昨日晴れてくれましたので、テストを行いました。
4.0mm~4.7mmまでのスペーサーを入れ、テストを行ったところ、
4.5mm±0.1mmが適正でした。
この「±」というのは、新しく自作したスペーサーが内径が大きくて使えず、仕方なくアルミテープを重ね貼りしたものに穴を開けて使いました。これは厚さが約0.1mmですし、強くねじ込むと変形しますので誤差がどうしても出ます。
そのときの画像はこちら。
ノートリミングですとこんな感じです。
4.7mmにすると再び像が悪化していたので、この4.5mmが適正であるといえるでしょう。
もうお気づきかと思いますが、
周辺像ダメですね。
なおじゅさんがこの周辺像に対してどう感じるか、ですね。
私は我慢できません。ええ。
もちろん2mmスペーサーよりは遥かに良くなっていると思うのですが。
テスト中の像の変化を見ていると、わざと中心のピントをずらすと周辺像が良くなりました。
私は全然レンズ工学に詳しくないので間違っているかもしれませんが、像面湾曲が取り除ききれていないのではと思います。ジャスピンのときの周辺像はコマ収差か非点収差が残っている感じです。
まあスペーサーは適当なものですので、これだけのデータで7878を否定するのは間違っています。
ただ、片側とか一隅だけならスケアリング不良ですので、7878には何の罪もないのですが、
四隅ともダメなのがなんとも気がかりです。
そもそも7878は「焦点距離500mm~800mm」までの望遠鏡用だそうです。
適度に7878⇔センサー間距離を離せば使えると書いてあり、7878でも使えないことはないようですが
周辺まできっちりシャープかというとかなり怪しい、と思っています。
77EDⅡとの組み合わせではSくんの作例より、周辺までシャープであるのは確認済みです。
400mmではちょっと短すぎるのか、それともF5.6だと明るすぎるのか。
ちょっとわかりません。
また、7885も71FLだとぎりぎりなようで、どうも周辺までシャープにはなってくれませんでした。
これも60EDだとちゃんとシャープになってくれるようで。400mmと350mm、たった50mmの差なんですが。
現時点で71FLとの組み合わせで周辺像までシャープなのは7866のみです。
次回は本腰を入れてテストしたいと思っています。
それはさておき、どこにスペーサーを入れるかですが、なおじゅさんもご指摘のように4.5mmのスペーサーを
入れるのは厳しいと思います。カメラが20Dとのことですので、重めのカメラですから危険です。
また、撓みによるスケアリング不良を引き起こす可能性もあります。
そこで、7921+7923を併用するというのがやはり良さそうです。パーツ代は結構掛かると思いますが、
大事なカメラを守るためには致し方ないですね。
私のテストにはそれなりに自信があるのですが、LPS-P2もお使いとのことですので、
1.0mmのメインスペーサーに加えて、0.1mm、0.2mm、0.4mmの3種類
があれば完璧でしょう。これなら4.2mm~4.9mmまで0.1mm刻みで細かく調整できます。
1.0mmのスペーサーは7923⇔カメラマウントに入れるとして、残りを残りのネジ山をみて7921⇔7923か7923⇔カメラマウントに入れればいいと思います。どちらに入れる場合でもφ49.8のネジですので。
また、内径51mmといいましたが、プロが作るものですからさすがに1mmはずれないと思いますので、
外径60.0mm、内径50.0mmでいいと思います。
材質も、薄い0.1mmや0.2mm、0.4mmはアルミだと耐久性に問題が生じると思いますのでステンレスの方が
いいと思います。1.0mmならアルミでも問題ないです。
こんな感じですが、なおじゅさん、どうですか~?
ご不明な点がありましたら遠慮なく聞いてください!
お忙しい中、再テストありがとうございます
確かに、周辺像は完璧にはならないですね。
残念です。ただし、2mmのスペーサーとは比較にならないほど
よいと思います。20DなのでNikonよりは少し画角が狭いですし
若干トリミングすれば、なんとか実用になると判断します。
そうしないと、71FLがとりあえず使えませんので・・・
それで、hanaさんもお勧めのように7921と7923を購入し
スペーサーを作成してもらおうと思います。
完璧な星像は、将来発売される新型レデューサーを
購入する時の楽しみにとっておきたいと思います
shootingstar023
4
が
しました