Shooting Stars - 北海道の星空の元で

天体写真を中心としたブログです。

2012年05月

最近発売のカメラとレンズについて

さてさて、ブログをお休みしていた間にいろいろなデジカメの新製品が発売されていましたので、
ごちゃごちゃ書いてみようと思います。

①フルサイズ編

D800/D800E売れていますね~。
http://www.nikon-image.com/products/camera/slr/digital/d800/

3600万画素は発売前は賛否両論でしたが、ノイズ耐性も
悪くないようで、好意的に評価されているようです。
DxOMarkの結果は5DMarkⅢと大差をつけていましたが、
そこまで差はないにしろ良さそうな感じです。

まあ、買えませんけどね~。
せめて実機を触ってみようと思っているのですが、
ヨドバシでは常に展示機を置いていないので
未だに触っていません。

それだけ売れているってことなのでしょうが、
とにかく弄ってみたいですねぇ。

D800/D800Eの違いは1/4波長版のあり/なしだけな様で、
バックフォーカス維持/IRカットのためにフィルターは
入っているようです。

うまく偽色とモアレを処理できるようなら、
こういったアプローチもありですねぇ。

②APS-C編
D3200が発売するようで。
 http://www.nikon-image.com/products/camera/slr/digital/d3200/

うーん、ついにエントリーでも2000万画素オーバーですか…
NEX-7でも大分レンズがついていけなくなっているようですので、
エントリークラスに2400万画素はねぇ…

D800/D800E用に推薦レンズリストをNikonが準備していましたが、
それよりも画素ピッチの細かいD3200はナノクリGレンズしか
使えないような気がします。

中の人はどのレンズでもOKですよ的なことを言っていましたが
どんなもんなんでしょうか。

今までは迷っていましたが、次のD5200も多分2400万画素センサー
搭載でしょうから、私のD40の後継はD5100で決定ですね。

素性の良い1600万画素センサー、バリアングルモニタ、ライブビュー。
D40並みの小型軽量、中級機クラスの機能。


文句無いですね。
もう天文用途に関して必要とされる機能は無いような気がします。

まあバリアンとライブビューは無くても良いわけで、
そういった意味ではD40でも十分といえば十分です。

ブレイクスルーがあるとすれば、RGB三層センサーなり
ベイヤー配列ではない配列でのセンサーを搭載することですね。


まだD40から乗り換える気は無いですが、D5200が出て安くなった
ころが頃合でしょうか。

で、キャノンは60Daなんて物を出してきました。
http://cweb.canon.jp/camera/eosd/60da/index.html
散々古くなったセンサーとボディの在庫処分、と言われていますが、
ニッチなボディ、しかも値崩れが絶対にない受注生産は利ざやも大きいですよね。


ただ、それなら中古の50Dを改造に出すのでいいのでは??
という話もあります。値段はこっちの方が安いですし。
メーカー保証だけであの値段は、とも思います。
20Daと違って、天文用途に完全に振ってきたのは
良いことだと思いますが。

いい加減1800万画素センサーも古く感じますので、
次のKissX6では新型センサーを搭載してくると思いますが、
どうもキャノンは元気が無いですね。

センサーで言えばソニーが頭一つ抜けている印象ですので、
うまくソニーとやっているニコンやペンタの方が良いカメラが
多い印象です。

自社開発はメリットも大きいと思いますが、
これだけソニーが頑張っていると他社は厳しいですよね…

③ミラーレス

まずはNEX-7。
http://www.sony.jp/ichigan/products/NEX-7/
今までのNEXはダサくてどうしようもないと思っていましたが(失礼!)
これはいいと思います。

レンズ部分が「ボコッ」と出っ張っているのはどうも
抵抗がありました。何だかレンズに無理やり張り付いているような気がしましたし。

ただ、大きなセンサーと短いフランジバック、そして2400万画素センサーのせいで
四隅は相当厳しいようで。そういう意味ではマイクロフォーサーズは
レンズのおいしい部分だけ使えるので、メリットは大きいですね。

で、マイクロフォーサーズといえばこれでしょう。
OM-D。

http://olympus-imaging.jp/product/dslr/em5/

実機を触ってきましたが、実際のほうが格好よく見えました。

ペンタプリズムが出っ張りすぎに見えたのですが、意外にも
変に感じませんでした。

センサーをソニー製に変えたこともあり高感度耐性が
上がったようです。この点は自社開発のパナはセンサーを
変えることは出来ないでしょうし、GH1の後継機種も
大して進歩していないみたいですから、しばらくは
オリがリードすることになりそうです。

GH1もAPS-C並みとは行かないまでももう少し
ノイズが少なかったら文句無いんですけどねぇ。
今のところそれ以外には文句無いので、しばらくは
様子見ですね。

最後にNikon 1
http://www.nikon-image.com/products/camera/acil/body/nikon1_j1/

実機を触ってきましたが、やっぱりダサいです(すみません)。
特にJ1の方の標準ズームキットはちょっとねぇ…
ズームすると、プラスチック丸出しのズームリングが
飛び出してきて幻滅しました…

