1.きっかけ
2013年の星見人の会で、アストロショップAuの小笠原さんとお話ししたことです。
http://blogs.yahoo.co.jp/shootingstar0234/32528639.html
GINJIの改造で悩んでいる、と相談したところ、それならΦ180㎜、5mm厚の水道管で
作ってみない?と改造を提案していただきました。

2.コンセプト
1)直焦点撮影以外しない
2)RCC1以外使わない
3)2)より、オフアキ使用前提
4)SXWでも何とかガイドできる
5)斜鏡スパイダーは丈夫なものを

1)~5)より、以下のように仕様が決まりました。
1)鏡筒回転をしない→鏡筒バンドは不要
2)RCC1使用時にピントが出るように、筒を短めにする
3)親子亀用のアリガタは原則不要
4)Decへの負担が小さくなるように、接眼部とアリガタを同じ向きにする
5)R200SS方式を採用する

不便といえば不便かもしれません。
とはいえ、器用貧乏になるくらいなら、このくらい割り切った方がいいかと思います。
特に反射望遠鏡は気軽に持ち歩くものでもないですし。

3.初期デザイン
最初はこんな設計でした。
f248296f.jpg



最終版と大きく違うところは、斜鏡の固定方法です。
元々は筒の内側にリングを固定する方式でした。

6a529d85.jpg

しかし、この方法だと口径が絞られてしまい、光量ロスとなってしまうこと、
厚さが薄いため、加工が難しいとの指摘を受けました。

そこで、R200SS方式、トップリング一体型に変更しました。
b20a2ba1.jpg


4.問題点と追加工
完成後、問題点が3つ発見され、追加工を依頼しました。

1)ピントが出ない!!
 適当に設計したせいで、筒が長すぎ、ピントが出ませんでしたorz
 出来る限り筒外の長さを短くしようとしたのもありますが。。。
 7㎜短くするとピントが出るようですが、流石に怖いので5㎜余裕をもって主鏡側を12㎜カット
 してもらうこととしました。

2)トップリング⇔斜鏡間の距離が長すぎる!!

 トップリングと斜鏡は押しネジ・引きネジでの固定ですが、
 距離が長すぎ、押しネジの長さが40㎜近く必要なことが分かりました。

 流石に長すぎますので、斜鏡側も20㎜カットしてもらうこととしました。

bf468121.jpg


3)主鏡が入らない!!
 主鏡のセルへの固定はオーソドックスな3点の爪の方式ですが、
 爪が干渉して入らないことが判明。
 筒の内径がΦ170㎜と主鏡Φ150㎜に対して20㎜しか余裕がないため、
 かなりぎりぎりではあったのですが。。。

 仕方なく、もともと予定はしていましたが、両面テープ固定方式へと変更。
 しかし、それでも主鏡セルと干渉するため、セルの外側を少し削ってもらうこととしました。

5.反省点

 せっかく3D-CADを使ったのですから、面倒がらずちゃんと部品を作成し、アセンブリして
 干渉チェックするべきでしたね。途中までは作ったのですが、主鏡周りは特に面倒だったので。。。