2016年02月
現在遠征用にはLet's noteを使っています。
古いSSDを使っていますが、プチフリを連発するようになってしまいました。
OSもXPで、7にもスイッチできますが残念ながら32bit…
64bit化もできなくはないのですが、メモリがDDR2で、4GBのDDR2ノート用は
バカ高いので断念。
もう一度Let's noteでも良かったのですが、同じくらいのスペックの
東芝R731が目に留まりました。
2011年モデル、スペックはこちらを。
---------------
OS:Windows7 32bit / 64bit
CPU:Core i5-2520M (Sandy Brigde世代)
メモリ:DDR3-1333 2GBx2
ストレージ:320GB HDD
画面:1366x768ドット
--------------
ヤフオクで中古を諭吉さん2人弱で購入。安っ!
左が旧PCのLet's note、右が新PC。
モニタの明るさが気になりますね、R731は最も暗くした設定ですがかなり明るいです。
すぐさま4GBのメモリを8GBにしつつ、HDDをSSDに交換。
特に気にしていたわけではないのですが、どっちもADATA製でした。
早速交換。元は2GB×2でした。片方は今は無きエルビーダのメモリ…
何だか悲しくなりますね。。。
HDDとSSDの厚さが違い、フタが浮いてしまっていましたが
ふたの裏のスポンジをカットして無理やり取り付けました。
ここまでは順調。
R731はセレクタブルOSで、32/64bit切り替え可能なのですが
DtoDで作成したリカバリディスクでリカバリすると、32bitに。
選択することできたっけ?と思いつつ説明書を読みますがよく分からず。
相当苦労しましたが、何とか7の64bitのインストールに成功。めでたしめでたし。
そこから一気に天文系のソフトをインストールする、前にまずはベンチマーク。
SSDの性能は以下の通り。
リード/ライトとも500MB/sオーバーの製品ですが、残念ながらフルスペックは出ていません。
これはSATAⅢに対応していないせいでしょう。この時代のデスクトップは対応していたと思いますが、
ノートはまだだったのでしょうね。
ただ、実際の速度に効くのはシーケンシャルよりもランダムですから、十分にその速さは
体感できるかと思います。
ついでCrystalmark。ずいぶん前に開発は停止していますが、何だかんだ使い慣れているもので。
これがSandy Bridgeの力か!(5年遅れ)
元のPCはこんなもんでした。
トータルスコアはともかく、CPU単体でi5と2倍近い差があります。やるなぁSandy。
今メインで使っているPCはというと。。。
大して変わってねぇorz
まあ、グラフィックは大差がついていますが。。。
スペック自体は問題なし。朧滝テストではタッチパネルが効かないという
問題がありましたが、ガイド自体は問題なさそうです。
3年くらいは頑張ってほしいものですね。
遠征とタイトルはつけていますが、今回は新機材のテストがメインです。
日本では東経135度が相場。恐らく、スカイメモSはそうなっているでしょう。
しかし、コイツは舶来品。見当もつきません。説明書は忘れましたが、幸いネットがつながったので説明書をダウンロード。調べてみると、基準は西経120度だそうで。
そうなると、観測地は東経140度くらいですので、基準から160度ほど回転させる必要があります。そんな目盛はもちろんあるはずもないのですが、日時の方の目盛が参考になります。
2/10(水) 涸沼
前日のうちから銀平君の光軸を弄ったりしており、遠征する気満々でした。
ただ、帰ってきて野暮用を済ませると、時間はもう19時近く。
朧滝だと1時間半近くかかってしまい、テストのために行く気がしないので
しばらくゆっくりしてから涸沼へGO!
