Shooting Stars - 北海道の星空の元で

天体写真を中心としたブログです。

2025年11月

かなり前ですが日高に遠征

11/15に日高に遠征してきました。

来年は午年ということで、馬頭星雲の撮影が目的です。
12年前に一度撮影したのですが、あまりにショボかったので使いまわしは避けたいところ。

夜半過ぎから月明りの影響を受けますが、まあ2時間も露光できればいいだろという判断。
夕方に出発、先に鵡川の道の駅併設の温泉へ。
セイコマで夕食を済ませてから日高の海岸へ向かいます。

風向き的には北風でしたので、海からの飛沫は無視できそう。
せっかくの海沿いですので、二兎を追って釣り竿も展開します。

VC200L+RD+Z6IIがセットアップできたタイミングでは、まだまだオリオン座が昇ってきたばかり。
悪シーイングでガイドは安定しませんでしたが、ある程度昇ってきたらいい感じです。

気温も高めだったこともあって、シーイングは安定していました。
時折風が吹くものの、ガイドに影響があるほどではありません。

アルニタクに酷いゴーストが出ていますが、まあこんなもんだろと思い特に気にせず撮影を続行。

釣りのほうはからっきしでしたが、撮影は順調。
ただ、夜半過ぎから曇ってくるはずが予報より早く曇ってきました。

ま、そこそこ露光できたこともありさっさと撤収。
フラットを撮影し、VC200LからZ6IIを外した時にリア用のプロソフトンがポロリと出てきました。
Z14-30mmのリアに着けていたソフトフィルターが外れてしまい、Z6IIのマウント部に落ちていたのに気づかなかったみたいですね…

流石にこんなにはゴースト出ないはずだよなぁとも思ったのですが、完全に後の祭り。
帰路につきました。

horsehead

撮影日:2025.11.15
撮影場所:日高町
露光時間:5分×27枚(総露出時間135分)
カメラ:Z6II(HKIR改造)
ISO:3200
望遠鏡:Vixen VC200L
レデューサー:レデューサーHD(138mmF6.9)
フィルター:ケンコー リアプロソフトン (No.50) ※間違えた
赤道儀:Vixen SXW
オートガイド:SS-One AutoGuider Pro
ガイド鏡:50mmF4
ガイドカメラ:ASI 120MM
画像処理:Adobe DNG ConverterDNG変換、Photoshop 2025でRAW現像、CCDStackでスタック、StellaImage 6.5でデジタル現像、StarNet2で星消し、Photoshop2025で最終調整

うーん、写りはかなりいいほうだったと思いますが、ゴーストのせいで台無しですねぇ…
まあ、年賀状用ですしわざわざ取り直すほどではないかなと

低緯度オーロラ遠征顛末

先週の水曜(11/12)の夜に低緯度オーロラ観測に行ってきました。

実は11/7にも低緯度オーロラチャンスがあったのですが、その時は不発。
ただ、11/9・10・11に連続して太陽フレアが発生
11/9の第1波は不発でしたが、11/10の第2波と11/11の第3波はチャンスがありそうでした。

11/9の時点では、第2波が11/10の朝9時くらい、第3波が11/10の夜10時くらいに地球に到達する予報でした。

第2波は間に合いそうにないですが、第3波は何とかなりそうです。

残念ながら第2波は予報通り、日本時間の朝9時に地球に到達
北米(特に東海岸)はオーロラ祭りとなっていました。

まあ第2波はともかく、第3波は観測できるんじゃないかと思い遠征に。
カムイミンダラさんにお声がけしたところ、少し遅くなるが来られるということだったので
安平で合流することとしました。


