大変ご無沙汰しております。
1月、2月共に晴れ間と新月のタイミングが合わず、ZTF彗星も見ないまま、空の彼方へ旅立ってしまいました…
これだけ星を見ていないのも久々な気がします。
最近は温かい日々が続き、家の周りの雪もほぼなくなりました。
大体1か月くらい季節が続いている感じですね。
さて、閑話休題。
かなり前の話となりますが、2月末に網走・紋別まで流氷を見に行ってきました。
実は北海道に9年いたものの、流氷は見たことがありませんでした。
大学2年の時に流氷ツアーと称して紋別まで行ったのが初めての旅行でしたが、その時はレンタカーで紋別から南下したものの一切見られず…
以降、話には上がったものの、多分流氷だけを目的に遠征したことはなかったかと思います。
時折冬に別の目的でオホーツクに行ったこともありましたが、その時も見えず…
2021年には茨城から遠征を計画したものの、直前になって強い南風が吹いて断念。
流石に今年こそは見たいと思い、網走へ遠征してきました。
3泊4日の旅行でしたが、最初の2日は旭川で寄り道。
イマイチ積雪が少なくて…
それはさておき、旭川からキハ183系特急オホーツクに揺られて網走へ。
ホテルに荷物を預けて、道の駅兼船着き場へ向かいます。
直前に流氷が接岸しているとの話があったものの、この日は西風が強い。
あまり心配していなかったものの、我々が乗船予定の1つ前の便が「流氷なし、海上遊覧」!
2つ前までは見えていたようですが…
我々の乗る便は16:45発でしたが、この便はキャンセルとのこと。
どうもこの時間の便は周囲の風景が暗くなるそうで、流氷が無いと何も見えないので
海上遊覧する意味がないとのこと。
思わずがっくり…
翌日の朝8:00発の便も予約していますが、どうなるかは分かりません。
風向きはあまり変わりそうにない予報。
すると、「レンタカーで網走から紋別に行く」という案を妻が思いつきました。
網走から紋別は110kmくらいの距離です。路面は一部凍結しているものの、そこまで悪い路面ではなさそう。まあ、2時間半見ておけば何とかなりそうです。
とりあえず紋別のガリンコ号に電話してみると、今日は流氷が見えていた、とのこと。
明日のことはわからないものの、流氷はかなり港の近くにあるそうで。
例年は網走のほうが紋別よりも見られることが多いはずですが、今年は網走でダメだったので
紋別に来る、という方もいらっしゃいますよ、とのこと。
今のところ一部の便だけが満席で、席には余裕があるそうです。
朝6時から予約できるそうですので、その時点で流氷があるかどうか確認すればよいでしょう。
とはいえ、網走~紋別間は公共交通機関はありません。
レンタカーが借りられるかどうか、そこにかかっています。
そこで調べてみたところ、女満別空港のトヨタレンタカーに軽トラが一台あるみたいです。
女満別空港までは網走からバスで移動可能なので、とりあえず電話してみることに。
すると一台だけ、軽トラがあるとのこと。マニュアル車だと流石に、と思いましたが、
オートマだそうで。
荷物が乗らないという問題がありましたが、それは網走の宿に預かってもらうことで解決。
網走市内のトヨタレンタカーへの乗り捨ても同じ市内なので料金は掛からないとのこと。
まあ、もし紋別がダメなら網走があります。
車は無駄になりますが、その時はその時、ということで。
電話で予約、路線バスで女満別空港へ。
相棒の軽トラとご対面。実は初の軽トラの運転となります。
何とこの軽トラ、衝突安全ブレーキやオートハイビームなどの先進機能がありながら、
窓は手回し式、カギは一か所しか空きません。
「ドアハンドルを開けたまま扉を閉めると鍵がかかる」という昭和のテクニック?も使えます。
「カギを一か所開けたら、車の中を移動して他の扉を開ける」というやり方も久々に使いましたね。
運転してみると、何となく昔のハイエースを思い出す雰囲気。エンジン音は少し気になりますが、視点が高く、非常に見やすくて気に入りましたね。