ちょうど車検から帰ってきたばかりで、どことなく愛車ニート君も
調子が良いような。。。
車検費用で6D一台分くらい掛かったのはちょっと、と思いますけれど。
涸沼は快晴、空は明るいですがコンディションはまずまず。
風もなく、気温も高めでいい感じです。
まずは銀平君をスタンバイ。
今回は銀平君用の新機材、TSのMoonlight focuserとコマコレ(TS-Quattro)をテスト。
Moonlight Focuserは純正の接眼部と同じ台座が使えるので、交換は簡単でした。
使ってみた感想としては、十分に実用に耐えうると思います。
純正は酷いものでしたが、Moonlight focuserは「カックン」しません。
本来のクレイフォードはこうなんでしょうね。
クレイフォードアレルギーはこれで治りそうです。
滑らかにピントも合わせることができ満足。
で、TS-Quattroですが。
情報がないのでとりあえず買ってみました。一応イメージサークルは
フルサイズをカバーしていることを確認しています。
ところが、ピントが合わないorz
筒をバックフォーカス90㎜オーバーのRCC1に合わせ、極端に短くしているのが災いしました。
TS-Quattroもバックフォーカスは70㎜あるので、大丈夫かと思ったのですが。。。
そこで、RCC1にスイッチ。
(この時点では、TS-Quattroを奥まで完全に差し込まず、途中で止めればピントが出ることに
気づいていませんでした)
フルサイズ周辺像は予想通りめちゃくちゃ。
まあ、流石に無理があるか。。。
トリミングすりゃいいや、ってことでD810Aで撮影を強行。
光軸が良かったのか、中心付近の星像は結構良さそうです。
ただ、シーイングが悪すぎてあまりシャープにはなりませんでしたね。
ガイドはとしさんと同じ、ファインダーを使った方式。
オフアキと比べると精度に心配がありますが、オフアキは全然ガイド星が
見つからないのでしばらくは断念します。
また、ガイド用のPCも東芝のR731というPCへ入れ替えました。
今回が初テストでしたが、問題なく動作。バッテリも結構良い状態のものだったみたいです。
これは別記事にします。
撮影は順調、ちょっと欲が出てきて多段階露光。
その間にもう一つの新機材、SkywatcherのStar Adventurer(スカイメモSのOEM)
を組み立てました。
実はMoonlight focuserはおまけで、これが欲しくてTSへ注文しました。
マウント、アリガタ、バランスウェイト+シャフトのフルセット。
国内では本体と別売りで、全部買うと7万近くしますが、TSでは315ユーロ(VAT抜きの価格です)
で売っています。
送料やらなにやらコミコミで5万しませんでした。今はユーロが安くなってきていますから、
今後はもっと安く買えるのではないかと。
んで、見た目は全くスカイメモSと同じStar Adventurerlくん。
組み立ては特に問題なかったのですが、極軸合わせの時にはたと気づきました。
極望はビクセンGP系と近い、経度と時間を合わせ、赤経軸をぐるぐるさせて合わせる方式です。
経度は基準位置から±20度の目盛がついてます。
基準位置?
コメントを頂きました、実際は基準経度からのずれを考慮すればいいです。
世界中どこでも同じで、私の勘違いです。
一か月約30度で目盛がありますので、それを参考に回転させてみました。
合っているかは分かりませんが、とりあえずこれで。。。
しばらく流れていましたが、ちゃんと極軸を合わせつつ、締め忘れたクランプを締めると
ちゃんとガイドしてくれました。めでたしめでたし。
24時半、冬の星座たちも沈んできたので撤収。
帰りは当然ヤンマー、プレミアム醤油豚骨リピート。
2/11(木) 朧滝
前日の反省を踏まえ、昔買っておいた2インチ延長筒を引っ張り出してきました。
昼寝しつつ16時半くらいに出発。
途中セイコマで夕食、現地到着は18時過ぎ。
絶対誰かいるだろう、と思っていましたが誰もおらず。
まあいいか、とりあえずセッティング。
そうこうしているうちに一台の車が。sora-canさんでした。
まずはTS-Quattroリベンジ。
延長筒を使いますが、全然奥まで入らないorz
2インチを延長しているから当然なんですが、もちろんピントは合わず。
ここでようやく途中まで差し込んだ状態で止めればいいことに気づきました。
何だかどっと疲れが出てきましたが、3㎜、5㎜の延長筒などを使ってバックフォーカスの
最適位置を探します。
リングがカミカミ地獄で、握力が無くなるのなんのって。
が、フルサイズではどう考えてもだめそうです。。。
仕方なくD5100を持ってきましたが、こちらも何だかなあといった周辺像。
そもそも、フルサイズで使えない時点でRCC1から交換する意味がありません。
残念ながらNGですね。ヤフオクに放出決定です。
で、RCC1に変更。こちらはAPS-Cなら何とかなりそう。
しかし、四隅全部がなかなか良くならず。。。
やはり2インチスリーブはキビシー!!
