ごちゃごちゃ書く前に、結論を。

結論1.フルサイズの冷却CCDには遠く及ばない
 立ち位置は 
   フルサイズ冷却CCD>フルサイズデジイチ≧?
   モノクロAPS-Cデジイチ>APS-Cデジイチ

結論2.ライカを除くカメラ―メーカーさん、早くモノクロデジカメを!
 マイクロレンズを取り除いた弊害大、変な回折が出てしまう


では、いろいろな角度からAPS-Cのノーマルデジイチと比較してみましょう。

その1:解像度
 モノクロ>>>ノーマル
 定性的だが、3倍~4倍ありそう。

下の画像をご覧ください。左がJPEG撮ってだし、右がDCRawでベイヤー補間なし、16bitTiff化のちに
ハイライト位置を調整したものです。

3ed81b90.jpg


多少明るさの違いもありますし、JPEG化の弊害もあるかと思いますが、それを考慮するまでもないでしょう。
明らかに解像度が違います。

ISO100しかまともに使えなくても、シグマのカメラに根強いファンがいるのも納得ですね。。。

ちなみに、JPEG撮って出しだとこんな感じ。
7f7f49d4.jpg


変な色が付いちゃってますね。ノイズも気になります。


その2.感度
 モノクロ≒ノーマル
 多少感度が低い程度

モノクロJPEG撮ってだしと、D5100改で撮影した画像のヒストグラムを比較してみました。
筒は71FL+7872、対象はペリカンで同じです。

モノクロ


ノーマル


ヒストグラムの中央値はほぼ同じ。
標準偏差がだいぶ違いますが、これはモノクロ化の影響なのか、
それともキャノン‐ニコンの違いなのかは分からず。
正式にはX5と比較してみないとですね~。

とはいえ、感度はほぼ同程度と言えそうです。
これは、その1に書きましたが、
「カラーフィルタとマイクロレンズを両方取り除いたから」
なんですよね。

確かに、カラーフィルタを取り除くと感度が上がるはずです。
ただし、カラーフィルタの上にはマイクロレンズがあるので、
両方とも取り除かれてしまうんですよね。。。

それによって、カラーフィルタ除去による感度アップと
マイクロレンズ除去による感度低下が相殺されてしまったようです。

この辺詳しいUTOさんによると、アンプが個々の画素にあるCMOSは、
後でまとめて増幅するCCDよりも不利になるとのことでした。

CCDの場合、重要なのは後々の増幅処理で、各カメラメーカーは
そこで頑張っていたようです。

ところが、CMOSは各画素にアンプがあるので、後々の処理では
できることが少ないそうです。
そこで、マイクロレンズの集光が重要になるわけで。

よって、マイクロレンズを除くと、CMOSのほうが感度に対する影響が大きいとのことでした。

以上を踏まえると、思ったよりもモノクロデジイチは健闘していますね。
このくらいなら問題なく使えると思います。


その3:ゴースト
 モノクロデジイチには変なゴーストが出る

既にお気づきかと思いますが、輝星にゴーストが出ます。
4adb740e.jpg


これは、カラーフィルタを除いたことにより、センサー表面がテッカテカに
なってしまったせいと考えられます。

この反射はすさまじく、取り除くためとUV-IRカットのために
クリップフィルターを入れていますが、それでもダメでしたね。

調べてみると、この星の明るさは3.72等。
画面内の5等前後の星では気になりませんでしたので、
位置による依存性もあるかもしれませんが4等以上の
星が無い対象でないとダメみたいですね。

または、光度を下げるためにHαなりOⅢなり、
ナローを使うか。
こちらが本線でしょうか。


次回記事で、もろもろまとめてみたいと思います。