Shooting Stars - 北海道の星空の元で

天体写真を中心としたブログです。

2009年01月

ダメダメでした。

一昨日の夜遠征してきました。

出かけた場所は、前に望遠鏡を持っていき忘れた平取町。
ここは冬季の晴天率が悪いのですが、今回は天気がよさそうだったのでここにしました。

ちょうど通りがかった運転好きの後輩がもう春休み(!)だということで
ドライバーをやってもらいました。
(運転は嫌いなもので・・・)

前回は曇りましたが、今回は申し分ない天気。
途中で少し雲が出る場面もありましたが、すぐに通過していったために影響は余りありませんでした。

ところが、問題が一つ。これは観測が終了した後ですが、

c667f598.jpg



寒すぎるだろ。

薄明終了時からほとんど-18℃。
冷凍庫の中にいました。

この気温では、ケーブルは硬くなるわ、カメラのバッテリーはすぐ切れるわで撮影がうまくいかない。
そのせいかどうかは分かりませんが、ガイドがまったくうまくいかない。

PHDと5時間ほど格闘するもむなしく、全ての写真がガイドエラー。
収穫0でした。

最高の星空だっただけに残念です。
ついでにフィルムで何枚か写真を撮影したので、そっちがうまく撮れていればいいのですが。

どちらにしろ、来月は鹿林(ルーリン)彗星も来ることですし、
オートガイドのテストを入念に行っておく必要があります。

ま、それはともかく、運転してくれたぐらよありがとう。
助かったぜ。

ニコニコマーク

ちょっと前のことになりますが、去年の12月1日に、月、金星、木星が夕空に集まる、という天文現象がありました。
まるで笑っている顔のように(金星と木星が目で、月が口)見えたので、Yahooニュースで取り上げられるなど
盛り上がりました。

この時は運悪く実家に帰省しており、手持ちはコンデジとフィルムカメラのみ。
デジイチを持ってくるんだったと後悔しても後の祭り。

久々にVelvia(今はVelvia50)を購入して撮影に行きました。
しかし、三脚が見当たらなかったので、三脚なしで何とかしようとしましたが大失敗でした。

なんとかブレなかったのはこれぐらい。フィルムは全滅で、コンデジでの撮影です。




次の日も少し月と金星、木星が離れてしまいましたが三脚を持って、近所の善光寺に行きました。

一番色が良く出たのはこの写真。




しかし痛恨のピンボケ・・・。
Velviaらしい派手な色が出たのに残念です。

その後、善光寺の裏にある五重の塔と撮影。




たまにはフィルムもいいですね。ほぼ思い通りの色が出てくれました。

オートガイド用ボードカメラ、1004X

1004XAというボードカメラです。
ちょっと前に2chのオートガイド板で話題に上っていたので、こういう関係に詳しい先輩に話したところ
買ってくれました。

SONY製のEXView HAD 1/3インチモノクロCCDを搭載しており、0.003Luxの感度があります。

ef3ca288.jpg



CCDの前にレンズがついており、撮影の際は外して使います。




1004Xと1004XAの2種類あり、XAのほうはオーディオ機能があり、マイクがついています。
XAのほうがサウンド基盤がついており、そのせいで改造がしにくいため、Xのほうを買うことをおすすめします。

国内では販売しておらず、通販でオランダからの取り寄せとなりますが、価格はXが43ユーロ、XAが45ユーロ。
写真に写っている、DC+オーディオ+BNCケーブル(BNC→ビデオ変換コネクタはついてないです)
が3ユーロ(安っ!)だったのでそれも追加し、XA本体3台とケーブル3本、送料が2000円くらいで、合計2万円弱でした。今はユーロが安いので買い時かもしれません。


(上から3つ目のものが1004X、4つ目が1004XAです)

ボードむき出しというわけにはいきませんので、適当なケースに入れ、
M28のネジが切ってある、ニコンのデジカメ用アダプターを取り付けています。

PCでオートガイドするには別途キャプチャユニットが必要です。
(私はI-O DATAのGV-MVP/SZ(生産中止品)を使っています)
http://www.iodata.jp/prod/multimedia/tv/2005/gv-mvpsz/index.htm

