Shooting Stars - 美しい星空の元で

天体写真を中心としたブログです。

掩蔽

部分日食遠征詳細

先に画像はアップしましたが、詳細を記事にしようかと思います。

日食1週間前の予報では、ここ茨城もそんなに悪い天気ではなく。
近間に視界の広い場所もあるので、遠征はせず「近征」で済ますつもりでした。

ところが、日が経つにつれてどんどん予報が悪化…
晴れそうな場所は日本海側の新潟付近、あとは宮城から岩手の太平洋側
房総半島の先端あたり。

当日新潟まで行くのはしんどいよなぁ、と思っていたのですが、
妻から「前日泊まればいいんじゃない?」とのお告げを。

その考えはなかったのですが、確かに前日は土曜日ですから
別に当日入りでなくてもいいわけです。

結構迷ったのですが、房総半島は天気もイマイチで、大してほかの2か所と
距離も変わらないのでなし、太平洋側も土曜の天気は良いものの
当日の天気がダメそうなので、新潟へ行くことに。

前日の宿泊先はどこでも良かったのですが、たまたま見つけた新発田市
駅前のホテルにすることに。
新発田に行くとなると、新潟を経由するよりも途中で高速を降りたほうが
早そうです。

そうなると、途中に空の暗そうな場所が。
夜の天気が良さそうなら観測する、ということで決定。

土曜の出発は16時前、結構遅い出発ですがまあいいでしょう。
常磐道から磐越道へ、相変わらず磐越道はガラガラ。
途中の磐梯山SAも空いていました。

山沿いに多少雲があるものの、天候は問題なさそう。
予定通り三川ICで高速を降り、目的地のキャンプ場駐車場へ向かいます。



まあこんな時期だし空いているだろうと高をくくっていたのですが、
予想に反して激混み…
キャンパーの方の邪魔をするのは良くないですし、空の状態を確認して退散。
次の候補地、ダム湖畔の公園を目指します。



最初は湖畔公園に行ったのですが、ここにもキャンパーが…
邪魔するのも悪いですし、もう少し奥の水谷公園へ。

該当なし、もちろん人もいません。
南東の視界は悪いですが、空は暗そうです。

野生生物の気配をひしひしと感じ、ビビりながら撮影。
17mm-2-復元

15mm-2

ほとんど光害の補正はしていません。
視界が狭いとはいえ、申し分のない星空でした。
透明度が良かったのですが、それにしても素晴らしい空ですね。
思わず全天魚眼でも撮影してみました。
_DSC9595

北から南東までは完璧に近い、ただ西側は近くに新発田市や新潟市の光があるので明るいです。
視界が狭いのはちょっと残念ですが、存分に天の川を楽しめました。


名残惜しいものの、ホテルのチェックインもありますし、野生動物が怖いので撤収。
帰り道、諦めきれずに農道の脇に車を止めて撮影してみました。
街灯があったので、遮るために車を配置したのですが結構いい感じですね。
Subaru-2

もう少し撮影したいなぁと思いつつ、翌日もありますから新発田駅前のホテルへ。
一泊して英気を養います。


翌日は新発田市内を散策しつつ、途中村上駅前で名物のはらこ飯をいただいて
目的地の笹川流れへ。

天候は快晴、海岸には多くの方が訪れていました。

本当は眼鏡岩海岸展望台へ行く予定でしたが、駐車場が満杯でNG。


もう少し北側にあった駐車場で陣取ります。到着は15時、
日食直線の太陽の日差しがぎらぎらと照り付けていました。

まあ、何はともあれ望遠鏡を展開。
いつもの71FL+E-M5コンビと、妻用の45ED+2xテレプラスもセットします。
P_20200621_163316

セットしてしまえばあとは5分おきに撮影するだけ。
雲があると面倒なのですが、今回はずっと快晴だったので、シャッタースピードを変える必要もなく。

18時には予定通り撮影完了。
せっかくですし日没、薄明が終わる前くらいまではいることに。

快晴ですから、もしかしたらグリーンフラッシュも、と思いスタンバイ。
低空に多少雲はありましたが、ワイングラスの夕日が見事。
P6210187

完全に沈むときにグリーンフラッシュが出るものだと思っていたのですが、
7割方沈んだ時に見られました
20200621green

これは間違いないでしょう。
完全に沈むときも微妙に出ていましたが、これほどははっきりとしていなかったです。

日食の撮影カットが23枚で半端だったので、グリーンフラッシュを含む欲張りセット。
妻には笑われましたが、結構いいと思うんですけれどね…
20200621_partialsolareclipse_greenflash


