Shooting Stars - 北海道の星空の元で

天体写真を中心としたブログです。

2021年10月

白亜紀層で新星景

先週のことになりますが、わずかな晴れ間を狙って
10/4に阿字ヶ浦の白亜紀層まで行ってきました。

出発直前まではどうも踏ん切りがつかず。
WindyもSCWもそれなりに晴れそうな雰囲気です。

ベランダから晴れていることを確認し、24時くらいに出発。
車に乗る直前に曇っていることを発見orz
まあダメ元だ、ということでとりあえず現地へ。

到着すると、思っているよりも晴れています。
急いで機材をセット、今回は新星景用に赤道儀(Star Adventurer)もセットします。

兎に角急がなければ、ということで早速撮影開始。
今回は敢えてZ6Ⅱ(無改造)とZ20mmF1.8をチョイス。
ソフトフィルターあり追尾ありソフトフィルターなし追尾なし(地上風景)
R64フィルターあり追尾有り(Hα)の3セット撮影。
Track_mean_r-rgb

うーん、上手く表現できないのですが、苦労の跡がにじむというか、
バタバタしているというか…


どうせすぐ曇るだろう、と高を括っていたものの意外に晴れています。
続いて横構図でももう一度。
2_track_median-_r-rgb

低空の雲は抜けずじまいだったものの、こっちのほうが自然でいいかもしれませんね。
手前の白亜紀層は道路工事の街灯で照らされており、照明要らずでした。
塩梅もちょうどよい感じ。


画像処理としては
1) DxO PhotoLab Eliteで周辺減光処理、DNG書き戻し
2) CameraRawでTiff現像
3) CCDStackで追尾画像、固定画像、R64画像それぞれをシグマクリップしつつコンポジット
4) R64画像はStellaImageでRGB分解、RのみStarnet++で星消し
5) 星消ししたR画像と、追尾したRGB画像のRをStellaImageで加算合成
6) 5)で作成したHα+Rと、分解したG、BをStellaImageでRGB合成
7) 6)の画像、3)の固定画像、短時間露光の画像をマスクを使ってPhotoshopで合成

自分で書いていて頭が痛くなってくるレベルの面倒くささ。
今回は無改造のZ6ⅡとZ20mmを使いたかったのでこうしました。
Zマウントの改造機が欲しくなりますね…。


DxO PhotoLab Elliteについては別記事にしたいと思います。
新規購入してみたところ、中々使えるソフトでした。

2022年ビクセンカレンダー入選

昨日家に帰ると、ビクセンさんから白い封筒が…
10/1にはウェブでは発表されていたようですが、2022年のビクセンカレンダー
私の作品を採用していただけました。


順番的に、もしかしたら表紙かも。。。


作品はこちら。昨年のふたご座流星群の写真です。
ふたご座流星群2020_2

その時の記事はこちら。



ここ2年は残念ながら落選だったので、今年もダメだろうなぁと思っていました。
思いがけず拾ってもらえて嬉しいです。


最近は天気にも恵まれず、モチベーションがかなり下がっていましたが
だいぶやる気が出てきました。

今週末はまた天気が悪くなりそう。
やる気があるうちに晴れてくれるといいんですけれどねぇ。
まあ、ぼちぼちやっていきます。

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