今まではWATECのWAT-100Nを使っていましたが、感度が低くかなり苦労していました。
最初はミニボーグ45EDでガイドをしていましたが、感度不足でどうしようもなく60mmガイド鏡に変更し、
誠報社のイメージシフトをつけましたが、イメージシフトが重くてバランスがとれず、ガイドがうまくいきませんでした。

で、1004XA+ミニボーグ45EDでの画像はこちら。
ガイドソフトはPHD Guidingです。

aae82e35.jpg



はっきりとはいえませんが、6等星ぐらいまで写っているのではないでしょうか?
少なくとも、45EDでは3~4等までが限界だったWAT-100Nよりは数段感度が高いです。

撮影対象によりますが、イメージシフトなどは不要になると思います。
今回も使っていません。

難点は輝星に盛大に黒点が出ること。
ガイドの精度には関係ないかもしれませんが、非常に見苦しいです。

また、今回は気温が低かった(-10℃位)のでそこまで気になりませんでしたが、
かなりの発熱があるようで、温度が高いとホットピクセルまみれになるようです。

とりあえず買ったままの状態でも使えないことはないですが、
レンズを毎回外すのは面倒ですので、適当なケースに入れ、レンズを取り外し何らかの方法でシールドしたほうがいいかと。
熱を逃がすように、基盤とケースの裏面の空間は余裕が必要です。

その他いろいろ改造中ですので、またレポートします。

オートガイド用として人気のある、MEADEのDSI-PROは現在入手困難で(元々は3万)、DSI-Ⅱは10万。

1004Xは送料込みで1万弱、USB接続のキャプチャユニットは安いものなら5000円前後で買えますので、
手間は少しかかりますが悪くない選択肢だと思います。

新兵器到着!

昨日トミーテックから商品が届きました。

こちらの2点。

e4f2eb6e.jpg


左側は1.4×テレコンバーター。
焦点距離300~640mmまでの屈折式鏡筒(ミニボーグや77EDなどに加え、
FC76などの他社製品にもアダプターリングがあれば使える品です。

これは今年の日食用に新調しました。
手元には45EDがあるので、焦点距離が300mm→420mmになります。
カメラはD40を使う予定ですので、640mm相当になります。

日食遠征はミニボーグ45ED+1.4×テレコン+D40+スカイメモRで行く予定です。
何回かリハーサルしないといけないですね。

右側のものは笠井トレーディング社製の光軸修正用アイピースです。
光軸修正用アイピースはレンズがなく、ただの穴の開いたアイピースですが
こういった調整機材の信頼性は重要だと考えています。

この前までは5円玉とCマウント→31.7変換リングで適当に作ったアイピースもどきを
使っていましたが、それではねぇ・・・。

笠井製のレーザーコリメータはサークルで買ったものがありますので、
これらを使って完璧に光軸をあわせたいと思います。

普段使っているR200SSは良い望遠鏡なのですが、F4と明るいので光軸がシビアで
なかなか完璧に合わせられませんでした。

先ほど使ってみましたがなかなかいい感じです。
たぶん光軸も完璧ではないかと思います。

帯広観光旅行

先週末帯広に観光に行ってきました。

レンタカーは前日貸し出しの24時間で、夜出発し、
帯広の手前の新得でプチ天体観測。

ちょうど半月くらいの月が昇ってきたところで、薄雲もあり星はイマイチ。
というわけで写真もイマイチ。

5fee63f5.jpg



仮眠をとってから、帯広といえば、

d645a667.jpg


豚丼ですよね。
おそらく一番有名であろう、帯広駅前の「ぱんちょう」で食べました。
いつもお昼時は外まで人が並んでいることが多いのですが、意外にすいていました。

そして、狩勝峠を越えて富良野へ。
富良野駅前の「唯我独尊」というカレー屋で夕食。

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食べてばかりの旅行でしたが、久々に観光旅行をしました。
いつも観測のための遠征なので、たまにはいいのかもしれません。

今週末あたりになんとか遠征したいものですね。

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