Shooting Stars - 北海道の星空の元で

天体写真を中心としたブログです。

パソコン

パソコン新調ーAMD ”Ryzen”の性能やいかに

久々のパソコンネタ。画像処理に使っていたパソコンを新調(というか自作)しました。
54e9ea2a.jpg


今までに使っていたのは2010年に作ったもの。

実は2年前くらいから新調しようと思っていたのですが、
なかなかAMDの新CPUが出てこない…
首を長くして待っていました。
ようやく3/3に発売したので、0時00分00秒にF5連打してゲットしました。
(ご存じない方も多いと思いますが、自作業界ではRyzenブームが沸き起こっております。
マザーボードはすべて売り切れ状態、CPUも入手困難です。

新旧PCのスペック比較はこちら。

旧P
C
新PC
CPUAMD Athlon X4 640(3.0GHz, 4C4T)AMD Ryzen 7 1700 (3.0GHz, Turbo Boost3.7GHz, 8C16T)
マザーボードASRock 870 Extreme3ASRock X370 Gaming K4
メモリ16GB, DDR3-1066Crucial Q4U2400CM-16G(64GB, DDR4-2400)
ストレージ(システム) TOSHIBA THNSNS120GBSP (120GB SSD, SATA3接続)Crucial CT275MX300SSD1(275GB SSD, SATA3接続)
ストレージ(テンポラリ)なしNetac N560S(240GB SSD, SATA3接続)
ストレージ(データ)Western Degital WD25EZRS+WD30EXRX(2.5TB+3TB, SATA3)Western Degital WD30EXRX+WD30EZRZ(3TB+3TB, SATA3)
グラフィック玄人志向 RH5770-E1GHD/DP/G3(HD5770, 1GB)HIS HS-470R4LTNR(RX470, 4GB)
光学ドライブLG BH10NS30(BD-R/BD-RE,DVDスーパーマルチ)HLDS BH14NS58BL BLK(BD-R/BD-RE,DVDスーパーマルチ)
電源Huntkey BALANCE KING BK-5000 (500W、Max600W)玄人志向 KRPW-RS600W/88+(600W)
ケース2004年に買った安物Antec P100
OSWindows 7 Professional 64bit DSP版Windows 10 Professional 64bit DSP版

細かな違いはおいておいて、CPUがRyzen 7 1700(8C16T) へ大幅に強化されたのと、メモリが64GBと4倍に、
それとテンポラリ用にセカンドSSDを追加、OSをWindows10にしたことが大きな変化です。

メモリはなるべく欲張って、ストレージはSSD、他はどうでもいいというコンセプトで来ましたが、
天文ソフト、特にCCDStackがCPUバカ食いで、CPUが追い付かなくなってきました。
ついでにD810Aがメモリバカ食いで,16GBでは全然足りない。

諭吉さんが18人ほど吹き飛びましたが、どの程度早くなったかというと。。。

1.定番ベンチマーク(CINEBENCH R15)
あくまでもCPUだけのテストですが。。。
fc4b8d3f.png

うひょー、速えー!!

668dcf2d.jpg


このスコアって、12C24TのXeonを超えるんですよね。
あ、圧倒的じゃないか…

まあ、あくまでもベンチマークはベンチマーク。
実際の画像処理が重要。

2.RAW現像
f950e585.png

ほぼCINEBENCHと同じで、旧マシンの約5倍の性能がでていますね。
ストレージの書き込みが上がってはいると思いますが、ほぼCPUの性能ってことでいいんではないでしょうか。

実際、CPU使用率はほぼ100%で、Ryzenの性能が十分に発揮されたと言っていいでしょう。


3.CCDStack
01ba3145.png

読み込み、Registerは約2倍、Possion RejectとMean合成は約3倍。
ただ、時間がかかっているのが読み込みとRegisterなので、全体でみると約2倍程度の速度アップでした。

タスクマネージャーを見るに、位置合わせ、Possion Reject、Mean合成はマルチスレッドで
動いているみたいですが、CPU使用率は100%にならず。
他はシングルスレッド動作で、全部がマルチスレッドでは動いていないみたいですね。

