幅な距離ロスです。
Lindis Passが通れなさそうなら無理に運転しない方がいいと思います。



NZ作品③~アンタレス付近

ようやく処理が終わりました。
今回のNZ遠征の本命、「アンタレス付近」です。

cd2b9bb5.jpg


データ
撮影場所
ニュージーランド・クイーンズタウン Scotch on the Rock天文台(1~5カット目)
ニュージーランド・マウントクック国立公園(6~9カット目)

撮影時刻
2014.04.29 21h53m49s~(JST)
2014.04.30 20h08m49s~(JST)

カメラ
L:QHY22 10min×4
RGB:D5100改 ISO1600、10min×4
デジカメのRGB情報のみ使用、LRGB合成
上記LRGB画像を9コマモザイク (総露出時間12時間相当)

フィルター
L:Astrodon Gen2 Tru-Balance Lフィルタ
RGB:IDAS UIBAR-Ⅲ FFフィルタ

望遠鏡
L ミニボーグ71FL+7866(266㎜F3.7)
RGB ミニボーグ45ED+7885(255㎜F5.7)

ガイド

赤道儀:Kenko スカイメモR(一軸オートガイド)
ガイド鏡:ビクセン6×30ファインダー
ガイドカメラ:Watec WAT-100N
ガイド:PHD guiding1.14 

処理
L:CCDStack2により、ダーク、フラット、バイアス処理
RGB:RAP2によりダーク、フラット、バイアス処理
PhotoshopCCにてRAW現像
LRGB共通:
StellaImage6.5によりデジタル現像
PhotoshopCCでLRGB合成、モザイク、最終調整




昨年の作品よりは少しは良くなったでしょうか。
http://blogs.yahoo.co.jp/shootingstar0234/31909652.html

この作品は天文ガイドへ応募しようと思います。

南半球でのスカイメモの極軸の合わせ方

今回でオーストラリアも含めて南半球は4回(うちニュージーランド1回)
ということで、南半球ならではの情報をそこそこ蓄積できました。
これ以降、ちょくちょく記事にしようかなと思います。

記念すべき最初の記事は、「スカイメモでの極軸の合わせ方」です。
北半球と違って北極星が無いために、極軸合わせは大変です。
何だかんだ毎回うまく合わせられずに四苦八苦しています。
日によってはすんなり入るのですが、ダメな日はいくら時間を掛けてもダメですね…

今回は極軸望遠鏡でどんな感じに見えるのかを記事にします。

①南天おさらい
目印になるのははちぶんぎ座の台形をした4つの星。
このうち2つをスカイメモのパターンでは使用します。25669a25.jpg



場所:テカポ
日時:2014.06.27 06時(地方時)
クリックして拡大してください。丸印を付けておきました。

見事に明るい星はありません。
目安としては「小マゼラン雲と南十字の中間くらい」ですが、
中々分かりませんよね…

スカイメモのパターンでは、南十字とアケルナルを目安にしています。
ただ、北天でもわかる通り、あまり役に立たないのが実情ですね。

極軸望遠鏡で見た感じはこちらです。
(コリメートでピンボケですがご容赦を。)

edfff4ea.jpg

この中に上記4つの台形の星があるのですが、分かりますでしょうか???
正解は下に。











































































c5f5c244.jpg


印をつけてしまうと楽勝ですね。
レベル補正で強調するとこうなります。

4dea0e83.jpg



で、すごく見苦しいですが、極望の照明を付けるとこうなります。
08e41704.jpg


4205ad89.jpg


ちょっとずれていますね。
私は台形の2つしか入れていませんでしたが、説明書によるとそれ以外に
もう2つ星を入れる場所があるみたいです(初めて知りました)

まあ、台形の2つだけでも十分な精度でしたけれどね。


実際の作戦としては
①架台(専用マウントやXY50などのマウント)の角度を観測地の緯度に合わせる
NZでテカポやクイーンズタウンなら45度でOK。
合わせ方は分度器+おもり+糸など、工夫してみてください。
②現地ではできる限り水平な場所にセットする。
③電源は繋がない。繋ぐと台形が非常に探しにくい。
④高度調整ネジは触らずに台形を探す。
⑤電源ON、パターンに合わせる

ってとこでしょうかね。
慣れつつ、調子が良ければ2分もあれば導入できます。
初めてのときは30分は掛かりましたね。

一番いいのは実際に極軸合わせをした人に確認してもらうことですが、
上記方法ならそこまで戸惑わないかと。
ニュージーランド遠征予定の方は参考になさってください。

NZ作品②~古狸さんのScotch on the Rock天文台より

以降の5作品は、古狸さんのScotch on the Rock天文台からの
作品です。
古狸さんのブログはこちら。http://blogs.yahoo.co.jp/furudanuki_2002

自前の機材で撮影する前に、古狸さん自慢の機材で撮影させてもらいました。
構成は以下の通り。

望遠鏡:PENTAX 125EDHF(口径125㎜焦点距離800㎜)
補正レンズ:PENTAX純正リアコンバータ0.72×(合成焦点距離576㎜)
赤道儀:PENTAX MS-5赤道儀(ノータッチ)

そこにTリングを介して、私のD5100改を付けています。


①エータカリーナ星雲

ISO3200、3分×8枚、30秒×8枚(総露出時間28分)
3232d5e1.jpg


拡大するとここまでとは思っていませんでした。
M42なんて目じゃないですね。
71FLではしょぼしょぼでしたが、大口径の威力は全然違いますね!!



