6/9~10の夜は、当地では珍しい好シーイングに恵まれ、
ベランダから月と惑星を楽しみました。

6/8~9も東京近辺ではシーイングが良かったようですが、
こちらでは25時くらいまでは全然ダメで、観測を辞めてしまいました。
もったいないことをしたのかもしれません。

共通パラメータ
鏡筒:VC200L+BORGコンパクトエクステンダーメタル(合成焦点距離3960㎜F19.8)
カメラ:ASI533MC Pro
フィルタ:SVBONY UV-IRカットフィルタ(Φ31.7㎜)

まずは月から。
ゲイン:350
露光時間:15ms
撮影フレーム:100枚
モザイク枚数:48枚(PhotoMarge)
画像処理:AS!3 上位50%コンポジット
SI6.5 マルチバンドシャープ
Photoshop 2020 ぶれの軽減
Topaz Denoise

20200609_MS_CameraRaw_解像度減_RS6_DenoiseAI_TopazAdjust

撮影も画像処理も大変でした(15000x12000pxくらいあったので)が、71FLの入選作は越えられたかなと。

以下備忘録:
Gain350は明らかに失敗。ノイズが目立ってしまったので、Gainは下げるべき
 ⇒次は100で試す。
Gainのせいもあるが、100枚では枚数不足。
 ⇒200枚くらいが良さそう。
極軸はきっちり合わせるべき。
 ⇒昼間の風景も活用する。

続いて木星。
ゲイン:400
露光時間:40ms
撮影フレーム:3000枚×4動画
画像処理:
AS!3 上位50%コンポジット
WinJUPOS Derotation
Registax6 Linked wavelet
Photoshop 2020 ぶれの軽減
Topaz Denoise
2020-06-09-1505_5_RS6_LW

修正版、LRGB合成しましたがあまり変わらなかったような…
2020-06-09-1505_5_RGB_RS6_LW-lrgb


最後に土星。
ゲイン:450
露光時間:80ms
撮影フレーム:3000枚×4動画
画像処理:
AS!3 上位50%コンポジット
StellaImage6.5 マルチバンドシャープ
Photoshop 2020 ぶれの軽減
Topaz Denoise
New2

木星や土星は画像処理でもう少し良くなる気もしますね…
でも、今までの作品よりはだいぶマシになったかと。

まあ、梅雨入り前に条件が良い晩に撮影できて良かったです。