1) フラット補正
面倒なのはわかりますが、まずはこれをやらないと始まりません。
少なくとも、下記の4条件であてはまるものがあったらやったほうがいいですね。
私のシステムはすべて該当します。センサーのごみは個人的な問題ですが。。。

 ・フルサイズ
 ・NikonのFマウント
 ・周辺減光が大きい光学系
 ・センサーにごみがついている

実際のフラットフレームはこんな感じでした。
63e9c77c.jpg


この程度なら補正しなくていいようにもみえますが、レベル補正を掛けるとこうなります。
4db01ea3.jpg


単純に周辺が暗くなっていくわけではないのがわかると思います。
グラデーションマスク等を使えば補正は不可能ではありませんが、ごみの問題は
解決しません。

とはいえ、フラットは撮影していない方も多いかと思います。
私も時間がなく、現地でもホテルでも撮影できなかったので
帰ってきてから自宅で撮影しました。

フラットはタブレットの画面を使い、色合わせは下記のアプリを使いました。
色見本 -Color Palette-

これで色合いと輝度を合わせればOKです。
1/2秒と1/8秒露光用にそれぞれ64枚撮影し、RAP2でフラット補正しました。
DNGに書き戻し、フラット処理してない画像もあわせてCameraRawでRAW現像しました。

ただ、Nikon機との相性が悪いのか、どうもCameraRawで読み込むとカラーバランスが
おかしくなります。DNGコンバーターの設定も大丈夫なはずなのですが。。。

それはさておき、Raw現像時はパラメータは基本はいじりません。
デフォルトでシャープ処理が入りますが、それは”0”にしました。
カラーバランス等はいじってしまうと後で加算コンポジットしたときにおかしくなる可能性があるので、
やめたほうがいいでしょう。
(今回はフラット補正のせいでカラーバランスが崩れたので、ある程度補正しました)

全画像を16bitTiffで書き出しして終了です。

2) シグマクリップしつつコンポジット
同じ露光時間の画像ごとにコンポジットします。
もし赤道儀を使っていて、かつ極軸がちゃんとあっていれば位置合わせは不要です。
また、CCDStackで位置合わせできるか試してみましたが失敗しました。
位置合わせが必要な場合は手動でやるしかないでしょう。

今回は暗いうちから準備して極軸バッチリでしたので、位置合わせはせずに
シグマクリップしつつコンポジットしました。

理由としては、太陽はほぼ静止しているとみなせますが、月は動きます。
日食なんで当たり前ですけれど。
また、今回は皆既食帯の縁で撮影していたので、太陽の光が漏れていたんですよね。
シグマクリップすればそれらの影響を除けると思ったので、今回はやってみました。

やり方としては、露光時間が同じ画像をCCDStackに読み込み、
位置合わせ(Registar)はせず、NormalizeとDeta Rejectだけを行います。
そもそもCCDStackって何でしょう?という方はこちらをどうぞ。UTOさんのブログです。

んで、Data RejectではPossion Sigma Rejectを選択しました。
パラメータはこちら。
今回は同一露光の画像は6枚でしたので、ちと枚数が足りない気もします。
出来れば8枚はほしいですね。


ステライメージだとコンポジットの画面右下の「範囲外の値を除外」がシグマクリップ機能です。
CCDStackは排除するピクセルが見えるんでわかりやすいんですけれどね。。。



各露光時間の画像を同様にコンポジットし、16bitTiiffなりFitsなりで保存します。