相変わらずの天気で気が滅入ってきますが、
たまには放っておいたニュージーランド関連記事を更新しようかと思います。

今回のNZ遠征ではキャンピングカーを使用しました。
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メインの理由は
ディープサイクルバッテリーを積んでいる
からです。

キャンピングカーにはサブバッテリーと言って、車の始動用のバッテリーに加えて
もう一つバッテリーを積んでいます。

これは、キャンピングカーにはほぼ間違いなく登載されている
冷蔵庫などの機器を動かすためです。
たいていはディープサイクルバッテリーで、容量は100Ah程度のようです。


実際の車内の写真は撮り忘れてしまったみたいですが、
図の青い座席カバーの下に格納されていました。

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青い座席カバーの下には木の箱?があるのですが、その中に入っています。
(ケーブルが出ていますが、これは日本から持っていたクリップを付けた後です。)
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こんな感じです。
容量は分かりませんが、多分100Ahくらいのディープサイクルでしょう。
本来ですとカバーがついていますが、すぐ外れるので
そこにクリップでシガーソケットを接続します。

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もちろん、日本からシガーソケット+クリップを持っていかないと何の役にも
立ちません。

車がオンボロだったので、バッテリーもヘタっているだろうと思っていましたが、
こちらのサブバッテリーはわりと大丈夫でした。
逆に、メインのバッテリーがダメダメでしたが…


Q.どのくらい使えるか??
A.PC+冷却CCD+αで一晩は問題なく使えた。
構成にさえ気を付ければ十分に頼りになる。


バッテリーには下のようなメーターがついています。

多少形状は違いますが、大体こんな形状。
私たちの車についていたのはちゃんと電圧も表示されていました。

一晩、PC(Let's note)、冷却CCD(QHY22、冷却温度-10℃、冷却パワー8%前後)、ガイドカメラ(WAT-100N)
を動かしても、12.0V以下になることは無かったです。

バッテリー使用の注意点として、以下の4点を挙げておきます。

1.冷蔵庫など不要な家電を電源OFF

冷蔵庫はあったのですが、かなり匂いがきつかったのと、
気温が十分に低く、車内が10℃を超えることはほとんど無かったので、
常時OFFにするようにしていました。
というか、OFFにしてもなぜか電源が入るのでコンセントごと引っこ抜いて
いました。

他には特に電気を消費するものはなかったので、このおかげもあって
バッテリーが長持ちしたのかなと思います。

2.充電はこまめにする

サブバッテリーもメインバッテリーとともに、走行中にも充電されるのですが、
あまり移動しないで星見場所で連泊するとバッテリー切れの恐れがあります。

私たちは長距離移動の後以外は、必ずキャンプ場で充電するようにしていました。
せっかくのキャンピングカーなのに面倒なのですが、こればっかりは仕方ありませんね。
そもそも私たちが借りた車はトイレが無いので、何もないところで連泊は厳しいのが
実情です。

3.バッテリーメーターを過信しない
どうも車に付属のバッテリーメーターはあまり正確で無い場合があるようです。
私はこれを使って時折確認していました。
http://www.donya.jp/item/23632.html
ドスパラ(上海問屋)のバッテリーメーターです。
サブバッテリーにメーターが無かった時のために念のため持っていきましたが、
メインバッテリーのへたり具合を確認するのに役立っていたり。。。

深放電すると厄介なことになりますから、無理せずに撮影を中断する勇気も必要でしょう。

4.省エネ構成を心掛ける
今回はPCはDC-DCコンバーターを使用し、冷却CCDも消費電流は500mAもないはずで、
WAT-100Nに至っては50mA前後という省エネセットとしていました。

ある程度バッテリーはヘタっていることを考慮に入れて、トータルの消費電流を
3~4A位
にしておけば一晩は余裕でしょう。

PCをDC-ACコンバーターで変換、そのあとACアダプタなんて無駄遣いは禁物です。
電気バカ食いの冷却CCDや冷却デジイチも良くないです。

ヒーターは電気を捨てているようなものですから、なるべく使用せず
深めのフード+乾燥空気+乾電池or12Vポンプでしのぐ方が良いでしょう。

今回はここまで。
次回は実際の運用で困った点についてお話しします。