Shooting Stars - 北海道の星空の元で

天体写真を中心としたブログです。

2012年09月

遠征の成果-すばるとバラ星雲

前回の箸別遠征の画像を処理しました。

共通データ
撮影場所:増毛町箸別
カメラ:NikonD5100(IRカットフィルタ除去、UIBAR-Ⅲ FF)
望遠鏡:ミニボーグ71FL+35mmマルチフラットナー1.04×(416mmF5.9)
赤道儀:Vixen SXW赤道儀+PHD guidingにてオートガイド
処理:StellaImage6、PhotoshopCS5

すばる
ISO1600、10分12枚

54b106b9.jpg



バラ星雲
ISO1600、10分6枚

e10cbbc9.jpg


すばるの上半分の星像が酷いですね・・・
前回よりも下手したら悪くなっている感じです。

バラ星雲はそうでもないので、回転装置のせいで傾いた可能性が
高いですね。多少ピンボケだったのも悪い影響を与えています。

バラ星雲はなんだかのっぺりしてしまいました。
無理やり強調しすぎてしまったのかもしれませんねぇ。


次の新月期には、まずは傾きをもう一度調整しつつ
85mmモザイクにチャレンジしようかと思います。

71FLは7866を装着、D40にて使おうかなと考えています。
その際には親子亀に変更するなど、ガイドシステムを見直そうと考えています。

金曜に遠征してきました

金曜にくっしーさんのブログで紹介のあった、増毛町箸別まで遠征してきました。
http://blogs.yahoo.co.jp/kushit/30085422.html

木曜の時点で、金・土どちらかに遠征予定でした。
GPVだとどちらも微妙な感じでしたが、Tくんに車を確保してもらっておきました。

金曜起きてGPVを見ると、土曜の夜の方が天気が悪くなっています。
この機会を逃すとチャンスは無さそうでしたので、Tくんに連絡してみると
車で来ているので、すぐに出られるとの事。

それでは、ということで無理やり出ることにしました。
メンバーは私、Tくん、sakumaくん、Hくん、Gくんの5人。
この日は他に現役勢も居ましたが、彼らとは別行動でした。

出発は19時半、その時点では天気はくもり。
遠征地はいろいろ迷いました。

予報では西から天候が回復するとのこと、
そうなると、東側にある三石やアンガスでは天候の回復が送れそうです。

場所的にはニセコ近辺が狙い目でした。
しかし、それほど空が暗くない上に、金曜と言うことがあって走り屋さんが
正直怖いです。

西から抜けてくるとなると、増毛付近も狙い目ですね。
最近GPVが全く当てにならないので、一応アンガスも考慮に入れ、
道央道を北上、深川JCTまでに決定ということにしました。

道央道を走っていると、稲光が見えました。
ありゃ??

気象庁のサイトを見るに、あちらこちらで
雷が発生しているようです。

回りを見渡すと、積乱雲が発達しているような・・・

今回は雷以外は予報が当たったようで、天候は西側から回復してくるようです。
そうなると、箸別に遠征する方が良さそうです。

深川JCTで左折、深川留萌道へ。
ところが、パラパラと雨が・・・
しばらくすると、前が見えないくらいの雨が降ってきました。

うーん、何しに来たんでしたっけ??

何はともあれ増毛付近へ。このときにはもう星が見えていました。
曲がり角が良く分かりませんでしたが、箸別川の河口が入り口でした。
何故か河口に路上駐車している車がありましたが、これは鮭釣りの人たちの
車だったみたいです。

山道に入って、道幅が狭くなりちょっと不安でしたが
8kmほど山に入ったところを観測地としました。

到着したのは22時半、3時間ほどで到着です。
正直そこまで期待していなかったのですが(くっしーさんすみません)、
かなり暗い空でテンション上がりまくりでした。
ただ、場所はもう少しくっしーさんが紹介していた場所は
奥だったみたいですね。ちょっと視界が狭かったです。

まずは落ち着いて71FL+フラットナーをセット。
バックフォーカス調整で多少手間取りましたが、
それ以外は順調。WAT-100も今は見劣りするスペックですが、
流石の感度でした。Webcamには全然負けませんよね。

対象はリベンジのすばるをまず。
12枚分セット、ガイドも安定していました。
(あとで微妙にピンボケだったことに気づきましたが・・・)

その間暇ですので、スカイメモをセット、現地の空の暗さをD40+15mmで
記録しておきました。

東側

09844a38.jpg


ちょっと視界が悪いのですが、光害はあまり感じません。
深川や旭川の光らしきものが低空に少しだけ。

北側
e480e7a5.jpg


最も明るいのがこの方向。
左側が増毛、右が留萌の光です。
増毛の方が近いのですが、留萌の光はかなり目立ちますね。
北側の対象を狙うのにはあまり適さないと思います。

