さて、最近は有用な情報を頂いてばっかりで、自分から発信することは
全くと言っていいほどなかったので、私のモザイク星野撮影の極意?を皆様に
お伝えしようと思います。
モザイク星野撮影の際に最大の問題となるのが「構図決定」です。
3コマならともかく、9コマともなると結構大変なものです。
例えば、9コマモザイクとしてはくちょう座の以下のような
星図をステラナビゲータで作ったとします。
(カメラはAPS-C、レンズは85㎜です)
普通、カメラレンズ+デジイチでは自動導入を使うことはないですから、
構図決定はマニュアルになると思います。
これが面倒で、最初のころは苦労しました。
それを解決するために使ったのが今回ご紹介する
「4×6グリッド」です。
現物はこちら。
4×6の正方形グリッドが貼り付けてある、それだけと言えば
それだけです。
素材はインクジェット用のOHPシートです。
他にもシールになっていて、直接プリンターで印刷できる
用紙を使ってみましたが、透明度が悪すぎて断念しました。
現状、OHPシートが最良の選択かと思います。
今でもヨド○シに行くと、隅っこの方で肩身が狭そうに
陳列されています。結構高いんですが、まあ仕方ないですね。
液晶には直接ガムテープで貼り付けています。
保護シートをかましてあるので、特に問題ないかと。
ちなみに、貼り付けるときに印刷面を裏側にしないと
夜露で一発でやられるのでご注意を。
大きさに関しては、なるべく正確に再生画面に表示される
画像の大きさと合わせてください。
ちょっとこの写真ではわかりにくいのですが、
1㎜は位置も大きさもずれていないはずです。
作成方法は簡単で、イラストレーター(何でもいいですが)で
赤色で4×6のグリッドを作成し、OHPシートに印刷するだけです。
現状、ライブビュー中にはグリッドを表示できる機種は多いと思うのですが
撮影画像に表示できる機種はほとんどないかと。
少なくともD40、D5100には無かったので、これを使っています。
4×6に深い意味はないですが、通常のデジイチは3:2の縦横比で、
これ以上少ないと逆に分かりにくいですし、大すぎでも邪魔なので
この数にしています。これだと、1マス1マスが正方形になるので
分かりやすいというのもあります。
使い方
で、先ほどの星図にも、同じ4×6グリッドを表示させます。
中心部分を拡大するとこちら。
これだと、「デネブは左上マスの中心ぐらい、サドルは画面中心の少し上」と、
はっきり位置関係が分かります。
当然、4×6グリッドが貼ってあると、撮影画像でもそうなるはずですから、
そうなるように合わせこんでいけばいいわけです。
この手法が威力を発揮するのは写野回転が必要な場合。
先程のはくちょう座も、本来はこうなってしまいます。
流石にこれではロスが大きいので画像を回転させるわけですが、
これが極めて厄介。
回転角が合っているのかは分かりにくいです。
そこで、このグリッドの出番。
例えばはくちょう座の星図の左上のカット。
赤丸の2つの星に注目してください。
この2つの星は、画面に対して垂直に入っています。
となると、「上の星が左上から3マス目、下の星が5マス目、両者が垂直なら
回転も位置もほぼ完璧」となるわけです。
このように、画面に対して垂直or並行になる星を見つけながらやると
かなり簡単にモザイクが成功します。
是非お試しあれ!
昔は星図を印刷して持って行っていたのですが、今は現地でPCを起動、
イラレで星図を開き、4×6グリッドを星図上で動かしながら使っています。
こちらの方が、線が重ならないので分かりやすいです。
全くと言っていいほどなかったので、私のモザイク星野撮影の極意?を皆様に
お伝えしようと思います。
モザイク星野撮影の際に最大の問題となるのが「構図決定」です。
3コマならともかく、9コマともなると結構大変なものです。
例えば、9コマモザイクとしてはくちょう座の以下のような
星図をステラナビゲータで作ったとします。
(カメラはAPS-C、レンズは85㎜です)
普通、カメラレンズ+デジイチでは自動導入を使うことはないですから、
構図決定はマニュアルになると思います。
これが面倒で、最初のころは苦労しました。
それを解決するために使ったのが今回ご紹介する
「4×6グリッド」です。
現物はこちら。
4×6の正方形グリッドが貼り付けてある、それだけと言えば
それだけです。
素材はインクジェット用のOHPシートです。
他にもシールになっていて、直接プリンターで印刷できる
用紙を使ってみましたが、透明度が悪すぎて断念しました。
現状、OHPシートが最良の選択かと思います。
今でもヨド○シに行くと、隅っこの方で肩身が狭そうに
陳列されています。結構高いんですが、まあ仕方ないですね。
液晶には直接ガムテープで貼り付けています。
保護シートをかましてあるので、特に問題ないかと。
ちなみに、貼り付けるときに印刷面を裏側にしないと
夜露で一発でやられるのでご注意を。
大きさに関しては、なるべく正確に再生画面に表示される
画像の大きさと合わせてください。
ちょっとこの写真ではわかりにくいのですが、
1㎜は位置も大きさもずれていないはずです。
作成方法は簡単で、イラストレーター(何でもいいですが)で
赤色で4×6のグリッドを作成し、OHPシートに印刷するだけです。
現状、ライブビュー中にはグリッドを表示できる機種は多いと思うのですが
撮影画像に表示できる機種はほとんどないかと。
少なくともD40、D5100には無かったので、これを使っています。
4×6に深い意味はないですが、通常のデジイチは3:2の縦横比で、
これ以上少ないと逆に分かりにくいですし、大すぎでも邪魔なので
この数にしています。これだと、1マス1マスが正方形になるので
分かりやすいというのもあります。
使い方
で、先ほどの星図にも、同じ4×6グリッドを表示させます。
中心部分を拡大するとこちら。
これだと、「デネブは左上マスの中心ぐらい、サドルは画面中心の少し上」と、
はっきり位置関係が分かります。
当然、4×6グリッドが貼ってあると、撮影画像でもそうなるはずですから、
そうなるように合わせこんでいけばいいわけです。
この手法が威力を発揮するのは写野回転が必要な場合。
先程のはくちょう座も、本来はこうなってしまいます。
流石にこれではロスが大きいので画像を回転させるわけですが、
これが極めて厄介。
回転角が合っているのかは分かりにくいです。
そこで、このグリッドの出番。
例えばはくちょう座の星図の左上のカット。
赤丸の2つの星に注目してください。
この2つの星は、画面に対して垂直に入っています。
となると、「上の星が左上から3マス目、下の星が5マス目、両者が垂直なら
回転も位置もほぼ完璧」となるわけです。
このように、画面に対して垂直or並行になる星を見つけながらやると
かなり簡単にモザイクが成功します。
是非お試しあれ!
昔は星図を印刷して持って行っていたのですが、今は現地でPCを起動、
イラレで星図を開き、4×6グリッドを星図上で動かしながら使っています。
こちらの方が、線が重ならないので分かりやすいです。