日没後は広角での日食撮影用の全景を。
まとめたのがこちら。
_DSC9687

ほぼほぼイメージ通りですね~
右側の岩に隠れないか冷や冷やしましたが、大丈夫でした。
画面左に写っている島は粟島です。


せっかくですし、薄明時の撮影も。
まずは比較明。
20200621

その後長時間、10分露光。
_DSC9752

こっちのほうが雰囲気ありますかね。意外と粟島が明るい。


ここで撮影して帰ってもいいのですが、天の川が出てくる東側は山だらけ。
あまり面白くないので、新潟の有名観測地、天蓋高原を目指します。

地図上ではくねくね道でしたが、ちゃんと対向車とすれ違える広い道で
一安心。

現地にはすでに先客が、2か所ある駐車場のうち、南側に2-3台の車が。
我々は誰もいない、広いほうの駐車場で展開。

ただ、天気はあまりよくありません。
_DSC9755


一応赤道儀が出しっぱなしだったので展開しましたが、これではねぇ…
対角魚眼で撮影はしてみました。
_DSC9759

雲さえなければもっと写ったと思いますが…

空の確認のため、全天魚眼でも撮影してみました。
_DSC9764

北西から東にかけては文句なし、東から南東は明るく見えますが雲のせいでしょう。
そこまで気にはならなさそう。
南は問題ないですが、南西の村上の光が気になりますね。

正直期待していたほどではないですが、視界は広いですし、
舗装路面でトイレもあるのはポイント高いかと。

天候は悪くなるようですから、短時間で撮影を切り上げて帰路につきました。


自宅に着いたのは朝4時過ぎ、運転は大変でしたが、アイサイトのおかげで
何とかなりました。いやーアイサイト便利ですねぇ。
高速道路では本当に頼りになります。


いろいろ詰め込んだ遠征でしたが、天候にも恵まれ良い遠征となりました。

今は梅雨空で、次いつ晴れるかも全く見通せない状況ですから
撮影できてよかったなと思います。
次は梅雨明けて、涼しくなってからですかね。

アルデバラン食

15日の夜(16日未明)、近くの田んぼにアルデバラン食を見に行ってきました。
ものすごーく久々に掩蔽関係の記事を書いたような。。。

天気は快晴で、スーパームーン過ぎの満月がまぶしかったです。
シンチは最悪でしたが、まあこの時期は仕方ないですよね。

全過程はこちら。
3b8a2f3e.jpg

アルデバランの位置が少しずれているのはご愛嬌ということで。。。


出現時は動画を撮ってみました。
全画面表示でないと出現が見えないので、是非全画面表示で。


40秒過ぎくらいに出現します。これだけ対象星が明るいと楽勝ですね~


久々の掩蔽でしたが、やっぱりいいもんですね。
たまには観察に行くのもいいのかもしれません。

陸別限界線&道東旅行

金曜から日曜に掛けて限界線観測と旅行に出かけてきました。

限界線とは?という方はこちらを以前記事にしましたので、こちらをご覧ください。

今回は道東の陸別町といつものアンガス牧場での二ヶ所の布陣となりました。
私はNくんとHくんとともに3人で陸別へ遠征、Sくんを含む7人はアンガスへ向かいました。

065e4168.jpg


陸別班は天気は良かったのですが、Nくんのビデオ観測は成功したものの、私は月縁を勘違いしていて失敗しました。アンガス班は曇られたようです。

いつも月の北側・南側がどっち側か分からなくなります。今回は南側の月縁での限界線だったのですが、クレーターが少ない方が南側だと勘違いしていました。ボコボコしているのが南側です。

今回は参加者も多くバタバタしていましたので、きちんと準備が出来ませんでした。やはり事前の準備は大切ですね…


それはさておき、このまま帰るのももったいないですし、Nくん・Hくんがサークルで恒例の「ダーツの旅」のポイントを消化したいということでしたので、行くことにしました。

①白糠町

陸別から釧路方向に国道392号を走り、白糠の道の駅「しらぬか恋問」に行きました。
ここの名物「この豚丼」をいただきました。ボリューム満点!