で、網走で一泊し翌朝。
朝5時半起床、6時ジャストに紋別に電話。
ガリンコ号は一部の便を除いて空きがある、流氷は近くにいるので見られそうとのこと。
そのまま予約、すぐに一路紋別へ。
出航時刻の1時間前に到着。
今回乗船したのはガリンコ号Ⅱ。新造船のガリンコ号3号と比べるとちょっとこじんまりとした船ですが、その分海面に近い(ような気がします)。
時間が9時半と早かったためか、お客さんは20人程度と少なめでゆったりと流氷観光できました。
多少岸から流氷が離れていたものの、15分くらいで流氷の帯まで到着。
タイミングよくオオワシがお出迎え。
ガリンコ号は氷をバキバキ破壊しながら力強く氷の海を進みます。
静止画では全然伝わりませんが、かなりの迫力です。
あっという間に30分経過、ゆっくりと流氷の帯とお別れ。
ちょっと1時間だと物足りないなぁという感じではありましたが、しっかりと流氷を堪能することが出来ました。
流石に冬にまた網走・紋別まで行くのはもう嫌だ、と思っていたので、
ちゃんと流氷を見られてホッとしたというのが正直なところですね。
見られる期間も短いうえに、前日見えていたとしても当日見えないってこともあり。
私とは相性が良くないみたいで、危うく今回も見られないところでした…
まあ、次は確実にみられるときに行ってもいいかな、という感じです。
以下備忘録。
・実は網走~紋別間よりも名寄~紋別間のほうが近い(約90㎞)
→名寄までは特急宗谷一本でアクセス可能、かつ多分流氷時期は混んでいない(はず)
・流氷は衛星画像(可視画像)で晴れていれば見られる
→WindyよりもSCWの可視画像のほうが見やすい。場合によっては、SCWの夜間の赤外画像でもしっかり晴れていれば見られることがある。
→Windyだと1日ごとのアーカイブが見られるのでこちらも便利。
・SCWの衛星画像から位置を流氷の位置を判断しつつ、前日 or 当日に紋別のガリンコ号を予約、名寄からレンタカーで移動するするのがよさそう。
・ガリンコ号は氷をドリルで破壊、網走のおーろらは流氷に乗っかって割って進む。ガリンコ号のほうが船が小さいので、流氷への距離が近い(と思う)
・ガリンコ号はⅡのほうが人気がないので空いている可能性が高い
→ガリンコ号Ⅲは早いのでより遠くまで行けるのと、乗船人数が多いためツアー客が多い印象。
→特に朝9時半の便は空いている。網走と違い、紋別の町が小さく近くに宿泊施設があまり無いためか?
1月、2月共に晴れ間と新月のタイミングが合わず、ZTF彗星も見ないまま、空の彼方へ旅立ってしまいました…
これだけ星を見ていないのも久々な気がします。
最近は温かい日々が続き、家の周りの雪もほぼなくなりました。
大体1か月くらい季節が続いている感じですね。
さて、閑話休題。
かなり前の話となりますが、2月末に網走・紋別まで流氷を見に行ってきました。
実は北海道に9年いたものの、流氷は見たことがありませんでした。
大学2年の時に流氷ツアーと称して紋別まで行ったのが初めての旅行でしたが、その時はレンタカーで紋別から南下したものの一切見られず…
以降、話には上がったものの、多分流氷だけを目的に遠征したことはなかったかと思います。
時折冬に別の目的でオホーツクに行ったこともありましたが、その時も見えず…
2021年には茨城から遠征を計画したものの、直前になって強い南風が吹いて断念。
流石に今年こそは見たいと思い、網走へ遠征してきました。
3泊4日の旅行でしたが、最初の2日は旭川で寄り道。
イマイチ積雪が少なくて…
それはさておき、旭川からキハ183系特急オホーツクに揺られて網走へ。
ホテルに荷物を預けて、道の駅兼船着き場へ向かいます。
直前に流氷が接岸しているとの話があったものの、この日は西風が強い。
あまり心配していなかったものの、我々が乗船予定の1つ前の便が「流氷なし、海上遊覧」!
