記事の内容とは関係ないのですが、ちょっと雑談を。

ついにiPS細胞の山中教授がノーベル賞を受賞されましたね!
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121008/t10015593171000.html

私もあまり関係ないといえばないのですが、一応再生医療に
片足の親指くらい(?)足を突っ込んでいるので
驚くとともに非常に嬉しかったです。

もちろんiPS細胞自体はノーベル賞受賞に相応しい研究だとは思うのですが
もう少し受賞に時間が掛かると思っていました。
同時に受賞したジョン・ガードンさんがご高齢と言うのも影響はあったように思います。

山中教授も仰っていますが、iPSは実用化にはもう少し時間が
掛かるはずです。
iPSへの転換効率は大分上がってきたみたいですが、
ガン化のリスクはまだ残っていますし(iPS細胞は無限に増殖してしまいやすい)、
「組織化」の問題もあります。

どういうことかというと、例えば骨は「骨芽細胞」と言う細胞から
作られます。では、骨芽細胞を培養すればそれで良いかというと
そうではなく、カルシウムとコラーゲンの混じった「骨のような何か」
が出来るだけです。

骨のようにカルシウムとコラーゲンをきちんと配置してあげないと
ダメということですね。

つまり、iPSを骨芽細胞にすることが出来ても、その先の骨芽細胞から
骨にする研究が出来ていないといけないわけです。

そういった研究は大分進んできましたが、全ての器官・組織を
完全に作り上げられるにはまだまだ時間が掛かります。

これからの分野ですから、せっかく日本が発明した技術ですので
十分な資金を投入しつつ、特許で守りを固め、
一日も早い実用化を期待しています。

で、話を変わってもう一つ。

オルフェーブル惜しかったですね・・・
http://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=68633

当日はテレビで観戦していたのですが
思わず声を上げてしまいました。

残り1ハロンでは勝利を確信したのですが
ペリエ騎手にやられましたね・・・

エルコンドルパサー、ナカヤマフェスタと
3回目の2着。世界の壁は厚い・・・

来年も挑戦するかも、と言う話ですが
是非とも再チャレンジして欲しいですね!


と、どうしても記事にしたかったので
2つも余計なことを書いてしまいました。

これからは本題です。

スカイメモ+71FLのオートガイドシステムを組んでみました。

b3ae37d8.jpg


今までは平行同架でしたが、今回は重量を抑えるため
親子亀方式です。

問題は鏡筒バンドで、BorgのΦ60鏡筒バンドは
上にネジが切ってあるものの、平らな部分が無いので
上にプレートを載せにくい構造になっています。

しかも、太いM57ヘリコイドLⅡが邪魔で
少し高さを稼がないと干渉してしまいます。

そこで、バンドの上にパテを盛りまくり
無理やりかさ上げ、平らにやすりで削って
プレートを乗っけました。

d31bbf7d.jpg


プレートは8mm厚、60mm×150mmの2本のプレートを使っています。

まあこんな面倒なことをしなくても、K-ASTECさんや三基光学館さんから
ちゃんとしたバンドが発売されているわけですが・・・
http://homepage2.nifty.com/astec/TB60.htm
http://www.sanki-opt.co.jp/SHOP/TJAPLB60.html

どちらも結構なお値段なので、ケチりました(笑)
元々4つミニボーグ用のバンドを持っているので、せっかくですし
それを使うことにしました。

1b76699f.jpg


下のプレートとスカイメモは12mmのカメラネジ メス-メス変換アダプター
でかさ上げしつつ(真ん中の黒いやつです)取り付けています。

モーメント的には直に接続した方がいいと思うのですが
ネジきりが面倒なのでこれをかませました。



で、組み立ててみて問題が。

ガイドカメラのケーブル邪魔すぎで
カメラ回転できないorz

一応前にシフトしてみたのですが、どうやっても無理そうです。
GuideFinder60なら何とかならないことはなさそうなんですが、
バンドが重過ぎて使いたくない・・・

まあ、今回はWatecを使っていますが
ガイドカメラ(1004XA)の修理が終わり次第そっちを
使いますので、それほどは問題にならない、といいな・・・

コントローラーのオートガイド化については
先輩に依頼中です。
今月はこのシステムのテストをしてみたいですね。

今日までは数日もの凄い快晴でしたが
今週はしばらくダメそうです。

来週には晴れてくれるかな・・・