Shooting Stars - 北海道の星空の元で

天体写真を中心としたブログです。

2017年01月

またもや近場で遠征

先週木曜日、平日ではありますがいつもの白亜紀層へ行ってきました。

目的は久々の銀塩撮影。
デジイチでの長時間撮影でもいいんですが、いかんせん高感度過ぎて
ISO200でもバックが明るくなりすぎます。
ちょうどエクタクロームも再販することですし、冷凍庫で眠っていたE200と
フジの中判(GL690)を引っ張り出してきました。

定時ダッシュで帰ってきたのですが、案の定ひたちなか市内は渋滞orz
道を間違えたりしたので、現地到着は18時くらい。
大分冬の大三角が昇ってきています。

とりあえず18時25分から30分露光でスタート。
2枚目を撮ろうかと思いましたが、冬の大三角が昇り過ぎていたのでデジタルにスイッチ。
27b688db.jpg



もうちょっと広角で冬のダイヤモンドと。
f3003c48.jpg



最後に固定で10分。ソフトフィルター外すのを忘れたので、星がボケボケです。
e5cee855.jpg



20時には撤収。星景は楽でいいですね~。
最近アップしていなかったような気もしますが、ヤンマーは必ず行ってます(笑)
9452601c.jpg


土日は天気が悪くて遠征できず。
今週の平日も天気はいまいちですから、遠征はもうできないかもしれませんね。

2月からは花粉が飛び始めるので、しばらくは星景専門になるかと思います。
最悪、望遠鏡を出すのは桜が散ってからになりそうですね。

年末年始の遠征の成果

まずは12/28に遠征した朧滝に遠征した際の成果をば。
71FL+7872のわし星雲です。

bc6251c4.jpg


撮影場所:朧滝
撮影時刻 2016.12.28 21h11m51s~
カメラ:D810A(ISO3200)
露出:3分×73枚(総露出時間3時間39分)
望遠鏡:ミニボーグ71FL
コマコレ:BORG 7872(288㎜F4.1)
処理:CameraRAWにて現像
CCDStack2によりコンポジット
StellaImage6.5によりデジタル現像
PhotoshopCCで最終調整

ちと派手過ぎな気もしますが、納得の出来です。
横構図の方がいいかなとも思いましたが、周辺部の淡いHαもうっすらと引っ張り出せました。


お次は1/7にプチ遠征した白亜紀層での星景。
6317e6be.jpg


これもまあいいんでないかと。


他にも少し残りがあるので、月末の遠征までには処理しないと…

天ガ&星ナビダブル入選

天文ガイド
e3d702cd.jpg


観測写真、さらに掩蔽での入選はいつぶりでしょうか。
掩蔽観測自体ものすごく久々でしたが、やっぱりいいもんですねぇ。
大学時代に掩蔽や限界線で走り回っていたことを思い出しました。

1/9夜にもアルデバラン食がありますが、こちらも是非撮影したいと思っています。


星ナビ
7d4c21d8.jpg


直焦点、かつ日本での撮影での入選となるといつぶりかなぁと調べてみましたが、
なんと2011年12月の星ナビ以来で、実に6年ぶり!でした。
NZでの作品はありますが、かなりご無沙汰でしたね。

71FLと7872のコンビは本当に安定していて、信頼できます。
中望遠と同じくらいの画角ですが、モザイクの方が迫力があっていいですね。

最近は星景の方が楽しいのですが、銀平君も使えるようになったので
直焦もぼちぼちやっていこうと思います。

しぶんぎはダメでした…

1/3の夜は丘に遠征。
東葛の方々は城里にいかれるとのことでしたが、本田彗星を撮りたいのと
わし星雲、しぶんぎもと欲張って撮影したかったので丘にしました。

丘には磯じいさんが既にスタンバイ。
本田彗星は思っていたよりも簡単に見つかりましたが、尾が全然写らない。。。
704e2be8.jpg

UTOさんのブログに素晴らしい写真があったので、撮ってみようと思ったのですが
こりゃダメダメですね。
月明かりのせいなんでしょうかね、近日点は12/31位なような気がしますが。


