Shooting Stars - 美しい星空の元で

天体写真を中心としたブログです。

2020年08月

木星、土星、火星

気温がいつまで経っても下がりませんが、そのおかげか気流が安定しており
惑星撮影には良い条件が続いています。

特に一昨日(8/28)の夜は良い条件でした。
いつものVC200LとASI533MC Proの組み合わせです。

2020-08-28-1106_9_2_2

New1_2

mars2

火星はまだ小さいので明らかに拡大率不足でしたが、木星と土星はかなり良く写ったかと。
木星ももう少し拡大率を上げてもよさそうですね。

しばらく暑いみたいですし、まだ良いシーイングに出会えるチャンスがありそうですね。

城里、白布峠遠征

8/20に城里、8/21に白布(しらぶ←マルさんご指摘有りがどうございます)峠へ
行ってきました。


8/20は城里到着が19時半くらい、ちょっと雲がありましたが20時過ぎからは快晴で、
朝まで安定した晴れでした。
平日ということもあり、他にどなたもおらず貸し切り状態。
風も全くなく、シーイングも良かったと思います。

空の暗さはまあ城里ですので全然でしたが、夜半過ぎたあたりからは透明度も回復し
まずまずな星空でした。
とはいえ、丘や滝、ペルセで遠征した水石山公園とかと比較すると見劣りしますね…


風もないのでVC200Lを使いましたが、どうにもガイドが安定せず。
結局朝まで原因がわからなかったのですが、帰りがけ確認すると、
鏡筒バンドどプレートを固定するねじがゆるゆるでしたorz

天頂付近ではガイドはメタメタでしたが、高度が低くなってくると
そこそこ安定していたのでそれが原因でしょう。
スプリングワッシャを入れて緩み対策をしなければ…
一応それなりに使える画像はありそうですので、あとで処理してみます。



8/20は午前半年をもらい、遠征地を探します。
丘か滝が晴れるならどちらかに行くつもりでしたが、どちらも曇りそう。
城里は晴れそうですが、二日連続っていうのも…

先月のネオワイズ彗星遠征の時に気になっていた、白布峠はまあまあの天気なようで。



裏磐梯と米沢の間の峠で、標高1404mあるそうです。
有名観測地、浄土平と比べると標高は少し低いものの、
福島市や郡山市からは離れるので空は暗そうな感じです。

17時半に出発、途中急いで夕食を詰め込み、峠へ向けてひた走ります。
21時に到着、残念ながら天候は曇り
お腹の調子が悪く、とりあえずトイレに駆け込みます。
トイレは紙も完備されており、ちゃんと使えました。
良く手入れされている印象ですね。


他にも星目当てっぽい方と、登山客と思われる方がちらほら。

22時すぎ、それまでドン曇りだったもののいきなり晴れてきました。
標高と空の暗さが相まって、雲間から見えた天の川の迫力は十二分
ざらざらとした天の川が素晴らしいです。
ただ、晴れるのも一瞬ですが曇るのも一瞬です。。。

22時半、ようやく安定して晴れてきたので全然魚眼で撮影開始。
_DSC1171

ぼーっと低空を見ていると、地平ぎりぎりにものすごい明るさの火球が!
実は上の画像に写っています(中央下にちょっとだけですが)。

凄い明るい火球だったな、と思っていましたが、この火球は関東の広範囲で
観測された
みたいですね。


これが天頂付近に流れたら最高だったのですが、ちょっと贅沢でしょうかね。


丘や滝と比べても一段上の空で、南会津とはいい勝負ですね。
視界がちょっと狭く光害を避けられる分、同じくらい標高の四国カルストにも負けず劣らず
三石と比べると一段劣る感じでしょうか。

上の全天写真でもわかる通り、北側には米沢、南側には会津若松や猪苗代、郡山の
光害があるものの、良い空といって差し支えないでしょう。

とはいえ、この後一気に曇ってしまい。
23時過ぎにまた晴れてきたので、今度はタム15-30㎜@24㎜でパチリ。
_DSC1179_2

使えたのはこの1枚だけ、コンポジットなしですがこの迫力。
被り補正もほぼ不要で、流石の写りですね。


しかし、この後は完全に晴れることはなく、24時過ぎからはずっとドン曇り
途中マルさんからSCWの局地予報を送ってもらったのですが、その通りの天候でした。


車は通らないと思っていましたが、意外と夜中でも交通量があります。
ふらっと駐車場に入ってくる車も多いですね。
金曜夜にこれですから、週末はもっと出入りが激しいように思います。
個人的には落ち着いて撮影したいので、あんまり好きな撮影地ではないですね。