家を出たのが17時前、途中安平のセイコマでReal Time Solar Windを確認すると、がっつり南を向いていました。

急いで夕食を摂ってから現地へ。
まずは1枚。

18:00
_DSC9693_DxO
Z6II改+Z14-30㎜F4@30㎜F4 ISO3200, 10秒

着いた時点ではオーロラは出ていないと思っていましたが、こうして処理してみると出ていますね。

18:10
_DSC9697_DxO
Z6II改+Z14-30㎜F4@20㎜F4 
ISO3200, 15秒

流石にこの時点でオーロラが出ていることに気づきます。


18:33
_DSC9719_DxO
Z6II改+Z14-30㎜F4@24㎜F4 ISO3200, 15秒

なんとなく明るくなってきているような気が。



18:42
_DSC9748_DxO
Z6II改+Z14-30㎜F4@24㎜F4 ISO3200, 15秒

明らかに右側が明るくなってきています。
そこで少しズームして連射開始。


18:45
_DSC9755_DxO
Z6II改+Z14-30㎜F4@30㎜F4 ISO3200, 15秒

カーテンが左へ移動していきます。


18:48
_DSC9763_DxO
Z6II改+Z14-30㎜F4@30㎜F4 ISO3200, 15秒

この辺がピークでしたね。


18:53
_DSC9782_DxO

Z6II改+Z14-30㎜F4@30㎜F4 ISO3200, 15秒

ピークが通り過ぎた後も、微妙なカーテン上の構造が。


18:59
_DSC9798_DxO
Z6II改+Z14-30㎜F4@20㎜F4 
ISO3200, 15秒

光害と、木の左側にカーテンの先端が見えています。


19:10

_DSC9820_DxO
Z6II改+Z14-30㎜F4@20㎜F4 ISO3200, 15秒

アーチ状のオーロラが。この時点でカムイミンダラさんがいらっしゃいました。
少しだけお話ししつつ、カムイミンダラさんはすぐに撮影開始。

19:54
_DSC9864_DxO
Z6II改+Z14-30㎜F4@20㎜F4 ISO3200, 15秒

以降はオーロラの明るさが増すことはなく、地場も北向きに切り替わってしまい、オーロラは段々と暗くなってきました。



いつまで経っても改善しない状況、北方向の光害(由仁町?栗山町?)や、長丁場に備えてトイレにも行きたかったこともあり、21時くらいに一旦安平の道の駅へ、そのあと由仁町へ移動。

21:45
_DSC9879_DxO
Z6II改+Z14-30㎜F4@20㎜F4 ISO3200, 15秒

若干光害は改善してはいますね。ただ外灯が目立つといえば目立つ。
オーロラは全然、地場も北向きのまま。


このまま24時半くらいまで撮影していましたが、一気に雲が出てきたこともあり撤収。
衛星画像を確認したところかなり広範囲で曇っていたようで。

一応03時半で起きていましたが、特に衝撃波が到達した感じもなく。
諦めて寝ました。


翌日起きて確認してみると(午前は半年をもらいました)、04時に第3波が到達していたようです。予報より6時間遅れとなってしまったようですね。
スクリーンショット 2025-11-13 142304

衝突直後は磁場が北向きだったこともあり、そのあと南向きに切り替わってはいたものの、仮にもっと早く到達していたとしても、日本からは大したオーロラにはならなかったのではと思います。


まあ、いずれにせよ今回は大当たりとはいかなかったですね。
太陽活動のピークも終盤、チャンスはまだあるのでしょうか。




天文ガイド入選

天文ガイドに私の皆既月食の写真を掲載していただきました。

20250908


遠征記はこちら。



先月の天文ガイドにはカムイミンダラさんの作品が掲載されていました。
なので、今月号には皆既月食の写真は掲載されないだろうなぁと思っていました。
全国的に天候が良かったせいか応募数が多かったんですかね、今月も特集記事として月食の写真が多数掲載されていました。

多少雲はあったもののほぼ影響なく撮影できたので、なるべく統一感が出るように画像処理をしてみました。とはいえどのタイミングで赤い月と普通の月に切り替えるかは今後の課題ですね。

また来年の3月にも皆既月食がありますが、前回と同じく天候に恵まれるといいんですけれどねぇ。
夕方の現象なので撮影はしやすいですが、3月頭なのでかなり寒そうです。
シーイングも悪いと思われるため、VC200Lよりは71FLで挑んだほうが良さそうな気もしますね。

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