まあ、CPUが全てではありませんが、ソフトによって8C16Tを活かせるかは
異なるようです。


4.まとめ
Ryzenの性能は本物ですが、天文向けでいうと
ソフトによって性能を発揮できるかできないかが異なるようです。

ただ、BIOSやらUSBやらに不具合があるようで。
まあ、BIOSはAsrockが悪いだけですが…
私もメモリ4枚刺した状態で組み立てたら起動せず、冷や汗書きました。

今後、Ryzen 5で6C12T、4C8Tが出るようで。

本命はRyzen 5 1300でしょう。2万弱で、7700Kを喰ってしまいそうな
スペックです。このCPUの価格なら、BTOで6万くらいで手に入るかも!
その頃にはBIOSやらUSBやらも大丈夫でしょうから、そこにメモリを追加するのが一番賢いかと。

かなりの投資になったので、活躍させてあげたいですね。

やらかしました

最近更新が滞っておりましたが、実は私のPCの

OSがクラッシュする

というトラブルに巻き込まれ(というか自分のせいなんですが)
今日の昼まで四苦八苦していました。

何とか復帰できましたので、記事をアップしたいと思います。

事の発端は08日。
所謂「3GBスイッチ」を日本で入れ忘れていたことに気付きました。
そこで、ネットで調べて"boot.ini"をちょちょいと編集したのですが
再起動したところ、windowsの画面は表示されるものの
それ以降画面が変化しません。

しまった、と思ってセーフモードでの起動を試みましたが失敗。

この時点で激しく後悔しましたが、もはや後の祭り。
今回は5Dくんとsakumaくんがいたので、5DくんのPCを借りて
ネットでいろいろ調べてみました。

方法はいろいろ思いつきましたが、やはりCD-Rから
緊急起動ディスクや回復コンソールディスクを使用するのが
手っ取り早そう
です。
Knoppixなどを使用する方法もありますが、Wi-Fiの速度を
考えると現実的でありません


ここで問題が。
私のLet's noteには光学ドライブがありません…
もちろん札幌ならどこでも手に入りますが、ここはNZの田舎なわけで。

良く考えてみると、来る途中に寄ったアッシュバートンという町の
マックの隣に電機屋がありました。

仕方なく、片道120kmの道のりを車で走り、例の電機屋に行ったのですが
いつもはあるんですが、売り切れです。しばらく入荷してないですよ
だそうですorz

一応もう一軒それらしき店があったので、その店員さんに聞いてみると
もう3週間は入荷していない、サプライヤーの方に問題があるのではないか
とのこと。

となると、仮にクライストチャーチまで戻ったとしても
無い可能性もあります。

しかし、店員さんが気を効かせてくれ、もう一軒PCを扱っている店があるから
行ってみてはどうか、と親切に教えてくれました。

で、行ってみると、
なんと1つだけ残っていました!!!
CD-Rを忘れずに購入、上機嫌で宿へ戻ってきたまではいいのですが、

そこからPE-builderというソフトでの救出を試みますが失敗
これはsakumaくんのXPがOEM版だったせいか、ライタがおかしかったせいか…

次に回復コンソールディスクを作成しましたが、こちらもあえなく失敗
"XPのsp2ディスクを入れてください"とのメッセージが。

最後の望みをかけて、緊急起動ディスクを作成し
試してみましたが、またもや失敗。
CD-R版の手続きはかなり煩雑でしたが…

手順には問題がないはずなので、よくよく考えてみると
ライタのneroが怪しい…
そこで別ソフトでイメージを書き込んでみたところ、

無事に起動!!!