03時、もう無理だろうということで出発
峠の周辺はガスッていました。上空も曇っていたのでいずれにせよダメですが、
晴れていても峠周辺だけガスにやられる、ということもありうるのかな、と思います。

浄土平は行ったことがないのですが、天候の安定性では
浄土平のほうが上なのかもしれませんね。

流石に寝ないで帰るのは無理なので、裏磐梯の道の駅でしばらく睡眠。
野菜を買ったり、カレーを食べたりしつつ、のんびりと帰宅しました。


2日間遠征した割に成果はイマイチですが、
白布峠の素晴らしい天の川は収穫でした。

とはいえ、二度目はないかなぁ…あまり印象は良くないです。
南会津のほうが近いですし、もっと落ち着いて撮影できます。
夏時期は積乱雲地獄で、まともに晴れてくれませんが、来月ならちょっとはマシでしょう。

ペルセウス座流星群狙いの3連続遠征

うだるような暑さが続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

梅雨明け以来打って変わって青空が広がる日が増えてきました。
11日~14日にかけて、希望が丘といわき市の水石山公園にペルセ狙いで出かけてきました。

8/11-12(希望が丘)
予報では時間が遅くなると晴れてくるとのこと。
17時過ぎに出発、久々の希望が丘へ。

お盆なので混んでいるだろうなぁと思っていましたが、
以外にも先客はおらず。結局、この晩は我々で貸し切り

とりあえずVC200Lを設置しますが、なかなか雲が抜けてくれず。
ネオワイズ彗星は双眼鏡では何とか捉えられましたが、SS-one AutoGuiderの
自動導入機能の使い方を勘違いしていてVC200Lでは導入できずorz
もたもたしているうちに低空の雲にやられてしまいました…

気を取り直してM8を入れて撮影。
処理結果は後でアップしますが、中々良さそうです。
ただ、いろいろゴテゴテ付けてしまったせいで、バランスウェイト2個では
バランスが取れません。
それでもまあまあガイドはできていましたが、kyoeiさんで延長ウェイトシャフトを
見つけたので現地で購入。

2台目はD610改にタム15-30㎜を取り付け、夏の大三角でペルセ狙い。
月が出てからも少し撮影したので、2時間以上、130枚ほど撮影するも
1枚しか映っておらず

目でもほとんど流れ星を見ることはできず、10個見たかどうか
_DSC2365


月も明るいことですし、流れ星もほとんど流れないので02時くらいに撤収。



8/12-13(水石山公園)
元々の予報はあまりよくなかったのですが、いわきから北側はチャンスがありそう。
13-14のほうが晴れてくれそうでしたが、やっぱり極大日でしょうということで
遠征を強行。

丘や滝は晴れてくれなさそうなので、場所は以前磯じいさんが記事にしていた
いわき市の水石山公園にしてみました。

高速のインターからは6㎞ほどですが、国道から曲がってすぐにグネグネ道に。
一応すれ違いは出来ますが、何とも神経を使います。
途中1回左折してさらに細い道へ、3台とすれ違いながら駐車場へ。

22時ごろ着、天気はドン曇りですが今日も貸し切り
後から日の出目当て?の車が1台入ってきただけでした。

北西側の低空は晴れているようで、しばらくすると雲が切れてきました。
機材を設置、流れ星は極大日だけあってなかなかのレベル
火球クラスも多く流れています。

ところが、24時から25時半までは完全にドン曇りで撮影できずorz
衛星画像を見るに、もう少し北に行けば雲は切れていたかもしれません。

流石に今から遠征地変更は嫌なので、待機していると段々と晴れてきます。
また26時には曇ってしまいましたが、26時半からは雲があるものの
明け方までまずまず晴れてくれました

流れ星は火球クラスが多く、中々見ごたえがあります
とはいえ広角だと雲まみれなので、D810Aとタム15-30㎜は適当に観測風景を入れて撮影。
運良く写ってくれたのはこちら。一番明るい流星で、永続痕も数分間残っていました