他はおまけです。正直エータカリーナには到底及びませんでした。

②オメガ星団

3分×6、30秒×8(総露出時間22分)
1bef4adf.jpg


ノートリミングでこれですからね。とにかくデカい!
オメガ星団については、宮内の対空双眼と125EDHFでの低倍率での
眼視が圧倒的でした。


③NGC104
ISO1600、3分×4、30秒×6、10秒×8(総露出時間16分20秒)
d9947e6b.jpg


小マゼラン雲の近くにある球状星団です。
オメガに比べると中央集光が大きく、個人的にはこちらの方が
球状星団らしいかなと思います。これも眼視が良かったですね。


④バット星雲
ISO3200、3分×4(総露出時間12分)
e322473a.jpg


エータカリーナと南十字の間にある星雲です。
エータカリーナと比べると、ねぇ…


⑤タランチュラ星雲
ISO1600、3分×8枚(総露出時間24分)

2bd26b48.jpg


これは完全に失敗作。露光不足でしたね。
何だかんだ複雑な形状をしていて見応えはある領域です。
(正直、そこまで好きじゃないんですが)


大口径+大型赤道儀の威力をまざまざと見せつけられました。
ここまで写りが違うとは…
古狸さん、本当にありがとうございました!!

ちなみに、125EDHFのとなりにはε130(旧型)があったのですが
キャノンのワイドマウントでした。
まあ、そういうことです(笑)

NZ作品①~星景写真一挙公開!

①5/2 マウントクック国立公園

1.夜を迎えるマウントクック
E-M5、パナソニック20㎜F1.7@2.8、ISO200、8秒、比較明合成
d7158338.jpg


結構自信作です。まだ明るいうちからひたすら連写し、
明るさがちょうど良くなるカットから使用しました。


2.ししの背面とび
D5100改、シグマ15㎜F2.8@5.6、ISO1600、15分
f2a6af49.jpg


ちょっと写真ではわかりにくくなってしまいましたね。
中央左のマウントクックの少し左上です。カラフルなのは大気光。


3.マウントクックと星空
D5100改、シグマ15㎜F2.8@5.0、ISO1600、15分
d0923c5b.jpg


大気光が目立ちますね。
マウントクックの左上で明るいのはアルクトゥールス、右のもやもやは天の川です。


4.マウントクックと天の川

D5100改、シグマ18-35㎜F1.8@35㎜F5.6、ISO800、10分
8167e446.jpg


薄明開始直前、天の川がマウントクックの真上に到達します。
左端で隠れる寸前なのはベガ。


5.南天の宝石箱とオーロラ
D5100改、シグマ15㎜F2.8@2.8、ISO3200、30秒、Lee Soft3フィルター

28907f93.jpg


個人的ベスト。この日はオーロラが出ていました。
南十字~ケンタウルスαβ~エータカリーナ、大小マゼラン雲の南天ハイライトにオーロラを添えて。
肉眼でも見えていました。

宇宙天気ニュースによると、丸印のピークだそうで。
ccc32e44.jpg

AE指数は1000前後ですが、それでもこれだけ見えるんですね~。


6.オーロラクローズアップ

E-M5、パナソニック20㎜F1.7@2.2、ISO1600、30秒
fdc07fec.jpg


JPEGをちょっと弄っただけ。
非改造でここまで赤がコントラスト良く写るE-M5、どうなっているのやら。


7.立ち上る天の川

D5100改、シグマ15㎜F2.8@2.8、ISO3200、30秒、Lee Soft3フィルター
1ad079d4.jpg


山の名前は分かりません。
圧倒的な迫力の天の川でした。手前にはプカキ湖に流れ込むタズマン川があります。


8.マウントクックと逆さまの天の川

D5100改、シグマ15㎜F2.8@2.8、ISO3200、30秒、Lee Soft3フィルター
5909d992.jpg


マウントクックの隣には地平線すれすれのベガが。
マウントクックから立ち上る天の川は神々しく感じました。
しかし、大気光がひどいですね。オーロラが出ているので当然と言えば当然ですが。


② 5/1 善き羊飼いの教会

D5100改、シグマ15㎜F2.8@2.8、ISO3200、30秒
c4948dcf.jpg


定番構図です。
この日もたくさんの人たち賑わっていました。



ギャラリー
  • 半影月食
  • Zシステム導入 Z 6Ⅱ、Z 14-30㎜F4 S、Z 20mmF1.8の天文適正やいかに
  • Zシステム導入 Z 6Ⅱ、Z 14-30㎜F4 S、Z 20mmF1.8の天文適正やいかに
  • Zシステム導入 Z 6Ⅱ、Z 14-30㎜F4 S、Z 20mmF1.8の天文適正やいかに
  • Zシステム導入 Z 6Ⅱ、Z 14-30㎜F4 S、Z 20mmF1.8の天文適正やいかに
  • Zシステム導入 Z 6Ⅱ、Z 14-30㎜F4 S、Z 20mmF1.8の天文適正やいかに
  • Zシステム導入 Z 6Ⅱ、Z 14-30㎜F4 S、Z 20mmF1.8の天文適正やいかに
  • Zシステム導入 Z 6Ⅱ、Z 14-30㎜F4 S、Z 20mmF1.8の天文適正やいかに
  • Zシステム導入 Z 6Ⅱ、Z 14-30㎜F4 S、Z 20mmF1.8の天文適正やいかに
アーカイブ