7/10、仕事を終えて夕食。
WindyとSCWに嚙り付いていますが、予報が悪化しつつも可能性がありそうなのは
銚子付近。

とりあえず20時半に布団へ、22時半に目覚ましをセット。
あまりの暑さと目覚ましで目を覚まします。

すぐさまWindyを確認、状況は変わっておらず。
機材を車に積み込み、しばらくは情報収集。

24時に外に出ると、月と木星が見えています。
衛星画像ではこの後晴れてきそうな感じ、でも彗星が見える03時ごろまで
持つとは限りません。

このまま茨城にいるべきか迷いましたが、まずは鹿島辺りまで車を走らせ、
戻ったほうが良さそうなら戻る、ということで24時半前に出発。

道中木星はちらほら見えていて、進行方向が天気が悪い…
25時半、鹿島手前で一度衛星画像を確認。
南房総あたりと銚子辺りは曇っていますが、今後雲が切れそうな感じ。

ここまで来てしまったのもあり、前進を選択。
目的地は神栖市の波崎シーサイドパーク。



現地到着は26時過ぎ、ところが工事中で万事休す!
残念ながら中には入れません…

仕方なく、ちょっと戻ってサッカー場の駐車場へ。
空にはかなりの数の星が!この時点でみられるのではと思い始めます
ただ、視界的には撮影は問題なさそうですが、強烈な街灯が気になります。


妻からはもっと戻って日川浜海岸はどうかと提案されますが、



結構距離があるので間に合いそうにありません。
そこで、もう少し戻った波崎ウインドファームの駐車場へ行ってみることに。



現地には車が2台、おそらく釣り目的の方でしょう。
視界が悪いのですが、近くに展望台を発見。

衛星画像では駐車場の前にあるように見えますが、実際は駐車場の隣にあります。
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とりあえず機材を展開、欲張ってスカイメモRと71FL
展望台までもって上がります。

幸運にも北極星が見えていたので、素早く極軸を合わせます。
思わず心の中でガッツポーズ。
ピント合わせも速攻で終わらせ、準備万端。

車から双眼鏡を持ってきて、三脚にセットして
見えないなぁと言っていると、2人の人影が。
ご挨拶すると、「彗星ですよね」と一言。まあそうですよね~

双眼鏡を除くと、なんと彗星が見えています!
直ぐに71FLとD810Aを稼働、あっけなく1枚目で写りました。
ファインダーではちょっとわかりませんでしたが…


以降、ISO6400、8秒でひたすら連射。
雲の通過が多く、中々きっちり晴れてくれませんが、時折雲間から顔をのぞかせます。

双眼鏡で他の方たちにも見ていただきましたが、かなりインパクトが
あったようで。三脚ともども、持ってきて大正解でしたね。


ついでに広角でも撮影しつつ、だんだんと雲が出てきたので
一足お先に失礼しました。
駐車場には釣り人が大集結していたので、さっさと退きたかったというのもあります。


前置きはさておき、画像処理結果を。
_DSC9845-rdk

撮影時刻:7/11 03:06:16~
撮影場所:茨城県神栖市
鏡筒:BORG 71FL+レデューサーDGQ(7872)(焦点距離288㎜F4.1)
カメラ:Nikon D810A(ISO6400、ノートリミング)
露光時間:8秒×4枚コンポジット
画像処理:CameraRawでRAW現像(ノイズ処理、明瞭度、かすみの除去等)
     StallaImage6.5でデジタル現像、ガンマ補正
                  Photoshop2020で最終仕上げ
        
私の処理はさておき、本当に美しい彗星ですね!
シンクロニックバンドは無理がありましたが、イオンテイルは
画面をはみ出しているように見えます。
もう少し雲が少なければ、というのはぜいたくでしょうね。


頑張って遠征し、欲張って赤道儀と鏡筒を出した甲斐があったというものです。
次はいつ晴れることやら…


おまけ。
広角だとこんな感じです。思いがけずすばるまで入っていました。
D610改、タム17-35㎜F2.8-4(35㎜F4で使用)、ISO1600、4秒
_DSC1847