今年もあと残すところ8時間ほど。
皆様いかがお過ごしでしょうか。


普段なら今日あたり実家の長野へ帰るのですが、
今年の年末年始はオンラインでの帰省となりそうです。

さて、いろいろあった2020年、振り返ってみたいと思います。

■ネオワイズ彗星
何で今来たんだよ、と多くの方が思ったことでしょう。
あと1か月後なら、8月は天候に恵まれたので多くの方が目にしたはずですが…

まあ、それも含めての彗星なのかもしれません。
180mm-5-2

これはブログ未公開の180㎜での写真。
あまりに色むらがひどく、途中で匙を投げていた画像です。
背面液晶に騙され露光不足で、画像処理は本当に大変でした…

改めて見ると、本当に美しい彗星ですね。
次にこういった彗星に出会えるのは何年後かわかりませんが、
今度はヒストグラム1/3~1/2まで露光するようにします。


■部分日食
わざわざ新潟まで行った部分日食。
金環日食や皆既日食には敵いませんが、天文現象はやっぱりいいものです。

天文ガイドに拾ってもらいましたが、天文年鑑にも掲載していただけました。
以前は本が送られてきましたが、今年は電子書籍でした。
時代の流れを感じますね~

20200621




■VC200Lの導入
今年は何といってもVC200Lと共にあった一年でした。
初めは月、続いて惑星、そして直焦点と活躍してくれましたね。
決して完璧とは言えない鏡筒ですし、中々ガイドは上手くいきませんが
じゃじゃ馬っぷりを楽しむ鏡筒かと思います。

初めから安定した撮影をしたいなら、それこそCCA-250やミューロンCRSなど
カチッとした筒を使うべきかなと。正に「プロの道具」といった雰囲気ですよね。

その点、VC200Lは「大人のおもちゃ」的な(変な意味ではなく)。
初心者がいきなり手を出すと大けがしますが、ある程度経験を積んだ
ベテランが手を掛けて使うのに向いているような。

補正レンズなしでもフルサイズでも点像になる鏡筒、
そしてレデューサーHDも加わり、発売から何年たっているか分かりませんが
ようやくVC200Lが活躍できる下地が整ったと思います。
R200SSもコマコレクターPHとの組み合わせが人気ですが、
それだけVixenに先見の明があったのでしょうね。

VC200Lの今年ベストを上げるならM42でしょうね。
Meanall2_MS

来年も活躍させてあげたいものです。


コロナもあり、いろいろあった年ですが、天体観測を続けつつ
大きく体調を崩すことなく過ごせたのは幸運でした。
来年はもっと良い年になるといいですね。

今年は大変お世話になりました。
皆様、良いお年をお迎えください。