西側
453c06a8.jpg


この方向は海しかないので当然暗いです。
ほぼ光害は感じません。

南側
3e6479fe.jpg


札幌の光がそれなりに目立ちます。
低空の対象はちょっと厳しいかもしれませんが、北側よりはずっと暗いです。

全体的な空の暗さはアンガスとほぼ同じか、少しくらいかもしれません。
三石よりは流石に明るいですが、十二分な暗さですね。
今後はアンガス、三石と並んでメインの観測地となることでしょう。

問題は熊がちょっと怖いですね。。。
ここなら居てもおかしくは無いです。回りが笹薮なのもマイナス。
ここで一人はちょっとなぁ・・・

途中雲が出てきて撮影中断しましたが、無事に12枚撮影終了。
次の対象をばら星雲にしました。

こちらも問題なく6枚撮影、03時半には撮影終了。
撤収しました。

帰りはもちろんヤンマー。
今回は最近の定番になりつつある滝川店にお邪魔しました。
何故か野菜ラーメンが合ったので注文。
旨い、のですが、ヤンマーらしからぬあっさり味。
どうもオリジナルメニューみたいです。

69b5db45.jpg



翌日は我が家で飲み会。
7人で4合瓶を7本空けました(笑)

で、日曜にフラットを撮影にサークル会館へ。
15mmを外して71FLに付け替え、っと。

?!

!!!
FFフィルターが入っていない!!


撮影画像を見ると、撮影終了までは間違いなく入っています。
となると、撮影終了後に落とした??

かばんやらケースやらを引っ掻き回して見ますが、
どこにもありません。

念のためTくんの車の中も見てもらいましたが、あるわけも無く。

現地に置き忘れたようです。



仕方なくレンタカーを手配、昨日再び箸別へ行ってきました。
今回は12時半に出発、到着したのは15時前。2時間半弱。
カーナビで調べてみたところ、海沿いの下道だと125km、
高速だと175kmほどあるみたいです。

掛かる時間はそれほど変わらないと思いますが、
それだと下道から行った方が良さそうですね。

で、轢いたら最悪なので前に車を停めた位置の手前に駐車。
よーく見ると、何かあるような・・・
思わず走ってしまいました。

そこには・・・
雨に濡れたFFフィルターが!!


d44c9519.jpg



誰かが踏んだり、車に轢かれたりはしていなかったみたいで、
無傷でした。
雨も心配でしたが、見た感じではダメージは無いようです。
確かフィルターは相当丈夫に作ってあったはずですが、
見事にそれを証明してくれました。

目的は達成したので、もう帰っても良かったのですが、
ちょっと寄り道。
旭川に行き、nakajiさんのブログで紹介のあった小川商店さん
お邪魔しました。
2本購入。
実は四合瓶のコーナーを見逃していて、買いたかったいくつかのお酒を
スルーしてしまいました。もったいない!!!

夕食はここまできたらもちろんヤンマー。
再度滝川店へ。

56bf7847.jpg



FFフィルターは無事発見できて良かったです。
無理やりD5100に入れるために削りましたが、そのせいで落ちやすくなっているようです。
今後気をつけないといけませんねぇ・・・


遠征の成果-すばるとM42

傾きまくりのD5100でしたが、一応撮影はしたので
処理してみました。

共通データ
撮影場所:アンガス牧場
カメラ:NikonD5100(IRカットフィルタ除去、UIBAR-Ⅲ FF)
望遠鏡:ミニボーグ71FL+1.04×35mmマルチフラットナー
赤道儀:Vixen SXW赤道儀+PHD guidingにてオートガイド
処理:StellaImage6、PhotoshopCS5

すばる
ISO1600、10分8枚

173320bf.jpg



M42
ISO1600、10分6枚

1eef3eec.jpg



右側が傾いているのには目を瞑ってください(笑)
これでも大分マシになった方です。
無理やり小さくもできるのですが、そのままにしておいてあります。

どちらもF5.6と暗い鏡筒での撮影で、1時間ちょっとでは露出不足ですね。
最低でも2時間、出来れば4時間は欲しいところです。

心配していた赤い星雲の写りですが、そこまでは悪くなさそうです。
非改造機よりは良いと思いますが、確信は持てないのが
正直なところです。
もう少しはっきりと分かるサドル付近なんかを撮影してみた方が
良さそうですね。