すぐに"Boot.ini"を元に戻しました。

教訓。
旅先で余計なことしちゃダメですね。


当然と言えば当然なんですが。
どうしても帰宅までに画像処理を終わらせたかったので、
欲張ったのが裏目に出ました。

sakumaくん、5Dくん、迷惑かけてすまなかった。
どうもありがとう。

今日は落ち着いて撮影できそうです。
天気も曇っていましたが、大分回復してきました。






HDD交換

画像処理用に組んだPCのHDDが昨年末から不調でした。
CHKDSKを回してみると、不良セクタがちらほら・・・

修復を試みると上手く行ったのですが、しばらくすると
またもや不穏な動きを。

就活中はメインマシンは使う必要が無かったので放置していました。
HDDの値段も高かったので、就活が終わるころには安くなっているだろうと
思っていました。

しかし全然安くならない・・・
流石にSSDオンリーは厳しいので、痺れを切らして買ってしまいました。

31018605.jpg


Western Degital社製のWD25EZRSです。

2.5TBのHDDで、¥10.5Kでした。
GB当りの値段ではこれが一番安いようです。

ただ、2GB以上のHDDの場合はフォーマットの形式が
お馴染MBRではなくGPTでないとちゃんと容量が認識されないようです。

いろいろ面倒なのかな、と思いましたが、
フォーマット形式をGPTに選択、あっという間にフォーマットが終了。
拍子抜けするほど簡単でした。

システムディスクでないのなら特に問題なく使えるみたいですね。
これでしばらくはHDD容量で困ることはなさそうです。

ついでに研究室のPCで不調だった320GBのHDDを取り外し、余っていた500GBを
移植しました。

新月期に向けて

今日はサークル会館で、壊れていたスカイメモの架台などの修理を行い、
準備は万端です。

後は天気ですが、週の中で一番忙しい金曜が晴れるみたいで・・・
土曜が晴れてくれれば文句なしなのですが、そうも行かないみたいです。
何とか時間を作って遠征したいですね~。

EeePC901-Xの電源について

私はくっしーさんと同じくASUSのネットブック、EeePC 901-Xをガイド用として使っています。
当初はバッテリーの持ちも良く、快適だったのですが、去年の冬合宿で酷使しすぎたせいもあって
去年からどうもバッテリーの持ちがよくありませんでした。

ガイド用としては十分すぎるスペックですし、売っても二束三文にしかならないでしょうから、
社外バッテリーを買うことにしました。

http://www.amazon.co.jp/%E3%83%AD%E3%83%AF%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%91%E3%83%B3-ASUS-EeePC901-X-Eee-PC-1000H-X%E3%81%AE-AL24-901-%E5%AF%BE%E5%BF%9C%E3%83%90%E3%83%83%E3%83%86%E3%83%AA%E3%83%BC/dp/B002HG8RGY/ref=sr_1_9?ie=UTF8&qid=1295363431&sr=8-9

純正のバッテリーが6600mAhですから、11000mAhだと約2倍の容量になります。

開封してみました。すると・・・



結構厚いですね~。純正と比べるとかなり厚みが違います。



取り付けてみると、角度が斜めになります。まあ角度が付くのでむしろ使いやすいかもしれません。



フル充電してみたところ、Bluetooth、WLAN、Onboard Cameraを全てOFFにすると「残り11:38」と
表示されました。確かデフォルトのバッテリーで同じ条件だと6時間くらいだったと思いますので、
ちょうど2倍くらいは持ってくれそうです。

もちろんガイドソフトを起動しますので、実際は夏場で8時間くらい、冬場だと5時間も持てばいいほうだと
思いますが、これで安心ですね。


それと、くっしーさんが冬合宿でシガーソケットから直で接続できるEeePC用のアダプターを使っており、
私も欲しくなったので探してみました。

すると、くっしーさんがお使いのものはもうディスコンで、代わりにこんなものがありました。

http://www.amazon.co.jp/%E8%87%AA%E5%8B%95%E8%BB%8A-%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%82%A2%E3%83%80%E3%83%97%E3%82%BF%E3%83%BC-Asus-EEE-901-X%E7%94%A8/dp/B001IF3V7A/ref=sr_1_30?ie=UTF8&qid=1295364274&sr=8-30

見るからに怪しいですが、まあ1580円ならいいか、と思ってバッテリとともに注文しました。

届いてみると”Input 12.6V Output 12V 3A”と書いてありました。
Outputは何の問題もありません。しかしInputはカーバッテリーなら12-14Vくらいまでは変化するはずです。
Amazonの商品説明にもそう書いてありました。

うーんこれは怪しい、と思って中を見てみると・・・

aba00b60.jpg


コンデンサーしか入ってないじゃねーか!!!!!