2つ前までは見えていたようですが…
我々の乗る便は16:45発でしたが、この便はキャンセルとのこと。
どうもこの時間の便は周囲の風景が暗くなるそうで、流氷が無いと何も見えないので
海上遊覧する意味がないとのこと。
思わずがっくり…
翌日の朝8:00発の便も予約していますが、どうなるかは分かりません。
風向きはあまり変わりそうにない予報。
すると、「レンタカーで網走から紋別に行く」という案を妻が思いつきました。
網走から紋別は110kmくらいの距離です。路面は一部凍結しているものの、そこまで悪い路面ではなさそう。まあ、2時間半見ておけば何とかなりそうです。
とりあえず紋別のガリンコ号に電話してみると、今日は流氷が見えていた、とのこと。
明日のことはわからないものの、流氷はかなり港の近くにあるそうで。
例年は網走のほうが紋別よりも見られることが多いはずですが、今年は網走でダメだったので
紋別に来る、という方もいらっしゃいますよ、とのこと。
今のところ一部の便だけが満席で、席には余裕があるそうです。
朝6時から予約できるそうですので、その時点で流氷があるかどうか確認すればよいでしょう。
とはいえ、網走~紋別間は公共交通機関はありません。
レンタカーが借りられるかどうか、そこにかかっています。
そこで調べてみたところ、女満別空港のトヨタレンタカーに軽トラが一台あるみたいです。
女満別空港までは網走からバスで移動可能なので、とりあえず電話してみることに。
すると一台だけ、軽トラがあるとのこと。マニュアル車だと流石に、と思いましたが、
オートマだそうで。
荷物が乗らないという問題がありましたが、それは網走の宿に預かってもらうことで解決。
網走市内のトヨタレンタカーへの乗り捨ても同じ市内なので料金は掛からないとのこと。
まあ、もし紋別がダメなら網走があります。
車は無駄になりますが、その時はその時、ということで。
電話で予約、路線バスで女満別空港へ。
相棒の軽トラとご対面。実は初の軽トラの運転となります。
何とこの軽トラ、衝突安全ブレーキやオートハイビームなどの先進機能がありながら、
窓は手回し式、カギは一か所しか空きません。
「ドアハンドルを開けたまま扉を閉めると鍵がかかる」という昭和のテクニック?も使えます。
「カギを一か所開けたら、車の中を移動して他の扉を開ける」というやり方も久々に使いましたね。
運転してみると、何となく昔のハイエースを思い出す雰囲気。エンジン音は少し気になりますが、視点が高く、非常に見やすくて気に入りましたね。
で、網走で一泊し翌朝。
朝5時半起床、6時ジャストに紋別に電話。
ガリンコ号は一部の便を除いて空きがある、流氷は近くにいるので見られそうとのこと。
そのまま予約、すぐに一路紋別へ。
出航時刻の1時間前に到着。
今回乗船したのはガリンコ号Ⅱ。新造船のガリンコ号3号と比べるとちょっとこじんまりとした船ですが、その分海面に近い(ような気がします)。
時間が9時半と早かったためか、お客さんは20人程度と少なめでゆったりと流氷観光できました。
多少岸から流氷が離れていたものの、15分くらいで流氷の帯まで到着。
タイミングよくオオワシがお出迎え。
ガリンコ号は氷をバキバキ破壊しながら力強く氷の海を進みます。
静止画では全然伝わりませんが、かなりの迫力です。
あっという間に30分経過、ゆっくりと流氷の帯とお別れ。
ちょっと1時間だと物足りないなぁという感じではありましたが、しっかりと流氷を堪能することが出来ました。
流石に冬にまた網走・紋別まで行くのはもう嫌だ、と思っていたので、
ちゃんと流氷を見られてホッとしたというのが正直なところですね。
見られる期間も短いうえに、前日見えていたとしても当日見えないってこともあり。
私とは相性が良くないみたいで、危うく今回も見られないところでした…
まあ、次は確実にみられるときに行ってもいいかな、という感じです。
以下備忘録。
・実は網走~紋別間よりも名寄~紋別間のほうが近い(約90㎞)
→名寄までは特急宗谷一本でアクセス可能、かつ多分流氷時期は混んでいない(はず)
・流氷は衛星画像(可視画像)で晴れていれば見られる
→WindyよりもSCWの可視画像のほうが見やすい。場合によっては、SCWの夜間の赤外画像でもしっかり晴れていれば見られることがある。
→Windyだと1日ごとのアーカイブが見られるのでこちらも便利。
・SCWの衛星画像から位置を流氷の位置を判断しつつ、前日 or 当日に紋別のガリンコ号を予約、名寄からレンタカーで移動するするのがよさそう。
・ガリンコ号は氷をドリルで破壊、網走のおーろらは流氷に乗っかって割って進む。ガリンコ号のほうが船が小さいので、流氷への距離が近い(と思う)
・ガリンコ号はⅡのほうが人気がないので空いている可能性が高い
→ガリンコ号Ⅲは早いのでより遠くまで行けるのと、乗船人数が多いためツアー客が多い印象。
→特に朝9時半の便は空いている。網走と違い、紋別の町が小さく近くに宿泊施設があまり無いためか?