今回はRAP2未対応のためStellaImageでの処理でしたが、
多少もっさり感は感じましたが問題はあまり無かったです。
とはいえ、早いところRAP2が対応して欲しいものです。
この後メール送って見ます。

そして、新たな問題が。
M42の右下に強烈なゴーストが・・・
原因はよく分からないのですが、どこかで
反射しているみたいですね。
もし原因となる場所に心当たりがありましたら
是非コメントしていただけると嬉しいです。

追記:D5100について
今日晴れていたのでテストしてみましたが、ほぼスケアリング不良は
解決されたみたいです。めでたしめでたし。

ただ、多少は残っているみたいですので、もう少し
追い込む必要はあると思います。

また、今日85mmもテストしてみたのですが、
片ボケは見られませんでした。

今週末の遠征の際にテストしてみて、
問題ないようなら来月は星野モザイクに
使ってみようと思います。

大傾き者成敗大作戦

前回のアンガス遠征にてセンサーの酷い傾きが判明したD5100。
週末はそれを何とかするために策を講じていました。

①偽星シート
いまやすっかりお馴染みとなったかわうさんの偽星シート。
http://blogs.yahoo.co.jp/kawau2/archive/2010/06/15

今回はまずこれにて傾いているかどうか確認、その後対策を
取ることにしました。

ここで問題となるのは、「いかに光学系と偽星シートを平行にするか
という点ですが、かわうさんやT-Fixさんのブログを参考にしつつ、いろいろ考えた末、以下のようにシステムを組んで見ました。

541e69f0.jpg



サークル会館には長机がいくつかあります。
その両端に大きさの同じ厚めの板をセット、1つには偽星シートを
貼り付け、もう一つにはど真ん中にΦ72の穴を開けました。

そこに光学系(今回は71FL)を垂直に押し付ければ、中心が
一致し、水平・垂直に偽星シートと光学系が配置できるではと考えました。

中心を一致させる必要はないですし、望遠鏡側の板は
なくてもいいのですが、これだと71FLを水平・垂直に配置するのが
簡単になります。

で、まずはテストしてみました。
なかなかピントが合わず大変でしたが、なんとかなりました。

d35ab5a6.jpg


で、結果はこちら。
光学系は71FL+フラットナーです。

b29cff1b.jpg


イマイチよく分かりません。
傾いてはいると思うのですが、それほどは悪いと思えません。

カメラマウントを外し、裏にアルミテープを貼って
いろいろ弄ってみましたが、変化しているのか良く分からず。

原因は偽星の間隔がちょっと長かったことと、偽星シートと望遠鏡の距離が稼げなかったことです。

机2つ分あれば何とかなりそうでしたが、サークル会館では
それだけのスペースはありません。

そもそも、どれだけずれているか良く分からないので、雲をもつかむような感じで
どうしようもなかったです。
仕方なく諦め、次の作戦に出ました。

②インチキデプスゲージによる直接測定

サークル会館に、ダイヤルゲージが転がっているのは以前から知っていました。
何かに使えそうではあったのですが、今回改造?しインチキデプスゲージ化
してみました。

とはいっても簡単で、ただ真鍮板の切れ端にΦ8mmの穴を開け、
ちょっと大きかったので万能シム、アルミテープを巻いただけです。




コイツで測定してみたところ、
なんと0.6mmも傾いていました。


それじゃああんな画像になるわけだ・・・
そこで、アルミテープをマウントの裏に貼りつけ、いろいろ調節してみましたが、
0.2mmまでは持ってこれましたが、それ以上はどうやっても無理でした。

そもそもこんなに傾くわけが無いんですよね。
再現性も怪しいところがあったので、最終手段に出ました。


③分解

結局都合3回目の分解。
もう慣れてきていたので、はんだに若干手間取ったものの
すぐに分解できました。

で、なんと、
センサーを固定するネジが1本緩んでいましたorz


そりゃあ、ダメですよね・・・
3本のネジでセンサー基盤(が載っているアルミ板)を固定しているのですが、
そのうち1本(矢印)がゆるゆり、じゃなかったゆるゆる。
横から見ても分かるレベルでした。
赤丸2つが残りのネジです。これには最初から赤いマークがついていました。