一応LEDもありますが・・・

裏返してみると、一応ダイオードが入っていました。
(ぶれていてすみません)

2bf6a1eb.jpg


ダイオードによる電圧降下により、確かに入力が12.6Vなら12Vが出力されます。
ヒューズとダイオードだけですので、3Aの電流でも余裕でしょう。ショートの可能性も低いです。

ですが、入力が低下するともちろんダイオードだけですので出力も低下します。
11.6V前後になったときに、EeePCは11V以下では動作しないみたいですので、バッテリーモードに
なることでしょう。

バッテリーを外して、直で接続する分にはそれほど問題なさそうです。少なくとも
カーバッテリー直よりはダイオードによる電圧降下とヒューズによるショート防止の効果があるのでマシです。
ただバッテリーが付いていると、入力電圧が安定しないのはダメですね。

ま、安物なんてこんなもんですかねぇ。ここまでステキだと文句をいう気にもなれません。



で、どうするか

今はDC-ACコンバーターで一度ACに変換し、純正のAC-DCアダプターを使っていますが、
これはかなり効率が悪いです。これもEeePCシリーズが12Vで動作するせいなんですよね・・・
普通の人たちは別に不便ではないと思いますが、我々としては厄介です。

12V付近から12Vに変換するのはZUS251212なんてものもあります。SXWの電源に使っています。
http://jp.rs-online.com/web/0138293.html

ただ結構お高いですし(5000円以上します)、次に買うネットブックは12V動作のものにはしたくないので
昇圧型DC-DCコンバーターで一度昇圧し、D40外部電源でも使用したDC-DC電源を使うことにします。
最初からそうすればよかったですね。週末にでも作ろうと思います。

PC静音化

新しく組んだPCのパフォーマンスには満足していましたが、一つだけ問題が。

動作音が猛烈にうるさいです。

発生源はどうやらCPUのようでした。

AthlonⅡX4 640を買ったときに、店員さんに「CPUファンが小さいのでうるさいですよ~」と言われたのですが、
まあ大したことないだろう、と思っていました。

ところが、実際に組んでみると余りにうるさく、それほど音は気にしないのですが耐えられなくなりました。
そこでCPUヒートシンク+ファンを買ってきました。

ドスパラにいって、「AthlonⅡの640を使っているのですが、取り付けが難しくなく、そこそこ静かでそこそこ冷えてくれるものってありますか?」と言う質問をしたところ、これを勧められました。

caab9d68.jpg


サイズのSAMURAI ZZ」というクーラーです。2480円なり。
もっと巨大なやつもありますが、そこそこの大きさでそこそこ冷えてくれるそうです。

リテールクーラーと比較するとかなりデカいですね~。

4926433c.jpg


熱伝導グリスをつけて、っと、







取り付けてみました。取り付けも金具を2つつけて、リテールのクーラーと同じように取り付けるだけでしたので、
マザーをわざわざ取り外す必要もなく、一瞬で終了しました。

起動してみると、あれ??
なんだかうるさいぞ??

耳を近づけてみると、どうやら背面のケースファンがうるさいです。
そういえばマザーにコントロール機能があったな、と思ってやってみましたが、安物ケースのへっぽこファンがPWMに対応しているはずもなく。無駄に2000rpmで回転しているのも影響しているようです。

そこで、回転数が控えめで静かなファンを買ってきました。
見た目は全く変わらず。1400rpm、12.0dbということで、PWMには対応していませんが大丈夫でしょう。
880円でした。ちょっとケチってしまいました。




接続して、恐る恐る電源ON!!



・・・



ん??電源着いてる??




びっくりするほど静かです!

いやー良かったです。余計な出費かもしれませんが、3000円ちょっとならまあいいってことにします。



今週の予定

昨日は晴れたみたいですが遠征できず。
土曜は空けておいたのですが、嵐になってしまいそうです。
日曜は晴れそうですので、日・月に遠征することになりそうですが、十勝まで行かないと行けなさそうですね。
もう少し近間で済ませたかったのですが、まあ仕方ないですね~。


ギャラリー
  • 天文ガイドに掲載していただけました
  • 夕張遠征
  • 夕張遠征
  • 夕張遠征
  • オーロラ&ペルセウス座流星群遠征詳細
  • オーロラ&ペルセウス座流星群遠征詳細
  • オーロラ&ペルセウス座流星群遠征詳細
  • オーロラ&ペルセウス座流星群遠征詳細
  • オーロラ&ペルセウス座流星群遠征詳細
アーカイブ