J1こそ薄型レンズキットを出すべきだと思うんですが
なぜかV1のみ。

今は価格も下がってJ1レンズキットが¥27Kで買えるようですが
それでも欲しいと思わないなぁ…

焦点距離2.7倍はちょっと魅力だったのですが、
GH1と役割がもろ被りですので、それならGH1でいいや
と思ってしまいます。

後継を出すつもりは有るのでしょうか??
プロネアみたいなことにならないと良いのですが。

④レンズ


皆様は、「安原製作所」をご存知でしょうか。
http://www.yasuhara.co.jp/

昔フィルム一眼を作っていたようですが、私はこのレンズを出すまで
知りませんでした。
「NANOHA」
http://www.yasuhara.co.jp/nanoha/index.html

ここにインタビュー記事が載っていました。
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/special/20110527_448563.html

で、以下引用。
ところでネーミングの由来だが、10億分の1を表す“ナノ”から採ったとのことだ。“なのは”といえば魔法少女のアニメキャラクターもいたが、そちらとの関係については聞きそびれてしまった……

うーん本当かよ??と思っていましたが、

「MADOKA」

http://www.yasuhara.co.jp/madoka/index.html

おいおい…

で、インタビュー。
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/special/20120323_520651.html

以下重要部分引用。
 さて例によってネーミングの由来だが、“円く撮れる”ことから「円か」(まどか)→「MADOKA」になったという。NANOHA同様、MADOKAという名前も魔法少女のアニメキャラクターに存在するが
同製作所の安原伸氏によれば「たまたま一致しただけ」という。






・・・

・・・


わけがわからないよ・・・



こんなの絶対おかしいよ
(これが言いたかっただけです)

MADOKAでロゴがピンクって時点でもうねぇ…
次は、HOMURAで紫色でお願いします、なんちゃって…

名前はアレにしても、光学性能は悪くなさそうです。
作例のようにGH1につけてオーロラ!ってのもいいですね!
動画撮影も面白そうです。
値段もお手ごろですし、うーむ…

あ、それと、こんな物まで…
http://www.yasuhara.co.jp/momo/index.html
一番下の写真…さすがにこれは言い逃れできない(笑)



と、特に取り留めのないぐだぐだ文章でした。
最後までお付き合いいただき有難うございました。


遠征の成果-アンタレス付近

都合3晩撮影したわけですが、適当に撮影していたせいで
構図が合っておらず、写野回転と周辺部のディストーションのせいで
どうやっても3晩分は繋がらなかったので、最初の遠征の物のみを使用しました。

8ac2fb32.jpg


データ
撮影場所:アンガス牧場
撮影日時:2012.04.21 01h36m~ 10min×8コマ(総露出時間1時間20分)
カメラ:ニコンD40(ISO800、赤外カットフィルター除去改造、RAW)
フィルター:IDAS UIBAR-Ⅲ FF
望遠鏡:ミニボーグ71FL+0.66xDGT(267mmF3.7)
ガイド:ビクセンSXW赤道儀
ガイド鏡:笠井トレーディング Guidefinder60
ガイドカメラ:1004XAボードカメラ(25フレーム蓄積)
ガイドソフト:PHD guiding 1.12
処理:RAP2,StellaImage6,Photoshop CS5

で、去年撮影した、3コマモザイクの作品がこちら。


a86a6304.jpg


明らかに今年の方が劣化してるorz

露光時間が約1/3ですが、明るさは2倍以上です。
S/N的にはそこまで悪くないはずですが、うーん・・・
空の状態と、処理がおかしかったからでしょうか。

まあ、天文誌に応募できるレベルではないですが、71FL+7866で
この領域を撮影できて良かったです。しばらくはこの組み合わせと
85mmモザイク、フィルムで勝負して行こうと思います。

追記

明らかに空が明るかった中山峠で撮影したものも処理してみました。
こちらは10分×6枚、それ以外の条件は同じです。
フラットがマッチングせず、変な白い点がありますがご容赦を・・・

d0c7458c.jpg


ありゃりゃ、こっちの方がいいですね。


となると、空の暗さよりも透明度の方が重要みたいです。
処理が適当なのでなんとも言えませんが、透明度は相当クリティカルに効いてきそうですね。
光害がある場所でも、透明度さえ良ければ問題ないと言うことでしょうか。

うーん、本州に行ったらとにかく標高の高いところで撮影するのが良さそうですね。
その点では標高の低い北海道よりアドバンテージがありそうです。


ちょっと昔の銀塩写真

これは確か三石で撮影したものです。

①立ち上る天の川

24154fa3.jpg



共通データ
カメラ:Nikon NewFM2
フィルム:E200(+2像感)
レンズ:シグマ15mmF2.8(絞り開放)

時刻等は忘れてしまいました。

赤は流石の写りですが、35mm判は解像度の点で厳しいですね。
今回はフラットヘッドスキャナでのスキャンでしたので、フィルムスキャナなら
もう少しマトモになると思います。
色はニュートラルグレーに直しています。

②北天ぐるぐる

2f71a9bd.jpg



もう少し露光したいところではありますが、いい感じにぐるぐるです。
前景にもっと工夫が欲しいところですね。

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