アルミテープを使って何とかそれっぽくなるまで追い込み、さあ撮影だ!という時点で
鏡筒を反転させる必要があることに気づきました。
反転すると、見事にスケアリングが狂ってるorz
最悪ですね。これだから反射は嫌なんだよなぁ。。。
しばらく格闘、撮影対象はオリオン大星雲→バラの予定でしたが、
オリオン大星雲を撮影する時間は無さそう。多段階露光も面倒です。
そこで、バラを導入。
撮影してみると、このくらいの焦点距離だと横構図の方がいいことが判明。
回転させると予想通りスケアリング不良orz
面倒なので縦に戻して撮影強行。
さあガイドだ、と思ったら、新PCのタッチパッドが動かない!
低温でやられたようで。。。
マウスなんて持ってきていません。
仕方なく、予備で持ってきていたLet’s noteに交換。
今まで一度もタッチパッドでトラブルなんかなかったのですが、これはLet's noteならでは
だったんですね。。。
そういえば、先代のEeePC 901-xではマウス必須でしたからね。
流石のLet's noteブランドですね、スペックで見えないところまでしっかり作り込んでいるのでしょう。
ケチらずにLet's noteにしとけば良かったですね。トホホ・・・
それ以降の撮影は順調、sora-canさんとのんびりおしゃべり。
空も予報より持ってくれたみたいで、23時半まで快晴でした。
ついでにStar Adventurerのテストも。
今回は85㎜を使ってみました。
1分、2分、3分、4分、5分と試しましたが、3分はOK,、4分は怪しい、5分はアウトでした。
まあ、セッティングの精度の問題もありますから、もう少しはいけるかと。
この辺もまた記事にします。
残念ながら私は翌日仕事でしたので、ご挨拶をして24時前に朧滝を出発。
帰りは当然ヤンマー、今日は特製味噌ネギ。旨い!
今日は恐ろしく暖かいお天気。
スギ花粉がスタンバイしてますので、しばらくは星景とテストに切り替えます。
4月はちょっと怖いので、5月以降でしょうかね。花粉が大したことないことを祈るばかりです。
まずは星ナビ。
希望ヶ丘でのD810A+タム15-30での作品です。
コメントでも書きましたが、このくらいのクオリティがわずか12分で撮影できるようになったのは
隔世の感があります。
この作品も、撤収前にスカイメモに乗っけて適当に撮影しただけですからね。
昔のフィルムのように時間がかからなくなったのはいいと思いますが、
作品のクオリティがほぼ機材のスペックだけで決まってしまい、つまらない時代になったのかもしれません。
お前が言うな、と言われればそれまでですが。
選者の方からは多分なコメントを頂いてしまいましたが、周辺像はダメダメですので
ちょっと申し訳ないような。。。
A4程度なら、高画素数が幸いして目立たないんですけれど。
お次は天文ガイド。
これは北海道でのふたご座流星群。
選者さんも仰っていますが、去年のふたごは天気に恵まれませんでしたからねぇ。。。
応募用紙で北海道アピールしておいたのですが、拾っていただけて嬉しいです!
しばらくはこんなことやらないと思いますが、夏はまた北海道行きたいですね~。
D810+タム15-30はこれがどちらも初入選。
タムはともかく、D810Aはこれからも活躍させてあげたいですね。
リンク集
アーカイブ