んで、じゃあしぶんぎまで適当に撮影だ、と思っているとどんどん雲が。
結局22時にドン曇り、仕方なく24時に撤収。

帰り道走っていると、衛星画像通り晴れているようで。

常陸太田の辺でポイントは全く知らないので、適当な田んぼのあぜ道でストップ。
街灯がめちゃめちゃ明るいですが、疲れていたので構わず撮影。

1時くらいから5時まで撮影していましたが、、、
77c30389.jpg

こりゃ酷い。一応4つ写ってはいますが、、、

そもそも、星座が地味ですからね。。。
天の川と一緒に撮影するのはちょっと難しいですし。

マスコミは騒いでいたみたいですが、三大流星群という名称はやめた方が
いいんじゃないかなと思います。

こんなことを言うと怒られそうですが、天文初心者の方が
見る価値があるのはペルセとふたごだけですね。
※突発出現のときのしし座などは含みません。

まあ、今後は行くとしても気が向いたらですかね。
動画で撮影するなり、撮影手法もちゃんとした方がいいかもしれません。

あけましておめでとうございます

皆様、どのような正月をお過ごしでしょうか。
私は例年通り実家でだらだらと過ごしています。
長野では珍しく快晴の元旦でした。

昨年の正月の記事をみると、相変わらず銀平くんをどうにかしようとか
言っていました。
昨年末になってからでしたが、ようやくAPS-C限定ではありますが
使えるようなってきました。

APS-Cを手放すことも考えていましたが、まだまだ戦えそうですので、
今後もAPS-Cとフルサイズを併用していこうと思っています。
具体的な計画をば。

■フルサイズ
もちろんD810Aを活躍させるつもりです。
それに加えてD610あたりを買い足し、というのも考えましたが、
APS-Cも使っていくつもりですので、しばらくはD810A一本でいってみます。

フルサイズで使える光学系は、タム15-30と71FL+7872しかないので
いささか不自由ではありますが、タム15-30があれば広角は必要ないです。
71FL+7872はモザイクである程度自由が利くので、まあいいかなと。
135mmあたりは買い足してもいいとは思っています。

■APS-C
使っている理由は、一番お気に入りのレンズである
シグマ18-35のためだけでしたが、最近になって銀平君が追加されました。
上記のフルサイズと合わせると、大体の焦点距離はカバーできるかなと。

とはいえ、D5100も2010年のカメラですから、少々しんどいのも事実。
特に気温が10度超えると一気にノイズが増えます。

価格がこなれているD5300か、タッチパネルと電池が持つのが魅力な
D5500に入れ替えるのも悪くないかなと思っています。

■冷却カメラ
QHY22を手放した以上、冷却「CCD」を買うことはありません。
ただ、冷却CMOSはちょっと気になっています。
昨年くらいから出てきて、お値段的にも手が届かなくはないのですが、
いかんせん撮影がめんどくさそう。冷却CCDもてんでダメでしたから。。。

まあ、しばらく様子見でしょうかね。
QHYからも出るみたいで、しかもAPS-Cやフルサイズもあるみたいですからねぇ。


と、まあこんな感じで、ことしもぼちぼちやっていきます。
どんどん適当になっている気がしなくはないですが、辞めるつもりはありません。
それでは、今年もよろしくお願いいたします。

ギャラリー
  • 天文ガイドに掲載していただけました
  • 夕張遠征
  • 夕張遠征
  • 夕張遠征
  • オーロラ&ペルセウス座流星群遠征詳細
  • オーロラ&ペルセウス座流星群遠征詳細
  • オーロラ&ペルセウス座流星群遠征詳細
  • オーロラ&ペルセウス座流星群遠征詳細
  • オーロラ&ペルセウス座流星群遠征詳細
アーカイブ