c643df3c.jpg



②芽室町

国道392号を戻り、浦幌から道東道で芽室まで走って芽室インターで記念撮影。
ここでは特に何もしませんでしたが、トムラウシに行く途中の夕焼けはとても良かったです。

acc6c2d3.jpg



③トムラウシ温泉

トムラウシのふもと、十勝側上流の遥か山奥にある秘湯、「トムラウシ温泉 国民宿舎東大雪荘」まで行きました。本当はトムラウシ山だったのそうですが、この時期だと無理ですのでここで妥協することに。

途中ふと外を眺めると、川の反対側に黒いもさっとしたものが・・・

ぎゃーーーーー!!!

クマでした。まあ居てもおかしくはないのですがドン引きです。


温泉は古い建物だと勝手に想像していましたが、恐ろしくきれいでびっくりでした。

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中も素晴らしくきれいで、お風呂も広く、露天風呂からは星空が見え、ものすごく贅沢な時間でしたね~。
ハーゲンダッツじゃんで負けたことだけはよろしくなかったです。

温泉を上がり、せっかく晴れているので写真が撮りたい!ということで「望岳台」へ行ってみました。
ここは温泉よりもさらに奥に3kmほど行ったところにある展望台なのですが、期待していたほどではなく、
車から離れるのはあまりに怖かったので車の近くからパチリ。




空は申し分無しですね。もっと視界が開けていれば良いのですが仕方ないです。
それよりもクマが怖くて長時間の撮影なんて絶対に無理でした。

でもせっかくだし写真を撮りたいねぇ、ということになりましたが、この辺だとあまりポイントを知りません。
また、Nくんが三笠市の三段滝もダーツの旅で当たっているとのことでしたので、美瑛の望岳台を目指しました。

望岳台までは直線で20kmもないのですが、大雪山系をぐるっと迂回しなければならず、170kmありました。元来た道をひたすら引き返し、狩勝峠を越えて国道38号をひた走り、望岳台の手前まで来ました。

路面が凍結しているので嫌な予感がしていたのですが、

10月25日から冬季通行止めでした。

仕方なく十勝岳温泉の駐車場に行ってみましたが、陵雲閣の犬に激しく吼えられてしまい、街灯も明るく引き返しました。お騒がせして申し訳ないです・・・

そこで富良野と美瑛の境、深山峠に向かうことに。路面が凍結していてスリップしながらの運転でした。
途中で車を止めて降りてみると、わりといい感じの景色でしたので撮ってみました。







まずまずでしょうか。


深山峠に着いてみると曇っていたので、今回は諦めてそこで2時間仮眠し、三段滝で記念撮影をして道央道で
帰ってきました。

もちろん締めはヤンマーです。

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結局トータルで1000kmは走りましたね~。
限界線に関しては失敗しましたが、たまにはこういうドライブもいいですね。





掩蔽関係の解説書発売

掩蔽関連の本が出版されました。

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「天体観測の教科書 星食・月食・日食観測編」

このシリーズは、少し前に流星編も発行されています。

中身はちょっと難しいものや、観測報告方など省かれているものもありましたが、
全体を通してはよい出来で、十分に価値があると思います。

今まで後輩たちに掩蔽や限界線について伝えるのは大変でしたが、
「ますはこれを読め!」と言えばいいので、助かります。

また、図らずも7月の日食前で、回転アンシャープマスキング法についての詳細な
記述もあり、日食の内容も充実していました。

観測部長(系)のみんなへ


すぐに書店に行き、黙ってレジへ持っていくこと!!!

限界線見事に失敗

限界線観測に行ってきました。

場所は赤井川村。
札幌から直線で50kmくらいで、道のりだと70kmくらいです。
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荷物を積み込んで準備。
5人分の荷物となるとさすがに多いです。

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で、現地の天気は・・・。

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ぎりぎり月が見えるくらい。
話になりません。

で、観測風景はこんな感じです。
もちろん何も見えていませんけれど。。。

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帰りはいつもの山岡屋。

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全て醤油ラーメンですが、左から油多め、普通、なし。
すばらしき油の量です。

何をしに行ったのかまったく分かりませんが、こんなもんでしょうね。
学生のうちに2D2R以上の限界線観測に成功しておきたいんですけれどねぇ。
次は8月です。

ギャラリー
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  • ネオワイズ彗星遠征詳細
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