6203366c.jpg


で、一応センサーユニットは外してみましたが、すぐに組み戻し。
今回はきっちり締めておきました。

電源投入はやはり緊張しましたが、問題なく起動しました。
これで壊していたら最悪でしたが、何とかなったようです。

で、インチキデプスゲージで緊張の再測定。

ちゃんと水平になっていました。

誤差は±0.03mmほどでしょうか。測定誤差もあるので、まあ何とかなっているでしょう。
多少は調整できますしね。

ふー、何よりです。
そもそもは適当に改造しすぎなんですよね・・・
まあいい薬にはなりました。正直こういった作業はいい加減な正確なので
向いていないと思います。

トラブルを考えてみると18000円でプロに改造してもらえるのであれば、安いものですよねぇ。

何はともあれ、これでちゃんと使うことができそうです。
明日偽星シートで再確認し、実戦投入に備えようと思います。

アンガスは快晴、でしたが・・・

金曜夜に久々にアンガス牧場に遠征してきました。

木曜の夜、何の気なしにGPVを見てみると、ダメダメの予報。
Tくんに連絡してみたところ、金曜と月曜は車が使えるとの事でした。

まあ天気ダメそうでしたが、一応金曜朝に連絡することにしました。

ところが、朝起きてGPVを見るとびっくり。
何とほぼ雲がなくなっています。

Tくんに連絡したのですが、急遽車が使えなくなってしまったとの事。
ガーン!!!

金曜は連休前ですから、車があいていない可能性が高いです。
一応sakumaくんにも連絡してみましたが、彼も出られるとの事でした。

そこで生協に行ってみると、案の定ほぼ満車。
ところが、トヨタのみ空きがあるようで、予約できてしまいました。

で、その後GPVを見てみると、

もの凄く悪化しているんですが・・・


いや、ホント、正直こういうの勘弁して欲しいです。
レンタカーを借りる都合上、09時の予報で動かざるを得ないんですよね・・・。
テンション下がりまくりですが、キャンセルも出来ないので
行くことにしました。

そもそも金曜に行くのもそれ以降の天気が悪すぎるからで。
9月は本当に酷いです。雨ばっかり。。。

それはさておき、17時半にサークル会館に集合、メンバーはTくんとsakumaくんの3人。
18時過ぎに出発、札幌の天気は悪くありません。

途中positive51mさんから連絡が。
賀張or三石で観測なさるとの事でした。

我々が現地到着したのが21時過ぎ。
Nさんがいらっしゃいました。

天候は若干の雲がありますが
快晴です!
挨拶もそこそこに展開。
今回は久々に直焦点メインです。

まずはピントなり何なり確認するため、SXWを起動、
シグマ15mmで撮影してみました。

bb31272b.jpg


600万画素D40とは明らかに一線を画す写りです。

これは嬉しかったですね!
苦労して改造した甲斐があったものです。

画素数3倍は伊達ではないですね、想像を超えた写りに
広角で勝負しようか、と思ったくらいです。
で、この時点では重大な事実に気づいていませんでした。


今回は直焦点をやりたかったので、望遠鏡を
セットアップ。

まずは71FL+7866の組み合わせ。
問題なくピントを出し(ライブビューって便利ですね!!!)、
バックフォーカスが変わった可能性があったので、四隅の画像を
チェックしました。

ここでようやく気づくわけです。
ええ、思いっきりセンサーが傾いていることに!!!

ちょっとやそっとではなく、最悪なレベルです。
15mmの画像をご覧ください。

82a8e895.jpg


左上以外はどうしようもないですね。
特に右上は酷すぎます。1mmくらい傾いているんじゃ??

この事実に気づき、意気消沈。。。
D40に変更することも考えましたが、試しに回転装置を緩めて
無理やり傾けてみました。

すると何とかなりそうな気配です。
とはいえ、F3.7の7866でやるのは得策ではありません。
バックフォーカスも適正かどうか非常に怪しいですし・・・

そこで、フラットナーを引っ張り出してきました。
コイツはF5.6と明るくはなりませんが、回転装置にガタがあり、
これを逆手にとって、無理やり傾けてやれば何とかなりそうです。

回転装置には3本のネジがあるのですが、これらを上手く使って
四苦八苦すること30分。微妙ではありますが、ぎりぎり見られるくらいには
なりそうです。

さーてじゃあオートガイドだ、ということでセッティングすると、
何とガイドカメラ用の電源ケーブルがありません。

R200SS用のヒーターケーブルとも同一なのですが、それも見つからず。
EL発光板の電源ケーブルとも同じですが、EL発光板ごと置いてきてしまいました。。。

万事休す!
一応QcamS7500があります。

仕方なく使うことにしましたが、何故かGuideFinderでピントが出ません。

Qcamのスリーブが24.5mmで、31.7への変換をかませているせいか
あと2mmほど長いです。
昔撮影したときは問題なかったはずなんですが。。。

あれやこれやあって見ましたが、どうやら無理そうです。
ケースを引っ掻き回していると、昔作ったDC12V安定化電源を発見しました。
これはEeePCのACアダプターを改造したもので、一度AC100Vに昇圧する必要があるのですが
ガイドカメラの電源と端子形状は同じで、使えそうです。

これなら使えるだろ、ということでDC-ACコンバーターを介し
接続してみました。

すると、ガイドカメラからなにやら香ばしいにおいが。

ちーん。。。。。

恐らくですが、極性が反対でしたorz

で、その直後、発見されるガイドカメラ電源ケーブル。
何時も通りの不注意、そして激しい思い込みにげんなり。
ちゃんと確認しろよ!!まったくもう!!

