Shooting Stars - 北海道の星空の元で

天体写真を中心としたブログです。

2021年08月

月齢19と木星

昨日まではうだるような暑さでしたが、今日は比較的過ごしやすかったですね。
一昨日(8/27)は予報に反してまずまず晴れてくれました。

木星がちょうど大赤飯が見えているようでしたので、まずは木星を
いつものようにベランダから撮影。

2021-08-27_SI_AS

撮影時刻:2021.08.27 21:47:23~
鏡筒:VC200L+AstroStreet 2.5xバロー+ZWO ADC
カメラ:ASI533MC Pro(1280 x 1024px クロップ)
フィルタ:ZWO UV-IRカットフィルタ(Φ31.7㎜)
ゲイン:340
露光時間:17ms
撮影フレーム:6838 x 4回
画像処理:
PIPPにて前処理(位置合わせ、クロップ、上位80%のみ抽出)←New!
AS!3 上位25%コンポジット
WinJuPOS(Derotation)
AstroSurfaceにてwavelet変換、Deconvolution←New!
Photoshop 2021

シーイングはそこまで、といった感じでしたが、処理結果は
そんなに悪くはないと思います。大赤班もいますしね。

今回から初めてPIPPAstroSurfaceを使ってみました。


PIPPは最近有名になってきたような気がしますね。
動画のファイルサイズが軽くなり、AS!3も軽快に動作しますし
SSDへの負荷も減るので非常に良いものです。

使い方はこちらを参考にさせていただきました。


直感的に使えるソフトで、上記リンクの説明もとても分かりやすかったこともあり
一回で使えるようになりました。


また、今回はAstroSurfaceというソフトでシャープ処理をしてみました。
フランス製のソフトで、日本ではあまり知られていないように思います。
http://astrosurface.com/

こちらのサイトで紹介されており、興味があったので使ってみました。


今回はシャープ処理だけで使いましたが、他にもRegistaxと同様に
アライメントやコンポジットもできるみたいですね。

上記リンクには英語のマニュアル類が無いと記載されていて身構えてしまったものの、
英語の簡潔なマニュアルがあったのでそれを読みながら使ってみました。

Registaxほど複雑ではなく、調整項目は少ないのですが
処理結果は負けず劣らず優秀ですね。

こちらも極めて直感的に使えるので非常に好感が持てます。

惑星界は良いフリーソフトが多くて素晴らしいです。

日本語のマニュアル的なものはないようなので、
使い方の記事を後程アップしようかなと思っています。



で、予報では22時くらいから曇ってくるはずだったものの、
まだ天候に余裕があったようなので月も撮影してみました。

20210827_resize_AS_SI_PS

撮影時刻:2021.08.27 22:52:11~
鏡筒:VC200L+コンパクトエクステンダーメタル
カメラ:ASI533MC Pro(Full, 3008 x 3008px)
フィルタ:ZWO UV-IRカットフィルタ(Φ31.7㎜)
ゲイン:150
露光時間:100ms
撮影フレーム:200 x 57
画像処理:
AS!3 上位50%(100frame)コンポジット
Photoshop 2021で57枚モザイク、リサイズ
AstroSurfaceにてwavelet変換←New!
Photoshop 2021で仕上げ

こちらは自信作。過去一かと思います。
かなりシーイングが良かったので、モザイクなしでも十分にみられるレベルでした。
シャープ処理なしでも細部がきちんと見えていましたね。


ベランダでなく、ちゃんとした星空を見たい今日この頃。
結局今月も天の川を見ることもありませんでした。
来月になってコロナも落ち着き、天気も良くなってほしいものです…。

8/6の木星

ちょっと前のことになりますが、8/6にいつもの惑星セットで
木星を撮影してみました。

2021-08-05-1506_3_PS_RS_PS

撮影時刻:2021.08.06 00:03~
鏡筒:VC200L+AstroStreet 2.5xバロー+ZWO ADC
カメラ:ASI533MC Pro(1280 x 1024px クロップ)
フィルタ:ZWO UV-IRカットフィルタ(Φ31.7㎜)
ゲイン:340
露光時間:17ms
撮影フレーム:6838 x 4回
画像処理:AS!3 上位25%コンポジット
WinJuPOS(Derotation)
Registax6 Wavelet変換(Linked Wavelet)
Photoshop 2021

表面の模様はにぎやかですが、いかんせんシーイングがいまいちで…
前回の7/21と比べると見劣りしますね。


中々大赤斑が見えるときと晴れ間、好シーイングがかみ合いません。
先週まではそんなことを言っている余裕があったものの、
今週は最悪の天気ですね。

明日は期待していたペルセウス座流星群の極大日です。でも…
20210813

いくら何でもこれはないだろうという天気。
月食は何とか観測できたものの、これは流石にお手上げです。
コロナが無ければ北海道に行っていたでしょうけれど、たらればの話をしても
しょうがないですからね。
大人しく家に居ろということなんでしょう。

来月はちょっとはマシになってほしいものです。
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