_DSC0794


27時半、流石に明るくなってきたので撤収。


8/13-14(水石山公園)
予報が悪かったら遠征しないつもりだったのですが、
17時更新のWindyでは福島は晴れそうな予報。

急遽20時過ぎに前日と同じ水石山公園へ。

前日よりもすれ違う車が多く、駐車場は満車状態
後で北海道でネオワイズ彗星が…とお話しされていたので
わかったのですが、SさんやBさんたちが撮影にいらしていました。

とりあえず邪魔にならないよう手前に機材を設置、
D610改は前日と同じ構図で撮り増しを狙います。
D810Aとタム15-30㎜は大三角を狙いますが、結局1枚しか映っていませんでしたorz
8/16:写真追加しました。

_DSC0866


撮影が安定すると暇になってくるので、kyoeiから届いた延長シャフトを使いつつ
VC200Lでバランスを確認。今度は大丈夫そうです。
AS! 533MCProで撮影を試みますが、ファインダーがあっていないため
自動導入がうまくできず大苦戦。ちゃんと合わせておかないとだめですね…
しかも結構な風があったためブレブレ。作品化は無理ですが、
まあテストにはなりました。

40㎝のNinjaが展開され、プチ観望会が開かれたタイミングで皆様にご挨拶。

せっかくなので色々見せていただきましたが、網状星雲のOⅢの複雑な構造、
青い雪だるま星雲の青、
眩しいくらいの明るさの火星と、
口径の威力を見せつけていただきました。

ちょっと雲があったのと、月明りがなければもっと見えたのでしょうけれど
リクエストにも応えていただき楽しい夜となりました。
この場を借りて御礼申し上げます。


肝心の流星は前日ほど明るいものはないものの、25時~26時くらいは
中々ハイレベルな出現で楽しめました
後ろ髪をひかれるも、流石に3日連続で疲れてきたので26時過ぎに出発。



リザルト
Peruse2020_2

D610改、タム45㎜F1.8(F2.8)、ISO3200、30秒
8/12-14分の約750枚から流星が写ったカットを選別、流星部分を比較明合成
ベース画像は8枚コンボジットした画像を使用

やっぱりペルセは色の変化が楽しいですね!
思っていたよりもそれっぽい作品になり満足です。
ペルセは相性が悪く、毎年北海道で曇られていたように思いますが
自己ベストは更新できたんじゃないかなと。


彗星に流星と、何だかんだ天文現象には事欠かない夏となりました。
どちらも何とか撮影できて何よりです。
今年の残りの天文現象は火星大接近とふたごくらいでしょうかね。











天文ガイドW入選

天文ガイド9月号に2作品掲載していただけました。

1作品目は6/21の部分日食です。記事はこちら。



ブログにアップしたのは日時なしでしたが、入れたほうが良いかなと思い
日時を追加しました。
20200621_partialsolareclipse_date

ここまで晴れてくれたのは2017年の皆既日食以来でしょうか。
次は10年後、今度は金環日食ですからぜひとも見たいところですね。


もう一つの作品は月面です。記事はこちら。


20200609_MS_CameraRaw_解像度減_RS6_DenoiseAI_TopazAdjust

選者さんにもコメントを頂戴しましたが、一部分だけ拡大すると
口径勝負になってしまいがちなのでモザイクして全面で仕上げたくなります。


VC200Lでは初入選です。
そこそこ高価な機材だったので、早々に勝ち星を付けてあげられたのは嬉しいですね。
しばらくは眠っていましたが、梅雨明けからはちょくちょくベランダから撮影しています。
惑星はともかく、月面では十分な性能です。直焦点でも使ってみたいですね。

また、ASI533MC Proも月面では非常に良い仕事をしますね。
こちらも直焦点でどれだけ頑張れるか試してみたいところ。


いつもなら北海道に旅行に出かけるところなんですが、今年は断念いたしました…
せめてペルセウス座流星群くらいは撮影に行きたいなと思っています。


ギャラリー
  • VC200Lでの初直焦点
  • VC200Lでの初直焦点
  • VC200Lでの初直焦点
  • 木星、土星、火星
  • 木星、土星、火星
  • 木星、土星、火星
  • 城里、白布峠遠征
  • 城里、白布峠遠征
  • ペルセウス座流星群狙いの3連続遠征
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