世の中は火星大接近でそれなりに盛り上がっているようですね。
ちょっと昔語りをば。

前回の大接近時は高校3年生でした。
私は地学班に所属していて、いつも星がどうだこーだと騒いでいたので
気を効かせてくれたのか、火星大接近時にクラスメイトから火星を見せてほしいといわれました。

そう言われれば任せなさい、ってことでミザールの赤道儀(手動)と、10㎝F6反射望遠鏡、
あとオルソの6㎜?かなんか適当な24.5アイピースを引っ張り出し、高校の校庭でプチ観望会を
開催しました。

私個人としてはちょっとだけ表面の模様を見えて、結構いいなぁと思ったのですが
クラスメイトからは「これだけ?もっと見えるんじゃないの?
とキツイ一言をお見舞いされ、ひたすらテンションが下がりました。

まあニュースに使われた画像は画像処理済みの凄い画像だったのでしょう。
土星や木星ならもうちょっと盛り上がったかもしれませんが、火星はそこまで表面の模様が
はっきりしないので、一般受けはあんまりと思います。特に今回はダストストームもありますし。


とはいっても、昨日は季節ものというか、縁起もの?という意味もあるので、71FL1.4テレコン
コンパクトエクステンダーメタルとLV25㎜、LVW8㎜のセットで見てみました。

明るいのは明るいんですけど、表面の模様はやっぱり良くわからなかったですね。
まあこんなもんなのかな?と思いつつも、前回の大接近を思い出しました。。。



せめて月でも見ておくか、と思い月を見てみると、シーイングはそこまで悪くなさそう。
とりあえず何枚かパチリ、12枚分をphotomargeで手抜きスタックして処理したのがこちら。
839e4057.jpg


ま、大口径の画像には及ぶべくもないですが、冬時期の悪シーイングからするとまずまずでしょうかね。
たまには月もいいもんです。