もちろん本物の電源ケーブルを差してみましたが、
ガイドカメラはお亡くなりになっておりました。。。

それならばとsakumaくんが気を利かせてくれて、QcamPro4000を貸してくれるとの事ですがドライバーが私のPCにはインストールされていないみたいです

・・・
・・・
・・・。


ここまで来るともう意地になって無理やりでも
S7500のピントを出すしかありません。

スリーブを外し、GuideFinderの2インチ→31.7変換に無理やりアルミテープで
貼り付けました。

ピントは出るはずなのですが、どうやっても上手く行かず。
そもそも導入さえ出来ません。

時折星らしきものが写るのですが、
すぐに何処かに行ってしまいます。

一度テープを外し、ファインダーで真ん中に導入しても
上手く行きません。

しばらく頭を抱えていましたが、写る星の形状が
明らかにおかしいです。しかも、ピント位置を変化させても
大きさが変わりません。

で、ここで気づきました。
カメラがS7500ではなく、EeePC内臓のWebカムになっており、
星だと思っていたのはヘッドライトでしたorz

ば、馬鹿すぎるだろ・・・
どんだけ頭悪いんだよ!


予報はイマイチでしたが、未だに曇る気配がありません。
もう全て放り投げたいくらいでしたが、流石にこの空の下では
もったいない・・・

気を取り直し、カメラをS7500に切り替え。それでも上手く行きません。
原因は、ガイド鏡と撮影鏡が平行になっていないせいのようです。

試しにGuideFinderにアイピースをつけてみると、明後日の方向を向いています。
面倒ですが、SXプレートホルダーの固定ねじを緩め、大体同じ方向を向くようにしました。

これでようやくピントが出ました。
そうなればこっちのもの。
すばるなら感度が低いS7500でも何とかなるでしょう。

すばるを導入、問題なく撮影できそうです。
撮影開始!と思いましたが、コンバーターをつけるためにヒーターの電源を
抜いていたため、レンズが少し曇っていました。

仕方なくペーパーで除去、本撮影を開始したのは0時半前
結局3時間も無駄にしてしまいました。。。

まあ、ちゃんと事前に準備しなければダメって事ですね。

これでガイドが暴れたらどうしようか、と思い増したが
それは問題なかったようです。

片ボケは解消されていませんが、像自体は素晴らしく、めちゃめちゃシャープです。
71FL+旧マルチフラットナーの組み合わせは、前にテストしたときも好結果でしたが
ハロもほとんどなく、素晴らしいの一言。これは今後期待できそうです。

逆に、7866との組み合わせは、1600万画素D5100では像が甘いことが
露呈しましたね。D40では分からなかったのですが・・・
用途ととしては、彗星などの明るさが必要なものか、モザイクで誤魔化すしかないようです。

で、今回はインターバルタイマーを使ったので、のんびり出来ます。
10分8枚撮影、その後オリオン大星雲を導入、撮影開始。
これも8枚にセット、疲れていたので1時間ほど仮眠を。
その前に、Samyang8mmで固定撮影してみました。

474a1423.jpg



これは悪くないですね。
今後のD40は、こういった運用になりそうです。

03時過ぎ、起きてみると、STAR BOOKが明るいです。
あーあ、またか!反転エラー。

もう勘弁してください。

とはいえ、犠牲になったのは最後の1枚だけ。
まあいいでしょう。

オマケにsamyang8mm+D40で追尾撮影しつつ、ダーク撮影。

アンガスから撤収したのは04時前。
もちろん帰りはヤンマー。
久々のヤンマーはやっぱり旨い!!

29dc36d7.jpg


成果は極めて残念でしたが、まあ少しだけでも撮影できたので
良しとします。

D5100は一度ばらして調整するのがベターなんでしょうけれど、
面倒なので、マウント側で調整できないか試して見ます。
明日はハンズにでも行ってデプスゲージを買ってこようかな、と思いますが
財布との相談ですね。

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