今日の夜、3つ目の機材が到着し、あと一つありますがメインの3つは揃いましたので
ご紹介いたします。

1つ目はなんと新しいカメラです。
その名も・・・














Nikon D40です!

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またかよ!という声が聞こえてきそうですが、
コイツは星野写真を本格的に撮るために購入しました。


なぜまたD40かというと、

①安い!!!(キタムラのネット中古で19800円でした)
②自分でIRカットフィルタを外せる
③現時点のエントリー機ではおそらくノイズが一番少ない
④現在持っているD40用のアクセサリーがそのまま使える

一番の大きな理由は①ですね(笑)

中級機以上は買う気になれませんので、エントリー機で候補に入るのは
D50、D40、D40X、D60、D5000、D3000あたりですが、D50は背面モニターの
拡大率が低く、D40Xはノイズが多いみたいですし、D5000は一番迷いましたが
高いうえに自力で改造するのは無理そうです。

ちょうど安いものがありましたので買ってしまいました。



お次は新しいレンズ

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Ai AF Nikkor 85mmF1.8です。

これはDタイプレンズではなく、前の型ですね。
まあレンズ設計は同じだそうですので、少し安いこっちにしました。
ヤクオクで22000円ほどで入手。

これもD40同様、星野写真用です。

なぜこのレンズかというと・・・

①安い!!!
②F1.8と明るい
③周辺減光が少ない
④ディストーションが小さい

これまた①が主な理由なわけですが、元々このレンズはモザイク用に買いましたので、
③と④も重要といえば重要です。

85mmクラスのレンズ候補としては

Carl Zeiss Planar T* 85mmF1.4 ZF
②Ai AF Nikkor 85mmF1.4D
Ai-S Nikkor 85mm F1.4
④POLAR(Samyang, Vivitar)85mm F1.4

まあ、最初は①を買う予定でした。
めちゃくちゃ格好いい!!
D40につけても全然ダメですが、私がこよなく愛するNikon NewFM2につけたら
それだけでご飯3杯はいけますね(笑)
機械的な精度に関してはかなりの高評価でしたし、性能も良さそうです。

しかしお値段が・・・
中古で6万オーバーは危険すぎる金額です。

②は最初から選択肢にありませんでした。
これも高くて手が出ません。こっちを買うくらいなら間違いなくツァイスを買います。

③は中古なら価格もそれなり、ただそれでも結構高い・・・
それにもう少し頑張ればツァイスを買える事を考えると微妙です。

④は85mmF1.4を注文してから存在を思い出してしまいました。
韓国のメーカーのレンズで、売っている国によって名前が違うみたいですが
それも中身は同じです。買う場所にもよりますが、このスペックで新品3万円台
破格です。
コーティングはイマイチと聞きましたが、人柱になるのも悪くなかったかもしれません。

85mm1.8で一番心配だったのはパープルフリンジです。
開放ではすさまじく出るみたいですが、上の①~④でも出るみたいですから
こればかりは試してみないと何ともいえません。

F4、欲を言えばF2.8でフリンジが出なければ儲け物です。



ただ、このレンズにも問題が・・・
謎のでっぱりがFFフィルターと干渉してしまいます。

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なんなんでしょうねぇこれ・・・
カメラと接続しても、どことも接触している気配はありませんし、
シグマのレンズや180mmF2.8などはこのでっぱりが存在しません。

ということは・・・

切ってしまえ!!

ってことですね。
明日にでもリューターで切断してしまいます!


D40に取り付けるとこんな感じです。

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うーん、結構格好いいかもしれません。


最後は新しいフィルターです。

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IDAS UIBAR-Ⅲ FFフィルタです。

今まではFFフィルターとしてLPS-P2を使ってきましたが、
最近あることに気づいてしまいました。

光害カットフィルターなのに、光害がある方位で撮影をしたことがほとんどないんです。

本州の方から石を投げられそうですが(笑)、さすが北海道、
あまり恩恵を受けた気がしません。

もちろん星雲のコントラストは上がりますので効果がないわけではないんですが、
露出時間が長くなる、星の色がおかしくなるといった弊害がありました。

R200SSの撮影では星雲メインですので効果的ですし、F4と明るい上に
写す範囲が狭いため相対的に星の数が少なく、あまり気にはなりません。

ミニボーグは中間くらいですが、カメラレンズを用いた広角系の写真では
デメリットの方が大きくなってしまいました。

そもそも星野写真は星が命ですし、星雲の細部までは写る気がしませんので
LPS-P2の意味はないですよね。色むらも気になります。

ノーフィルターという選択肢もありましたが、フランジバックが思い切りずれてしまい、
望遠鏡と違ってカメラレンズは途中にスペーサーをかませるのが面倒です。

ならCCDを固定する際に、カメラ側にスペーサーを入れればいいじゃない、
といわれると反論できないのですが・・・

それと、UIBAR-Ⅲの透過率特性も購入の理由の一つです。

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短波長側にご注目ください。

かなりシャープカットであり、420nm以下の波長は完全にカットされるみたいです。
これでパープルフリンジが少しでも減少してくれれば、と考えました。



ようやくこれでモザイク星野写真を撮影する準備が整いました。
トータル7万弱、もはや後戻りはできません。
これら新機材と今までの機材で、夏の天の川をバンバン撮って行こうと思います!
まずはさそりがターゲットです、今月の新月期はこれがテーマですね。