1.バルブ・タイムが使えない理由
これは、どういう原理で動作しているか分かればすぐに分かります。
図にしてみました。

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本機能の場合は、撮影間隔ごとにシャッターを"一瞬押す”機能、
普通のインターバルタイマーの場合は、露光時間分シャッターを押しつづけ、
インターバル時間分Waitする機能ということです。

正直、わざわざ図にするほどではないですね。
当然、バルブにできたとしたら、一瞬で露光が終了してしまいます。

仮にスあった―スピードをバルブやタイムにしていると、エラーが表示され
そもそもインターバル機能を使えません。

M*モードで設定できるのは、30秒、1分、2分、3分、4分、5分、10分、15分のみ。
よって、上記にはない6分とか8分とかは設定できません
その場合は大人しく外付けのインターバルタイマーを使いましょう。


2.シャッタースピード+1秒以上にする理由
"撮影間隔"といわれると、通常のインターバルタイマーのインターバルのような
3秒とか10秒とかを連想する方が多いかと思いますが、そうでないのは上記のとおりです。

念のため、1秒で誤動作しないことはM*モードで設定可能なすべてのシャッタースピードで
確認しました。

理論上、"撮影間隔"はシャッタースピード+αでいいのですが、
設定できるのが1秒単位なので、フレーム間の間隔は1秒が最短です。

よって、比較明のときフレーム間隔が気になる方は本機能を使わない方がいいかと
外付けのレリーズ等を使って、シャッターを押しっぱなしにした方がずっと
間隔を短くできます。レリーズ等を忘れたときは本機能を使うしかないですね。

+αは1秒以上であれば何でもいいです。
+4秒とか、+10秒とか。
シャッターショック等を気になさる方は少し長めに設定すればよいかと。


3.露出ディレーモードとの併用
D810Aには"露出ディレーモード"という機能があります。
これは、ミラーが上がった後シャッターが切れるのですが、
シャッターショック軽減のため私はこれを併用しています。

カスタムメニュー→"d.撮影・記録・表示"→"d4.露出ディレーモード"から
設定できます。
設定値は1秒~3秒ですが、私は2秒を設定しています。

この場合、「露光時間+2秒」が要求されますので、もともと必要とされる
フレーム間隔1秒と合わせて+αを3秒に設定しています。
2秒以下ですと誤動作しますのでご注意を。

4.シャッタースピード+2秒以下にしたらどうなる?
1枚のみ設定したシャッタースピードで撮影され、その後動作を停止します。

1枚だけ撮影できてしまうので、撮影が順調に進んでいるか
のような勘違いをしてしまいます。回避手段は6.に記載します。


5.もろもろ設定した後にシャッターを押してはいけない理由
これは、設定方法の「6.カーソルを"撮影開始"メニューに合わせ、OKボタンを押す」以外に本機能をスタートさせることができないためです。
シャッターが押されると、普段と同じようにシャッターが切れるだけです。

本機能はMENU画面でのただの「設定」です。

たとえば、時刻をMENU画面から設定しているとしましょう。
そこでシャッターを押すとどうなるでしょうか?

もちろん、シャッターが切れるわけですよね。それと全く同じです。

つまり、撮影開始のためには、シャッターを押す以外の
トリガを出さないといけないわけです。
それが、上記の「6.カーソルを"撮影開始"メニューに合わせ、OKボタンを押す」
に当たります。

撮影を開始するときはシャッターを押すという動作が無意識のうちに
刷り込まれていますので、シャッターを押したくなってしまうのですが、
それだとM*モードで設定したシャッタースピードで1枚だけ撮影されます。

これが厄介で、押し忘れや設定時間ミスだとすぐに気付くのですが、
設定した時間と全く同じ時間だけ撮れてしまうので、
誤動作だと気付かないんですよね。。。

6.本機能による撮影が正しく行われているか確認する方法
回避手段としては、2枚目のシャッターが切れたことを確認するか、
上面の液晶を見るという方法があります。

前者は説明不要ですね。
後者について、本機能動作中は上面の液晶に残り撮影枚数が表示されます。
小さく「INTVL」の表示も点滅しますが、小さすぎて恐らく分からないでしょう。。。

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今回は6枚設定し、4枚撮影が終了したところです。
繰り返しますが、表示されるのは「残り撮影枚数」です。
「撮影済み枚数」ではありません。ご注意を。


7.終わりに
M*モードはD810Aの目玉機能といっても過言ではないでしょう。
本機能と組みわせることによって、スタンドアローンで長時間露光できるわけ
ですから、使わなければ損です。ぜひ使ってみてください。

また、BYEなり外付けインターバルタイマーなりを使っておられる方でも、
もしもそれらが使えなかったときに大きな助けになります。
ちょっとトリッキーな方法ですので、覚えておかないといざという時に
使えません。マスターしておいて損はないかと。

私は、体に覚えこませるために、特に理由はない限りはこの機能を
使って撮影しようと思います。